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ユニーク賢者物語外伝 〜青き戦鬼の章〜  作者: ハヤテ
第6章 「友」との再会

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第108話 地下室にて

 遅くなりました。


 (えー皆さん、こんにちは……いえ、もう『こんばんは』でしょうか、桜庭水音です。僕達は今、再会した春風が仲間達と暮らしてる家の()()()にいます。で、その地下室ですが……)


 「……いや広ぉ! 何ここメッチャ広いんだけど!?」


 (と、隣で暁君が驚いているように、この地下室凄く広いです。しかもここ程ではないですが、似たような地下室が幾つもあるようです。で、この部屋で今、何が起きようとしているのかというと……)


 と、心の中でそう解説した水音が、目の前に視線を向けると、


 「「……」」


 そこには、再会した「友」である少年・春風と、かつてその春風に斬りかかろうとして返り討ちにあったルーセンティア王国の若き騎士・エヴァンが、お互い向き合っていた。


 そんな2人を見て、


 (2人の『戦い』が、始まろうとしています)


 と、水音が心の中でそう呟くと、


 「み、水音君、さっきから誰に解説(?)してるの?」


 と、隣にいる祈に尋ねられてしまったので、


 「ハッ! 今、僕の心、読んだ!?」


 と、水音がギョッとしながらそう尋ね返した。そんな水音に、


 「いや、普通に声に出てたよ?」


 と、逆隣に立っていた耕がそうツッコミを入れたので、


 「う、嘘ぉ!?」


 と、水音はショックを受けた。どうやら自分でも気付かないうちに声に出してたらしい。


 さて、前置きが長くなってしまったが、水音がそう解説したように、現在、水音達は春風と仲間達が暮らしている家の地下室にいて、そこで春風とルーセンティア王国の騎士エヴァンが戦うそうだ。


 「あの日のリターンマッチ、する気はないかい?」


 食堂でそう言った春風の言葉が、今も水音の脳裏に残っていて、その言葉を思い出す度に、


 (春風。本当に何を考えているんだ?)


 と、水音はそう疑問に感じたが、幾ら考えても答えが見つからないので、結局考える事をやめて、目の前で起きようとしてる2人の戦いを見る事にした。


 広い部屋の中央で、お互い見つめ合う春風とエヴァン。


 そんな彼らの姿はというと、エヴァンはルーセンティア王国の騎士らしく白い鎧を身に纏い、右手には何も持ってはいないが、左手には金で縁取られた白い円型の盾を持っている。因みに、腰のベルトには鞘に納まった長剣をさげている。


 一方、春風の方はというと、鎧姿のエヴァンに対して、春風は青いローブを身に纏い、頭には飛行機のパイロットがつけるようなゴーグルをつけていて、左腕には銀色の籠手をつけている。そして、そんな春風の手には、短めの槍にも見える杖握られていた。


 水音達が春風とエヴァンを見つめる中、


 「な、なぁ水音」


 と、進が小声で水音に声をかけてきたので、水音がそれに「何?」と返事すると、


 「雪村のあの格好、ヴァレリーさんと戦ってた時の姿じゃね?」


 と、進が更に小声でそう尋ねてきたので、


 「あぁ、うん。確かにそうだね」


 と、水音小声でそう答えた。


 そう、確かに今の春風の姿は、映像越しに見ただけではあるが、レギオン「紅蓮の猛牛」のリーダーであるヴァレリーと戦っていた時のものと同じに見えた。


 (こうして実際に見ると、確かに春風の格好って、如何にも後衛職……というより『魔術師』の格好なんだけど……)


 と、水音は心の中でそう呟いたが、


 (いや、でも春風だもんなぁ……)


 と、水音はブンブンと首を横に振るいながら、心の中でそう呟いた。


 その時だ。


 「……ちょっと、良いだろうか?」


 と、エヴァンが春風に向かってそう声をかけたので、


 「ん? 何?」


 と、春風がそう返事すると、


 「こんな事を言うのもなんだが、本当に良いのか?」


 と、エヴァンは何処か申し訳なさそうな表情でそう尋ねてきた。


 その質問を聞いて、


 (は? 何を今更……)


 と、何故か水音が少し苛ついていると、


 「良いよ。俺自身も色々とある訳だし、何より……やられっぱなしなんて、それこそ騎士の誇りが許さない……だろ?」


 と、春風がエヴァンに向かって笑顔でそう言った。


 『……っ!』


 その言葉を聞いた瞬間、地下室内に緊張が走り、水音だけでなくその場にいる誰もが、ゴクリと唾を飲み、タラリと汗を流した。


 そんな状況の中、


 「……ああ。当然だ」


 と、エヴァンが覚悟を決めたかのような表情になり、鞘から長剣を抜いて構え、それを見た春風も持っていた杖を構え直した。


 そして、そんな2人の間に、師匠である凛咲が立って、


 「それじゃあ2人共、準備は良いわね?」


 と、2人に向かって尋ねると、


 「ああ、すまない。1つ質問をして良いだろうか?」


 と、エヴァンがそう口を開いてきた。


 「一応聞くが、この戦いはスキルと技の使用はありだろうか?」


 エヴァンのその質問を聞いて、


 「はぁ!? ちょっとま……!」


 と、水音が抗議しようとしたが、それを遮るかのように、


 「ああ、構わないよ。この部屋を見つけた時からかなり頑丈に作り変えたから、ちょっとやそっとの攻撃じゃびくともしないし」


 と、春風がエヴァンに向かってそう答えたので、


 『いや、待ってそういう問題じゃ……!』


 と、水音だけでなくクラスメイト全員がそう口を開いたが、


 「だから……全力でかかってきな」


 と、春風が静かにそう言い放った瞬間、地下室内に再び緊張が走った。


 そして、春風のその言葉を聞いて、


 「そうか。ならば……全力で行かせてもらう!」


 と、エヴァンがそう言うと、長剣を更に強く握った。


 その後、


 「それじゃあ2人共、改めて準備は良いね?」


 と、凛咲が再びそう尋ねてきたので、それに2人がコクリと頷くと、


 「それでは……いざ尋常に、始め!」


 と、声高々にそう叫んだ。


 


 

謝罪)


 大変申し訳ありませんでした。この話の展開を考えていたら、その日の内に終わらせる事が出来ませんでした。


 本当にすみません。

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