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女だけど女の子にモテ過ぎて死んだけど、まだ女の子を抱き足りないの!  作者: ガンホリ・ディルドー
最終章 第二次中央戦争編
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ヤマタノオロチ

 天上院様に狼藉を働こうとした不届き者の名前はガンホリ・ディルドーというらしいです。

 一太刀で終わらせてやるという気持ちで先程から斬りかかっているのですが、私を馬鹿にするように避けるばかりで一向に刃がその身体を捉える事が出来ません。

 先程の不意打ちが当たったのが奇跡に思える程に、全く掠めることがないのです。

 ぎどらちゃんも隙を見て攻撃をしてくれているのですが、それすらも通ることがありません。

 スポーツキャップのつばに軽く触れ、その黄金に輝く目を細めて口を歪ませるガンホリ。

 しかし不自然です。これほどまでに実力差がありながら、一向に反撃する気配がありません。


「攻撃しない理由を知りたい、って顔してるネ」


 本当に気味が悪い、人の心を見透かすように首を傾けながら笑みを絶やさないその顔が。

 その無駄口を叩いている隙を狙って斬りかかっても、全くと言っていい程に当たらない。

 駄目です。根本的に、スピードと物量が足りていません。


「だって、時間を稼げばボクが勝てるんだもの」


 がんほりがそう言うと、私の背後で天上院様が苦し気に呻きました。

 そうか。天上院様が何をされたかは分からないが、早く何らかの処置をしなければ危険な状態なのだろう。

 だったら尚更、早く決着を付けなければならない。


「ぎどらちゃん!」


 私は空中で隙を伺っているぎどらちゃんへと叫びました。

 早期決着を図るのであれば、これしかない。


『それでも足りないよ』


 悪魔が苦し気に呟きますが、やってみない事にはどうにもならないでしょう。


『……仕方ない、やろうか』


 そうです、その意気です。

 何事も挑戦してみなければ結果は手に入りません。

 失敗したらその時にまた考えればいいんです。


『状況を異常事態と判断し、特例法行使権を発動する』


 はい? 一体何を。


『執行悪魔の名において、所有者名:清宮姫子の従属生物ギドラの存在進化を要求する』


 悪魔がそう言うと、ぎどらちゃんが空へと舞い上がり今までに聞いたことも無い程に大きく叫び声を上げました。

 本当に何をしやがったんですかこの悪魔。

 ぎどらちゃんの身体が、光に包まれていく。


『古の恐怖、醜悪なる神殺しの竜よ。今ここに甦れ』

 

 待って、醜悪とか言いましたか今!?

 キュートなぎどらちゃんを魔改造するような真似をしでかしたら本当に許しませんからね!?

 悪魔の詠唱が終わると同時に、ぎどらちゃんの身体を包んでいた光が収まる。

 そこにいたのは八ツ首の竜でした。


『ヤマタノオロチ』

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