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ユニーク賢者物語外伝 〜青き戦鬼の章〜  作者: ハヤテ
第6章 「友」との再会

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第118話 幾つかの疑問

 今回はいつもより短めの話になります。


 アメリア達の事情と「先の事」についての話を聞き終えて、


 (と、取り敢えず、これで一応話は纏まった……のかな?)


 と、水音がそう疑問に思っていると、


 「あー、あのぉ、ちょっと良いでしょうか?」


 と、恵樹が「はい」と手をあげたので、


 「ん? どうしたの野守君?」


 と、耕がそれに応えると、


 「さ、さっきは重苦しい雰囲気だったから聞けなかったけど、村長の息子さんって人はどうなったの? 全員殺されたって話だったがから……」


 と、恵樹は気まずそうにアメリア達に向かってそう尋ねてきた。


 その質問を聞いて、水音達も「あ、そういえば」とアメリア達に視線を向けると、アメリアも「ああ、そういえば」と今思い出したかのような表情になった後、


 「その……説明の後で話すのもなんですが、実は村のみんなは()()が殺されたという訳じゃなくて、何人かは私達第2小隊が来る前に村を脱出していたんだ。その中には、ブレントと彼の母親も……」


 と、アメリアも気まずそうにそう答えた。


 その答えを聞いて、


 「え、じゃあ生きてるって事なんですか!?」


 と、今度は美羽が目を大きく見開きながらそう尋ねてきたので、


 「そ、それは、わかりません。あの後私達は、殺された両親と村のみんな、そして姉さんの仲間達を埋葬して、すぐに村を離れました。ですから、ブレント達がどうなったのかは、私達にもわかりません。ただ、生き残ってたとしても、私の『呪い』を受けたブレントは、今後まとも生きられるかどうかは……」


 と、アメリアの代わりにエステルがそう答えた。


 その答えを聞いて、美羽だけでなく水音達までもが「マジか……」とタラリと汗を流していると、


 「そうだったのですか。それで、アメリア様達は村を出た後どうしていたのですか?」


 と、イヴリーヌがそう尋ねてきたので、それにアメリアが答える。


 「村を出た後、私達は五神教会から逃げるようにあちこちを旅してました。そして、このフロントラル付近の森で休んでいた時に……」


 「春風様に出会ったのですね?」


 「その通りです。その後、私達と春風君はギデオン大隊長らと戦う事になって……」


 と、アメリアはそう答えると、最後に申し訳なさそうな表情になって、


 「本当に、彼には申し訳ない事をしてしまったと思ってます。私達と出会った所為で、彼が大隊長と戦うなんて事になってしまったのですから」


 と言うと、最後に顔を下に向けた。


 そんなアメリアを見て、水音達が「うーん」となんともいえない表情になっていると、


 「そうだったのねぇ。ところでアメリアちゃん」


 と、それまで黙ってたキャロラインが口を開いたので、それにアメリアが「何ですか?」と返事すると、


 「春風ちゃんとギデオン大隊長の戦い、アメリアちゃん達も見たんだよねぇ? それ、どんな感じだったの?」


 と、キャロラインがそう尋ねてきた。


 その質問を聞いて、アメリアは最初「ムッ!」と唸ったが、すぐにブンブンと首を横に振るって、


 「それは……とても凄まじかったです」


 と、答えた。


 その答えを聞いて、


 「へぇ、そうなのぉ。いーなー。私も見たかったなぁ」


 と、キャロラインが「羨ましい」と言わんばかりに頬を膨らませながらそう言ったので、


 (いや、あなた何を言ってるのですか?)


 と、水音は「オイオイ」と言わんばかりの眼差しをキャロラインに向けた。


 その時だ。


 「あら。それなら私、みんなに見せる事が出来るよ?」


 と、それまで黙っていたアマテラスがそう言ってきたので、


 『え、出来るんですか!?』


 と、水音達は「ま、マジで!?」と言わんばかりの表情でアマテラスを見た。


 その視線を受けて、


 「勿論よ! 神様を舐めないでよね!」


 と、アマテラスは胸を張って親指をグッと立てながらそう言ったので、それに水音達がポカンとなる中、


 「それで、みんなはどうする? 見たい? ()()()()()()()を!」


 と、アマテラスは満面の笑みを浮かべながら、水音達に向かってそう尋ねた。


 その質問を受けた水音達は、皆、「フッ……」と笑うと、


 『お願いします! 僕達にも見せてください!』


 と、水音達はアマテラスに向かって土下座する勢いで頼み込んだ。


 そんな彼らを見て。


 「オッケー!」


 と、アマテラスは笑顔でそう返事した。


 

 


 

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