─73─2人きりの語らい
こんにちは!本久禅です!
この作品を手に取っていただきありがとうございます!この話が初めてだよーって方は是非1話から読んでみてください!そっちの方がより楽しめます!
そして、1話から読んでくださっている方、読み続けて下さっている方々!本当にありがとうございます!
では本編どうぞ!
「みんな、すごくいい人そうだったね! 」
星月が煌めく中、俊樹と2人で寮の庭を歩く。
ふと俊樹の表情を覗くと、月明かりに照らされて昼よりもなんだか雄々しく感じてしまう。
きっと私の顔は今、いちごのように真っ赤に染まっていることだろう。
しかし、青白い月のおかげで何とかごまかせている。
「うん!マーシィ達と知り合えてよかった……」
『…………』
やばい!私から「話しがある」なんて言って連れ出したのに、いざこうなるとなにを話したらいいか分からない!
「あ、あの……将来のこと考えてる? 」
私が絞り出した質問は『将来』についてだった。口に出してから気づいたが、意外と自身の気持ちに近しい発言だった。
「将来ってカエラさんを助けたあと? 」
「うん」
「僕がこの世界に呼ばれた理由は、前話したっけ? 」
「うん。魔王退治って」
「だから、魔王と対等に戦える……いや勝てる力を身につけるために強くならなきゃいけないと思ってる。だから、修行の旅に出ようと考えているんだ。たとえ何年……何十年かけてもここに呼ばれた使命を果たそうと思う」
「その、修行の旅ってさ、やっぱりいろんなところに行っちゃうの? 」
「うん。いろんな所に行って、いろんなものを見て、いろんな敵と戦って色んなことを知って……。僕だって、自殺するのは嫌だから」
「その修行の旅、私も着いて行ったらダメかな? 」
なんてこと口走ったんだろう?私!!
そんなこと聞いたら困るに決まってるのに……。
でも……聞かずにはいられなかった。
「えっ!?で、でも、きっと長いよ? 」
「知ってる、さっき聞いた」
「僕そんなに恩を売ったつもりないよ? 」
「察してよ……」
「僕でいいの? 」
「うん」
そうか。私はきっと、2人を繋ぎ止める何かが欲しかったんだ。
「それは、多分ダメなんだ」
突きつけられたのは、やっぱり否定で、やっぱり挫折だった。
「だ、だよね……。ごめんね?変な事言っちゃっ……」
「そ、その代わり!僕が魔王を倒せたら、その後の人生、君と一緒に過ごさせてくれないか? 」
「え? 」
「僕は、好きな人を危険な旅に連れて行きたくない。僕はきっと、君がいると逃げてしまうんだ……。だけど、逆に君といる将来を想像すれば頑張れる。だから、出来れば魔王を倒した余生を僕と共に歩んではくれないか? 」
自然と涙が零れ落ちた。
もしかしたら、人生で1番嬉しい出来事かもしれない。
私は体を一斉に火照らせながら、強く首を縦に降った。
「何年でも、何十年でも、待っています。だから、きっと魔王を打ち倒してください」
私と俊樹の関係がガラリと変わった瞬間だった。
ここまで読んで下さり、ありがとうございます!
【注】ここからのお話は作者:本久 禅によるただの雑談です。
いやー!今日はなんだかあまーいお話だったのではないでしょうか?自分で書いといてなんですが、キュンキュンしてました(キモイですねごめんなさい)
Twitterの方では告知させて頂いているんですけど、裏で恋愛ものを書いてたりします!
なのでその予習というか、話の中で甘々させる技術を自分の中で試させていただきました!
自分自身、こんな感じで書けて楽しかったでございます!!
次回もどうぞよろしくお願いします!
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