─86─自信と意外
こんにちは!本久禅です!
この作品を手に取っていただきありがとうございます!この話が初めてだよーって方は是非1話から読んでみてください!そっちの方がより楽しめます!
そして、1話から読んでくださっている方、読み続けて下さっている方々!本当にありがとうございます!
では本編どうぞ!
「もう結構進んだんじゃないか? 」
「だね!もうそろそろ終わってもいい頃だと思うけど……」
「早く終わって欲しいところでござるな」
「そうだね~」
あの午後休憩から約5時間。ウェーブ数にして約20の戦いをこなした私達は、意外とまだ安定していた。
「慣れ」というのは恐ろしいもので、ここまで厳しい戦いでも、いくつも同じペースでこなし続けると徐々に慣れ、しんどさはあまり感じなくなっきていた。
それ以上に、恐らく全員だと思うが自身の成長に驚きを隠せずに居る。
これまで、「模擬戦」という形で学校で訓練してきたが、それが「実践」に変わるだけで頭の中で情報を処理する速さや、モンスターそれぞれに対する適応能力が抜群に跳ね上がった。
また、チームワークも肌で感じる程に成長出来ている。キルダーニの指示もどんどん的確になってくるし、それに合わせたコンバートの速さも格段に上がってきている。
私達は、道すがらどんどん自信をつけて行った。
「あの扉なんだ? 」
休憩から24つ目のウェーブを終え、また道順に進んでいくと5mはあろうと思われる巨大な扉を発見した。
「随分大きな扉みたいでござるが」
「あれってもしかして……」
そう、ダンジョンにおいての扉は大抵階層を制覇した際のセーフティーポイントの入口か、ボス部屋の2択なのだ。
聞いていない後者であって欲しくない。そうパーティーメンバー全員が思ったことだろう。
「キルダーニ?マーク確認してきてちょうだい? 」
「お、おう」
キルダーニがその扉に近づいていく。
覚えているだろうか?俊樹とダンジョンに行った時も紹介したが、ダンジョンには道や扉の度にマークが記されており、それぞれに意味がある。
「□だった……」
『ということはボス戦……』
悪い予想が当たってしまった。
でも逆を返せば、恐らく第1回層はこれで終了になる。このボス部屋さえ抜けてしまえば、今日の攻略はそこで終了だ。
「一応みんな準備して行きましょうか」
「そうでござるな」
「マーシィ、バフの魔法って打てたっけ? 」
「出来るよ~! 」
バフの魔法は、かけられた人などに良い効果を与える魔法で、主に筋力アップや防御力アップのことを指す。
「私ができるのは防御力アップと飢餓耐性かな?でも飢餓耐性って意味ないよね? 」
「お、おう、そうだな!だから防御力アップの魔法だけ頼むよ! 」
「分かった! 」
そう言うと、マーシィは範囲魔法を展開し、私達パーティーメンバー全員にバフ魔法をかけてくれた。
そしてキルダーニ、椿先頭でいざボス部屋へと乗り込んだ。
ここまで読んで下さり、ありがとうございます!
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