─77─最近の悩み
こんにちは!本久禅です!
この作品を手に取っていただきありがとうございます!この話が初めてだよーって方は是非1話から読んでみてください!そっちの方がより楽しめます!
そして、1話から読んでくださっている方、読み続けて下さっている方々!本当にありがとうございます!
では本編どうぞ!
体育大会の一件で、冒険者学校はもちろん、レクダムの街でも「染谷 俊樹」という言葉が、時折囁かれるようになった。
直後は、「超人」、「怪物」などとなかなかな言われようだったが、誰が言い出したのか、『英雄』という言葉が呟かれた途端、町中に広がり彼の2つ名は完全に『英雄』で固まりつつあった。
そんな彼と親しげにしていた私は、当然たくさんの人から彼の事を聞かれるわけで……。
別に俊樹は悪くないけど今度あったら謝ってもらおう。
と、まぁ冗談はさておき、本当にあの一件のおかげで俊樹の知名度は爆発的なものであり、街中では、子供が俊樹の真似をする程であった。
そんな時に、毎回ふと考えるのだ。
「果たして私は、俊樹の伴侶として相応しいのだろうか? 」
もちろん、そんなこと俊樹は気にしないに決まっている。
笑って、「何気にしてるのさ! 」と励ましてさえくれるだろう。彼はそういう人なのだから。
しかし、そんな状態で私は耐えられるだろうか?
英雄という2つ名を持つ彼を、夫とし、そのプレッシャーに、今の弱いままで果たして受け入れることが出来るだろうか?
そんな不安が溜まりに溜まり、日に日にストレスになっていた。
「ソフィー?最近調子悪そうだね。大丈夫? 」
真っ先に私の異変に気づいてくれたのは、やっぱりマーシィだった。流石だ。
私は思い切って彼女に相談してみることにした。
「マーシィ?今からする話、絶対誰にも言わないって誓える? 」
その密談は、私の部屋にて夜、行われることになった。
「う、うん。約束する」
「私俊樹と婚約した」
「えぇ!??!?? 」
マーシィは驚きすぎてひっくり返っていた。本当にひっくり返っていた……。
「驚きすぎ!って言っても本当に結婚できるかすら、分からないんだけどね」
「どういうこと? 」
「体育大会の夜にね、俊樹から『自分が魔王を打ち倒すことが出来たらその後の人生、私とすごしてくれないか? 』って言われたの」
「ま、魔王?なんでまた」
「そ、それは……」
「まぁ、言えないならいいよ。でもそうか……。ソフィーが英雄くんと婚約かー」
「ありがと。で、その私の悩みって言うのが……」
「うん」
「魔王を打ち倒した英雄の妻が果たして私に務まるのかってところなんだよね」
「その肩書きすごそう」
「でしょ?なんかもうプレッシャーっていう言葉で片付けるには大きすぎるものじゃない? 」
「確かに……。じゃあさ、ソフィーも何か功績を残したら? 」
「功績? 」
「うん!そしたら〇〇を成し遂げたソフィーに、魔王を打ち倒した英雄のカップルか!ってならない? 」
「確かに……でも相手魔王だよ?釣り合わなくないかな? 」
「まぁ、そこは妥協じゃない?多分この世界に『魔王討伐』以上の功績は、存在しないでしょ? 」
「それもそうか。で、どんなのがいいと思う?私がギリギリ達成出来そうなので」
「うーん……。冒険者学校最速卒業とか? 」
「それってどれくらい? 」
「入学した翌年の5月とかじゃない? 」
「いや無理でしょ」
「行けるって、ソフィーなら! 」
「う、うんじゃあとりあえず最速卒業目指してみるね」
こんな感じで、私が俊樹に相応しいパートナーとなるための第1歩として「冒険者学校最速卒業」という目標が掲げられた。
ただ、全く自分の中でその像が想像出来ていなかった……。
ここまで読んで下さり、ありがとうございます!
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