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リアルで女声で無口な僕が幻想美少女に!?~美少女Vチューバー達にヴァーチャルワールドでは愛されて困っているボクのゲーム実況録~  作者: 鮎咲亜沙
第6章 幻の偶像

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#140 幕間『女の子たちの秘密のお話』

「じゃあ留美さん、また後で。 僕はこっちで着替えるから」

「うん。 じゃあまた後で、アリスケ君」


 そう言って私たちはアリスケ君と別れて、みんなで一緒に女子更衣室に向かった。




 ここで私たちは私服からモーションキャプチャー用のスーツに着替えるのだ。

 女性スタッフが私たちにスーツを用意してくれて着替えの手伝いをしてくれた。


 この時に周りの女性たちのスタイルの良さを嫌でも見てしまう⋯⋯。


「おおー! 紫音ちゃん、また胸が大きくなりましたね! いいなー!」

「ちょっとやめてよ! いのりさん!」


 そうふざけ合っているのは紫音と神崎アカメの中の人だった。


「そうね~、紫音ちゃん普段なに食べてるの?」

「え~、冷凍ピザと牛乳くらいだけど? てか⋯⋯身長が全然伸びないんだよ! なんでさ!」


 みどりさんの質問に紫音さんがキレていた。


 ⋯⋯牛乳かー、私も飲んでたんだけどな。

 私の場合は身長が高い方がバスケが有利だからずっと牛乳は飲んでいたが⋯⋯あまり効果を実感しなかった。

 しょせんは都市伝説だったのだろう。


 しかし紫音さんはそれで胸を手にいれた?

 神様、不公平ではありませんか!


「でもアリスが男ってのは、ほんとビックリだよなあー!」


 そう大声で話すのは、る〜とイエ朗さんだった。


『だからアイは言いました。 アリスは男の娘だと』


 そうアイの声がアカメさんのスマホから聞こえた!?


「今のアイの声?」

「そだよ! 私のスマホはアイちゃんと繋がってるので!」


 私の質問にアカメさんが答えてくれた。


「ちょっとそこのポンコツAI! 有介が83%くらいの男ってのはまあいいけど、なんで私が96%しかないのよ!」


 そう真樹奈さんがアカメさんのスマホに向かって問い詰めていた⋯⋯。


「はっはっはっ! マロンさん。 僕なんか92%だけどアイは女だって断言だったんだから、96%さんも十分に女扱いさ!」


「じゃかっしい! 私とイエ朗の差が4%!? 納得いかないわ!」


 たしかに⋯⋯真樹奈さんのお気持ちも、わからなくはない。

 ああ見えて真樹奈さんのスタイルはかなりいい方だ。

 それに比べてイエ朗さんの胸は⋯⋯私から見てもかなり無残な絶壁だった。


「その僕との体脂肪率4%差のおっぱいを揉ませてください! マロンさん!」

「べつにいいけど、イエ朗あんたの胸も揉ませて」


「いいよいいよ! これが等価交換! おっぱいの錬金術ってやつさ!」


「真樹奈!? なんでそんなやつなんかに!」

「お! 君がエイミィさんか! ほんとに大きいね! あなたのも揉ませてください、僕の揉んでいいから」


「ふざけるな! 私の胸を揉んでいいのは真樹奈だけなのよ!」

「んー残念! 嫌がる人には無理強いしないのが僕のポリシーなので!」


 そう大声で変態発言するイエ朗さんだった。


「私もヤダ」

「アカメはアイドルなので却下です」

「近づけば国際問題にしますよ?」


 紫音、アカメ、リネットは、おっぱい揉まれたくない同盟だった。


「⋯⋯私も嫌です」


 私もそっちに参加する。


「こんなオバサンの胸くらいならいくらでも揉んでいいよ」


 うーん、オレンジママさんは大人の貫禄だなあ⋯⋯。


「いえ奥様! 旦那様に申し訳ないので、ご遠慮します!」


 そうキッパリとオレンジママさんには手出ししないイエ朗さんだった。


『あの、一応言っておきますが皆さんの胸のサイズと私の女性らしさの診断結果は無関係ですよ?』


「そうなのアイちゃん?」


『はいです。 そもそも現実での体形のデータは無かったので。 なので声質や会話に含まれる話題の選択などから、何%くらいの女性だと診断しました』


「ほうほう、それで僕は92%なのか~」


『る〜とイエ朗は作家の方なので、時々男性視点の会話が多くてノイズとなりその結果です。 そもそも公式データに女性だと明記されていますが』


「ふむ⋯⋯じゃあマロンはなんで96%?」


 突っかかるなあ真樹奈さん。


『マロンは女性Vチューバーの方へのセクハラ発言がかなり多くて、話題選びが男子中学生くらいの判定だったのです』


「なんだと!」

「わかる! そう、そうなのよ!」


 真樹奈さんは怒ってるけど映子さんんは納得のようだった。

 私も⋯⋯わりと同感だな。


「よーし、こうなったら全員の診断結果教えろ! このAI!」


『いいですよ。

 マロン96%

 エイミィ99%

 ルーミア97%

 ナージャ98%

 ジュエル94%

 あくみん99%

 ネーベル・ラ・グリム・紫音94%

 ブルーベル88%

 風巻みどり97%

 る〜とイエ朗92%

 オレンジ・ママレード99%

 神崎アカメ100%

 ⋯⋯以上です』


 このアイの分析結果に私たちは──。


「私ってエイミィさんよりも女じゃないの?」


『はいエイミィは女性らしいメンタルの持ち主です、ルーミアはやや少年のようなさっぱりした感性なので』


「うーん、たしかにそうかも」

「きゃー、私ってば女らしいって真樹奈!」


 ⋯⋯けっこう納得いく基準かもしれない。

 映子さんの嫉妬深い言動はたしかに私よりも女らしいし⋯⋯。


「えー! 私が94%!? マキ姉より下なのお~?」


 紫音さんがブーイングしている。


『ネーベル・ラ・グリム・紫音の話題の多くは、あまり女性の好まないタイプのゲーム内容が多すぎるのでこの数値です』


「はっはっは! だってさ94%!」

「うるさい! この96%が!」


 そう真樹奈さんと紫音さんが喧嘩していた。

 ⋯⋯やはりAIは人を争わせるのか。


「んー、そうなると私の97%はけっこう評価してもらえたほうね」

「私は99%なのかい?」


『はい、みどりはそのままです。 オレンジ・ママレードは主婦としての話題が多すぎるのでその数字です』


 そして小さな声で意見する人が居た。


「あの⋯⋯なんで私は88%なのでしょう?」


 リネットだった。

 確かにダントツで低い⋯⋯私から見てもとても魅力的な女の子なのに⋯⋯なぜ?


『ブルーベルは、データの収集時期で声からのイメージが大きく変動したためです。 初期のブルーベルは少年寄りでした。 現在のブルーベルはちゃんと女性です。 なので現在までの平均だと88%という数字なのです』


「⋯⋯そっか」


 どうやらリネット的にも心当たりはあったらしい。


「⋯⋯ちなみに私の初期だけと今だけなら、それぞれ何%になりますか?」


『ブルーベルのデビューから1月間だけのデータなら女である確率は82%です。

 ブルーベルの最近の1月間だけのデータなら94%です』


「⋯⋯そうですか」


「たしかに最初の頃のブルーベルのイメージは、そんな感じだったなあ」

「だんだん可愛くなったもんね」

「最初の方は男兄弟の末っ子みたいだったのに」


 と、紫音たち虹幻ズメンバーも頷いていた。


「82%⋯⋯アリス以下かあ」


 なんかリネットの落ち込み方がヤバかった。


「アイちゃん! アカメは100%なの?」


『はい、アカメはいつも可愛く魅力的な女の子です』


「きゃー! アイちゃんありがと!」


「テメー! 贔屓してんじゃねえぞ、このAIがよおぉ!」


『アイは贔屓などしません。 データによって出た結論を言ってるだけです、この96%』


「なんだとやんのか、このAIがよおおぉ!」


「ちょっとマロンさん、やめてください! これアイちゃん本体じゃなくて私のスマホなんだから!」


 そんな時だった。


「あの! 時間も押してますし、そろそろスタジオへの移動をお願いします!」


 そうスタッフさんに怒られた。

 そしていそいそと私たちは移動するのだった。


「おーし、今度マロンとコラボしろ! それで決着つけるぞ、いいなポンコツ!」


『アイにはセクハラする体はありませんが、よろしいのですか?』


「マロンはロリコンじゃありません! ⋯⋯てか、アイって歳いくつなの?」


『アイが創造されてからの稼働期間は3年と163日になります。 なので現在3歳です。 だからアイへのセクハラは犯罪になります、ご注意してください』


「しないよ、さすがに子供相手には。 じゃあ後で連絡先教えて()()()()()


『はい、後ほど皆さんのスマホに連絡用アプリをインストールさせてください。

 今後もアイをよろしくお願いします、()()()




 そしてその後、最初に真樹奈さんがアイのアプリをインストールしてもらったのだった。

 ⋯⋯AI相手でも手が早いなあ真樹奈さんは。


 私もアリスケ君相手には、このくらい積極的にならないとダメかなあ⋯⋯。


 こうして私たちの撮影練習が始まったのでした。

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