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友達の彼女の告白を断ったら、お断り屋にスカウトされました!  作者: なつのさんち


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姫子とのバレンタインデー

「お待たせ、姫子ひめ


「ううん、全然待ってないよ」


 ファンシーな部屋の隅に置かれたベッドに腰掛け、足をぶらぶらさせているひめの隣に座る。


「疲れたでしょう? 何か飲み物取って来ようか?」


「いや、大丈夫。それよりも……」


 ひめにベッドの真ん中に座り直してもらい、その膝に頭を乗せる。膝枕だ。

 優しく頭を撫でてくれる。あぁ、癒される……。

 何も話さずに、ニコニコと俺の顔を見つめるひめ。

 変わったなぁ。ボクから私へと一人称が変わり、無表情だった顔も今では色んな表情を見せてくれるようになった。

 他の嫁達とも上手くやっているし、こう見えて舞台のお仕事も増えている。結構忙しくしているみたいだ。

 今もテーブルに置かれている台本を読みながら、俺を待ってくれていたのだろう。


「その台本、次の舞台か?」


「うん、次もメイドさんの役なんだ。実はサキュb」


「それ止めた方がよくないか!?」


 是非ともお断りしなくては!! ダメ、そんなの絶対にダメ!

 高畑社長(あのオッサン)に詰め寄ってでも止めさせようと決意。

 まぁ今考えていても仕方ない。話題を変えよう。なかなか本題に入らないからこちらから振ってみる。


「ひめはどんなチョコをくれるのかなぁ~」


「あ、ゴメンなさい。味見してたら渡す分がなくなっちゃったんだ……」


 え、そんな事ってあるか?

 ポカンとしていると、ひめが胸ポケットからピンク色のリボンを取り出し、自分の首に巻いた。


「いっぱい食べちゃったから、私もチョコの味がすると思うよ?」


 パタンと後ろに倒れ、両手を俺に差し出すひめ。


「はい、優希ゆうき。どうぞ、私がチョコレート♡」



はい、これにてバレンタインSS企画終了でございます。

下に表示されておりますURLに飛んで頂き、バレンタインSSをお読み頂いた方へ向けたアンケートに答えて頂ければ非常に嬉しいです。

今後の参考にさせて頂きます。かくいうこの企画も、読者様から頂いた「1人1人とのSS的なお話」というリクエストを元に書いてみました。

また、Twitterの方も気軽に絡んで頂ければ嬉しいです。「読んでます」と言って頂ければ100パーフォロバ致します。

長々となってしまいましたが、今後ともよろしくお願い致します。



多数のアンケート回答、ありがとうござました。

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