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リアルで女声で無口な僕が幻想美少女に!?~美少女Vチューバー達にヴァーチャルワールドでは愛されて困っているボクのゲーム実況録~  作者: 鮎咲亜沙
第4章 あらたなる伝説へ⋯⋯

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#079 ゆーみんの切り抜きチャンネル特別編 Vチューバーたちの冒険世界ベータ版 第1日目のダイジェスト!

 この動画アーカイブは、アリスたちの『ロールプレイング・アドベンチャーワールド』ベータ版の第1日目の切り抜き動画である。


 ── ※ ── ※ ──


 チャプター1 『話を聞かないアリス』


 [神よ、どうかこの国を救う勇者様を⋯⋯]


 そう祈るミランダ姫の前にアリスは召喚された。

 そしてアリスはそのまま王の前に連れていかれるのである。


 [おお⋯⋯我らが呼びかけに応じて召喚されし勇者よ! そなたの名を聞かせてくれぬか?]


「はい、ボクの名前はアリスです」


 そんな話はソコソコに、この物語の舞台設定をアリスはざっと流して聞きながら⋯⋯。


「はぁ⋯⋯ミランダ姫ってかわいいよねー、これクリアしたらボクと結婚するのかな?」


 などと言っていた。


【www】

【ルーミアが怒るぞw】


「なんでルーミアが怒るの? どうせゲームのキャラじゃん姫様って。 ノーカンだよ、だから浮気じゃないし⋯⋯」


【浮気です】

【浮気だな】

【報告します】


「ああー、ルーミアにはチクらないで!」


【アリスはほんとルーミアが好きだな】


「だって当然じゃない、猫耳のクールデレ美少女⋯⋯最高じゃん」


【わかるw】

【否定できんw】


「それともボクが姫様に夢中になれば、ルーミアは嫉妬してくれるかな? ⋯⋯いや、ナイナイ」


【うーんどうだろう?】

【ルーミアもアレでなかなか距離感あるVチューバーだからなあ⋯⋯】

【その中でもアリスには心を開いている方だよなあ】


「そうなの?」


【うんまあ】

【アリスにはデレてるほうだよなあルーミアは⋯⋯比較的】


「じゃあボクはやっぱり、ルーミア一筋でいきますね!」


【なにがやっぱりなんだかw】

【突然の告白に草w】


 こうしてアリスはその後、王様からもらった1000Gにケチを付けながら城を出たのだった。


 ── ※ ── ※ ──


 チャプター2 『ルーミアのキャラクリエイト』


 これはルーミアのチャンネル視点の、彼女のキャラを作っているところだった。


「うーん、難しいなあ⋯⋯」


【ルーミアはあんまり絵がうまくないからなあ⋯⋯】

【ルーミア画伯(笑)だしwww】


「うるさい! コレは絵描きとは違うし!」


 そうリスナーと話しながらルーミアは、ゲーム用のアバターの見た目を作っていた。


「問題はココ、ね⋯⋯」


 ルーミアはおっぱい増減のシークバーを弄る。


「おー、乳袋だー」


【やめとけw】

【バカにされるぞwww】


「いいじゃない、ちょっとくらいは⋯⋯おー、す・ご・い」


 その後一通りたゆんたゆんを堪能したルーミアは、適切な値に戻した。


「⋯⋯このサイズの79と80にはすごい差があるにゃー」


 このゲーム、バストサイズの調整が79までは滑らかな増量なのに、80にしたとたんに急にワンランク上になる仕様だった。


「⋯⋯逆に80超えたら、85くらいまで大して目視では変化がわからないよね」


 その後なんどもルーミアはバストの数字を79と80を行ったり来たりするのだった。


「よし、これで完成! 私のルーミア可愛いよねー。 ⋯⋯かわいいでしょ、みんな?」


【あ、はい】

【カワイイヨ】

【ワイはなにも見てません】


 こうしてルーミアの、ちょっとだけ乙女のプライド(おっぱい)が増量されたゲームアバターは完成したのだった。


 ── ※ ── ※ ──


 チャプター3 『ネーベルの買い物』


 ネーベルは王様からもらった1000Gで買い物に来ていた。


「へい親父さん! 商品見せてくれよね!」


 ネーベル、商品ラインナップ確認中⋯⋯。


「これなかなか面白いよねー。 最初っからどんな種類の装備も3段階売ってるのは」


 例えば剣なら⋯⋯。

 120G『木刀』攻撃力6

 450G『ブロンズソード』攻撃力12

 900G『鋼の剣』攻撃力22

 だった。


「このゲームは⋯⋯右手、左手、頭、胴、腕、足と装飾品の計7つまで装備できるのか」


【ふむふむ】

【全身最高級品にするなら約5000Gか⋯⋯】


「なるほど⋯⋯ね。 つまり『ブロンズソード』と一番安い防具一式でだと⋯⋯1050Gになるのか?」


【よくできました】

【ネーベルちゃん計算できてエライ】


「バカにしないでよー、私だってこのくらいの算数ならできるもん!」


 その後ネーベル、いろいろ思案中⋯⋯。


「⋯⋯この50足りないのって悪意あるよねー、このゲームは⋯⋯」


【絶対最初は綺麗に揃わないな】

【逆に個性が出るよね買い方に】


「わかるけどさー。 ああ、あの使えない顔だけの騎士団長の装備売っぱらって軍資金稼ぎたい!」


【www】

【それが勇者のすることかw】


「えーでも、呼び出した勇者に1000Gだけとかないよねー、せめてここの最高級装備一式くらいタダで寄こせっての!」


【せやな】


「よーし決めた! へい親父! 一番いい剣を頼むぜ!」


 こうしてネーベルは900G支払って、街売り最強の『鋼の剣』を購入したのだった。


【潔いw】


「だってRPGの序盤は防具より武器だよ! サクサク敵の数減らした方がダメージ少ないもん」


【まあそうだな】

【一理ある】


「それで防具は⋯⋯あと100Gしか残ってないし、何か1個買ったくらいじゃ大して変わんないよね。 このままでいいか!」


 こうしてネーベルは最強の剣だけを購入してあとは、初期装備の『布の服』だけという偏った装備で冒険を始めるのだった。


 しかし現実には『ちから』の高いネーベルだと『鋼の剣』は過剰戦力で、その分防具にお金を回すべきだったのである。


 ── ※ ── ※ ──


 チャプター4 『みどりん騎士団長にまとわりつく』


 みどりんは王様からの話を聞き終えて1000G受け取った。


 しかしアリスのようにすぐに飛び出さずに、そこにいる兵士たちに丹念に話を聞くのだった。


「全員と話すのは、RPGの基本だからね」


【うーんみどりんはオールドスタイルだなあw】


「だれがババアですって!」


 そうリスナーと言い争いながらみどりんは、騎士団長に話しかけた。


 [勇者様どうかこの国をお守りください その間の姫⋯⋯いえ この城の警護は俺がつとめます!]


「⋯⋯やだイケメン、私の好み!」


 [勇者様どうかこの国をお守りください その間の姫⋯⋯いえ この城の警護は俺がつとめます!]

 [勇者様どうかこの国をお守りください その間の姫⋯⋯いえ この城の警護は俺がつとめます!]

 [勇者様どうかこの国をお守りください その間の姫⋯⋯いえ この城の警護は俺がつとめます!]


【何回も話しかけるなw】

【みどりんはさあw】


「騎士団長のガラン君、私あなたの為に戦ってこの国を平和にしますね!」


 そう言ったみどりんはその後も、城の人に話しかける。


 [騎士団長とミランダ姫様⋯⋯じつは愛し合っているそうよ! きゃー!]


 城の厨房のメイドに話しかけたみどりんは硬直する。


「⋯⋯はっ? 私のガラン君にあの姫がくっついてるの? ふざけないでよね! 私が先に目を付けたんだから!」


【いやいやみどりんの方が後だろ】


「シャラープッ! だまれ! ⋯⋯っち。 あのビッチ姫、(ピー)されないかしら?」


【www】

【ストーリー的にはあり得るかもw】


「あ⋯⋯ネーベルちゃんから連絡来た『部屋来れる?』って」


【はよいけ】


「そうするか⋯⋯はあ~ガラン君、私のガラン君が~」


【www】

【未練がましいなw】


「ガラン君、NPC枠で仲間にならないかしら?」


 ── ※ ── ※ ──


 チャプター5『転売ヤーなVチューバーたち』


 これはスライム20匹をようやく倒してギルドに戻って来た時の事である。


 [ありがとうございます。これでこれからは元の値段でポーションを販売できます!]


 このギルドのメッセージを見て──。


「よっしゃ! 予想通り!」

「いえーい、初クエストクリア!」

「みんなおつかれー!」

「やったね、みんな!」


 そう喜び合っていた。


 [初回ボーナス:ポーションを5個もらった]


「おお! 追加報酬キター!」

「あの200Gもしたポーションが5個も!」

「つまり1000G相当⋯⋯気前いいわね!」

「ありがとう!」


 そう喜び合うVチューバーたちだった。


「⋯⋯でももう安売りしているなら、このポーションの価値は大暴落してないか?」


「だね」

「そう考えるとびみょーよねー」


「みんな、素直に喜ぼうよ⋯⋯」


 そして何の気なしにアリスがギルドの売店に、ポーションの値段を確認しに行ったら⋯⋯。


「おい! みんな! まだポーション200Gのままじゃん!」

「え? ホントに?」


 それに習ってみんなも売店をチェックする。

 するとアリスの言う通り200Gのままだった。


「⋯⋯これ宿屋とか泊まって時間経過したら値段変わるのかな?」

「だね」


 みんなはギルドを出ようとする、しかしアリスが──。


「⋯⋯売るか、ポーション?」


「え?」

「え?」


「なんでよ?」


「いま売ったらこの半額の100Gで売れるし⋯⋯」


 そしてアリスは本当に全部売ってしまった。


「500Gの稼ぎ⋯⋯旨すぎる」


「スライム1匹で4Gだからな⋯⋯」

「よし売っちゃいましょう!」


「せっかくの報酬を売るなんて、いいのかな?」


 こうしてアリスにそそのかされたVチューバーたちは、全員手持ちのポーションを全部売ってしまった。


 そしてギルドをいったん出て再び戻って売店を見ると⋯⋯。


「あっ! ポーションの値段20Gになってる」

「どうやら一回外に出るのがトリガーだったみたいだね」


「仮に今ポーション5個買い戻しても400Gの黒字⋯⋯こっちが真の報酬だったわけねこのイベントの」


「⋯⋯ぜったい違うよ、それ」


 こうして大金稼いでウハウハなゲーム熟練組のアリスとネーベルとみどりんだった。


 しかし初心者のルーミアだけが終始、罪悪感にさいなまされていたのである。


【アリスさっそく裏技見つけてて草w】

【あくどい転売ヤーですなwww】

【これを『アリス式転売金策』と名付けようw】

【さっそく攻略ウィキに更新されてて草w】


 しかしこの時の稼ぎと今までの所持金を合わせてルーミアは『見習い魔女ローブ』を購入して、やっと駆け出し魔女らしい姿になったのである。


「えへへ⋯⋯似合うかな?」

「やっぱり可愛いなールーミアは」

「ありがとねアリス!」


「ねえアリス! 私の『鉄の鎧』はどうなの!?」

「あーカッコいいよシオンも」


「私の『詩人の服』も褒めなさいよね、アリス!」


 こうしてVチューバーたちはようやく様になる装備に更新できたのだった。

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銀色の魔法はやさしい世界でできている~このやさしい世界で最後の魔女と素敵な仲間たちの夢見る物語~
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価格変動前後のプレイヤー間取り引きや、サブキャラ間倉庫の使用を制限しておかないと、20Gのキャラで買って、200G(売値100G)キャラで売る、増殖バグになりますね。
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