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女だけど女の子にモテ過ぎて死んだけど、まだ女の子を抱き足りないの!  作者: ガンホリ・ディルドー
最終章 第二次中央戦争編
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ヴィエラの奮闘

 茨の檻の中、私とおばば様の攻防が続きます。

 植物を操るという技量において、私はおばば様に敵いません。

 私はそれこそ古代森林の管理をおばば様に命ぜられていたという経験はあるものの、それ以前より支配をしていたおばば様の力は私の比ではありません。

 でも、もしここでおばば様とお話をせず、言われた通りに逃げてしまえば、一生後悔をするかもしれないと思いました。

 ひょっとしたら、この場でおばば様に殺されそうになって、後悔どころではすまなくなるかもしれません。

 ただ、その時の感情を信じ、私は戦います。


「あぁ。無理だ」


 おばば様は、その目に憂いを湛えて、花びらの嵐を巻き起こしながら私に言います。


「殺してしまうよ、ヴィエラ」


 その言葉に、一切の疑問はありません。

 事実、先程から技を打ち合っていますが、私のどんな攻撃もおばば様に弾かれてしまうのに対し、私はおばば様の攻撃を受けきることが出来ず、狭い檻の中を逃げ回るしかありません。

 このままではいつか掴まって、本当に殺されてしまいます。


「なんで逃げてくれなかったんだい、ヴィエラ。そしたらお主を殺さずに済んだのに」


 おばば様の攻撃に、手加減はありません。

 その一撃全てが、私を確実に仕留めるに値するものであり、全力で対処せざるを得ません。


「あのお方の話す未来以外の光景が見れたかもしれないのに」


 あのお方。

 その言葉は、古代森林の中で暮らしている間、何回か聞きました。

 最もたまにおばば様の口からその人の名前が出る程度で、私はその人のことを良く知りません。

 この際、おばば様の注意を逸らすことが出来ればどんなことでも構わない。


「おばば様。あの方とは、誰なのですか?」

「……そうじゃな。頼む、ワシの意識をそのまま逸らしてくれ。あの方というのはだな……」


 私の狙いに勘付いたかのような発言をしつつも、私の策にあえて乗っかってくれました。

 これは、おばば様が私を殺したくないというのは紛れもない本音と考えていいのでしょうか。

 ならばきっと、解決策があるかもしれません。


 私は『あの方』について話し続けるおばば様の隙を伺って、茨の檻の解除に手を付けます。

 もし十分な力があったとしても、私におばば様を殺すような真似は出来ませんし、おばば様も私を殺す事を望んでいない。

 ならば、この袋小路から脱出し、より開けた場所でおばば様と会話をする必要があるでしょう。

 絶対に私とおばば様の二人で生き残って、ヤコの下に向かうのです。

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