表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ユニーク賢者物語外伝 〜青き戦鬼の章〜  作者: ハヤテ
第7章 「邪神」との対決

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

152/186

第151話 対決前夜

 お待たせしました3日遅れの投稿です。


 フロントラル都市内の「商業区」には、とある豪華な宿がある。


 そこは、主に高い身分の人間が泊まる宿で、現在その宿には、ルーセンティア王国の王族達やストロザイア帝国の皇族達、そして、水音ら「勇者」が宿泊していた。


 ただし、2()()()()()を除いては。


 そして今、そんな豪華な宿の一室では、


 「あああああああ。どうしよぉおおおおおおお」


 と、その部屋で寝泊まりしている水音が、ベッドの上で困り果てた表情をしながら、激しく悶絶していた。


 何故そんな事になっているのか?


 時は遡ること少し前。


 それは、春風と仲間達の家での食事が終わって、それぞれが宿屋へと向かおうとしていた時の事だった。


 「……って、ちょっと待て」


 不意に爽子がそう口を開いたので、それに水音達が「ん?」と反応すると、


 「海神、天上。何で2人とも()()に残ろうとしているんだ?」


 と、爽子は春風と仲間達の家に残ろうとしている歩夢と美羽に向かってそう尋ねた。


 その質問を聞いて、


 「……はっ! ちょ、ちょっとせんせ……!」


 水音は大慌てで動こうとしたが、それを邪魔するかのように、


 「「私達も、ここに一緒に住んでるからです」」


 と、歩夢と美羽はハッキリとそう答えた。


 その瞬間、


 (ふ、2人ともぉおおおおお!)


 と、水音は心の中でそう絶叫し、


 『な、な、なぁあんだってぇえええええええ!』


 爽子や他のクラスメイト達だけでなく、何故か王族達と皇族達もそう絶叫した。因みに、


 『きゃあああああっ!』


 と、女子クラスメイト達は()()()()で絶叫していたが。


 まぁそれはさておき、それから数秒後、


 「ちょ、ちょ、ちょっと待て海神に天上! 『一緒に』って、お前達もここで暮らしてたのか!?」


 と、我に返った爽子が再びそう尋ねると、


 「「はい! まだ数日ですが、一緒に暮らしてます!」」


 と、歩夢と美羽はグッと親指を立てながら、再びハッキリとそう答えた。


 その答えを聞いて、爽子やクラスメイト達が「なっ……!」と絶句していると、


 「ゆ、雪村君!」


 と、突然純輝が必死な形相で春風の肩をガシッと掴んできたので、


 「え、な、何、正中君!?」


 と、春風が驚きの声をあげながら純輝に向かってそう尋ねると、


 「い、い、一緒に住んでるって事は……君、まさか!」


 と、純輝はそう言いながら、春風の肩を掴む力を強くした。


 それを受けて、春風は「痛い!」と叫びたかったが、すぐに冷静な表情になって、


 「落ち着いてくれ正中君。()()()()()()()って言っても、正中君……というより、正中君やみんな、それに先生が考えてるような事は一切してないから」


 と、純輝や他のクラスメイト達を見回しながら、「どーどー……」と言って全員を宥めた。


 それを受けて、爽子とクラスメイト達(特に男子達)は「よ、良かった」とホッと胸を撫で下ろした。


 ところが、


 「ていうかさ……」


 と、春風はそう口を開いた後、


 「そういう先生達はこの数ヶ月間で誰か好きなったりしませんでしたか?」


 と、春風は爽子やクラスメイト達を見回しながらそう質問をした。


 その質問を受けて、爽子達が「う、それは……」とたじろいでいると、


 「特に水音!」


 と、春風は急に水音に向かってそう話しかけてきたので、


 「え、何!?」


 と、水音は思わずビクッとしながらそう返事すると、


 「お前さぁ……確かエレクトラ様って方に告白されたんだよねぇ!? で、あれからどうなったの!? 何か進展となかったの!?」


 と、春風は水音に向かってそう問い詰めてきたので、それに水音は「う!」と呻くと、


 「と、特に進展は…ないかなぁ」


 と、滝のようにダラダラと汗を流して「ははは」と笑いながらそう答えた。


 (い、言えない! 絶対に言えないよ!)


 と、水音が心の中でそう呟いていると、


 「……はぁ」


 と、春風は何かに気付いたかのようにそう溜め息を吐いた。


 その後、春風は水音に近づくと、彼の肩にポンと手を置きながら、


 「水音。この一件が全部片付いたら……話を聞かせてもらうからな」


 と、普通に暮らしてたら聞く事はないだろうと言わんばかりの、尋常でないくらい低い声でそう言ったので、


 (あ、あああああ! これ、嘘ついたの絶対バレてるぅううううう!)


 と、水音は再び心の中でそう絶叫した。


 


 


 


 

 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ