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ユニーク賢者物語外伝 〜青き戦鬼の章〜  作者: ハヤテ
第6章 「友」との再会

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第121話 そして、『戦いの始まり』へ


 その後、春風(過去)は、


 ーー嘘を吐くな。何処の世界に、そんな可憐な少女のような顔付きをした少年がいるというのだ?


 と言ってきたギデオン(過去)に、自身が「男」である事を証明した。どのような方法で証明したかについてはご想像にお任せするが、


 「あらやだぁ。春風ちゃんったら大胆!」


 と、キャロラインが顔を真っ赤にしていたので、そういう事とだけ言っておこう。


 そしてそんな中、水音らクラスメイト達はというと、


 「は、春風ぁ。何やってるんだよ」


 「これ、どう見ても()()だよなぁ」


 「うん。かなり後で()()()()になるパターンだよね」


 と、全員暗い表情で膝から崩れ落ちていた。


 そんな水音達を他所に、


 「ところでレナちゃん」


 と、キャロラインがレナに話しかけてきたので、


 「何ですか?」


 と、レナがそう返事すると、


 「今見たどの映像にもレナちゃんがいなかったけど、一体何処にいたのかしら?」


 と、キャロラインはレナに向かってそう尋ねた。


 その質問を聞いて、


 『あ、そういえば』


 と、水音達が顔を上げてレナ視線を向ける中、


 「あー。実は私、その時ギルドから指名依頼を受けていまして、数日程フロントラルから離れていたんですよね」


 と、レナは気まずそうにそう答えると、最後に「あはは……」と笑った。


 そんなレナを、その場にいる誰もがジト目で睨んでいると、


 「はいはい、それじゃあ『キッカケ』はここまでにして、いよいよ()()といきましょうかねぇ」


 と、アマテラスがそう言ってきたので、それに水音達が「え?」と反応した次の瞬間、周囲が眩い光に包まれて、その後また別の景色になった。


 そこは最初に見た時と同じく森の中で、


 (あ、春風。それにアメリアさん達までいる)


 と、水音が心の中でそう言ったように、そこには春風(過去)とボロボロ状態のアメリア(過去)、エステル(過去)、ディック(過去)、ピート(過去)がいた。


 それと同時に、


 ーーお前達には……ここで死んでもらう。


 そこには、断罪官大隊長ギデオン・シンクレア(過去)と、彼の部下と思わしき黒い鎧を纏った人達もいた。


 水音はそれを見て、


 「も、もしかしてこれって……?」


 と、ゆっくりとアメリアに視線を向けると、


 「ああ。私達と春風君の出会いと同時に、ギデオン大隊長達との戦いの時の映像だ」


 と、アメリアは表情を暗くしながらそう答えたので、


 (そうか。これが、春風と断罪官との……)


 と、水音は再び目の前の光景に視線を戻した。


 その後……。


 ーーよくもこの私を勘違いさせてくれたな。


 と、言い放ったギデオン(過去)に対して、


 ーー俺、ちゃんと「男」だって証明しましたよねぇ!?


 と、怒鳴るようにそう尋ねた春風(過去)。


 そんな2人のやり取りを見て、


 「ああ確かに春風ちゃん、ちゃんと証明したわねぇ」


 と、キャロラインが「おやぁ?」と首を傾げていると……。


 ーーあれから冷静になった後、貴様に対する「怒り」が沸いたのだ。


 と、ギデオン(過去)は春風(過去)に向かって理由(?)を語り、最後に……。


 ーーこれで心置きなく、貴様を我々が崇める「神々」と、我々の『正義』の名の下に討伐する事が出来る。


 なんて事を言ってきたので、


 「何じゃそりゃあ!?」


 「そんなアホみたいな理由で!?」


 「くだらなさすぎる!」


 と、水音達は聞こえてないにも関わらず、ギデオン(過去)に向かってそう怒鳴った。


 そして春風も……。


 ーーそんな理由で俺殺されるとか冗談じゃねぇぞ! 大体、アンタが勝手に勘違いしたんじゃねぇか!


 と、ギデオン(過去)に向かってそう怒鳴ったので、


 「そうだそうだぁ!」


 「ふざけんじゃねぇぞ!」


 「調子に乗るなぁ!」


 と、クラスメイト達も春風(過去)に続くように、ギデオン(過去)に向かって口々にそう怒鳴った。


 だが……。


 ーー黙れ! 全ては「男」でありながら、そんな可憐な少女のような顔付きをした貴様が悪い!


 と、ギデオン(過去)にそう怒鳴り返されてしまい、更に……。


 ーーそうだそうだ!


 ーー貴様が悪い!


 ーーこの男の敵が!


 と、部下らしき人達からもそう怒鳴られてしまい……。


 ーーええ、何こいつら超失礼……。


 と、春風はショックでその場に膝から崩れ落ちそうになった。


 その後すぐに、


 『こ、こ、こいつら馬っ鹿じゃないのぉおおおおお!?』


 と、水音らクラスメイト達は再びそう絶叫し、


 「こ、これが、歴代最強の、ギデオン大隊長なのですか?」


 と、イヴリーヌはブルブルと体を震わせながら、恥ずかしそうに顔を真っ赤にし、


 「あらあらぁ。すっごい理不尽な事を言ってくれたわねぇ」


 と、キャロラインは笑顔でそう言った。ただし、目は笑ってなかったが。


 その後、


 ーーもう、あったまきた!


 と、春風(過去)は自身の武器である杖を手に取り……。


 ーー上等だよこんちくしょうが! おまえら、全員まとめて返り討ちにしてやる!


 と、その杖を構えて戦闘体勢に入った。


 そして、そんな春風(過去)を応援してるのか、


 『いけぇえええええ! やっちまえええええ!』


 と、水音達は春風(過去)に向かってそう叫んだ。


 


 


 

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