─64─体育祭(短剣術後編)
こんにちは!本久禅です!
この作品を手に取っていただきありがとうございます!この話が初めてだよーって方は是非1話から読んでみてください!そっちの方がより楽しめます!
そして、1話から読んでくださっている方、読み続けて下さっている方々!本当にありがとうございます!
では本編どうぞ!
いよいよ、待ちに待った初陣が始まった。
私は、はじめの合図と共に相手選手に向かって駆け出した。相手選手は、予想外だったようで後ろに下がって間合いを取る。
しかし、作った間合いも一瞬で詰め切った。
寄り切ったところで、ナイフを振りかぶり仕留めにかかる。しかし、間一髪のところで避けられまた間合いを取られてしまった。
その瞬間に、何となく自分の中で悟ったらしい。この人には負けないと。
よっぽど戦い慣れていたり、しっかりと戦術を描いていたり、はたまた天性の才であったり、なにか光るものを持つ人はきっと今のは引かずに迎え撃つ。
それは長剣でもそうだった。
私は、自分の経験と勘を信じてのびのびと戦ってみることにした。
私は、逃げる対戦相手の間合いを詰め続けた。やっぱりそうだ。向こうから来ない選手は全く怖くない。
表情を見る限り、防御でいっぱいいっぱいといったところだろう。
誘導するように、追い詰めたスタジアム端で決着は着いた。首元に寸止めでナイフが入ったのだ。
「只今の勝負、ソフィー選手の勝ち! 」
『うぉーー!! 』
戦いの緊張感に飲まれていた観客達は、皆ふと我に返り、興奮の声援と、拍手が送られた。
ふと、来賓席に目を向けるとお父様の姿が見えた。そう、アルカディウスのギルド長であるお父様も来賓として呼ばれており、観戦に来ていたのだ。
歓声に包まれながら、私は試合会場を後にした。
しかしなんだろう?来賓席を見た時に感じたこの奇妙な感覚。見たことある人を見たような?そんな気がしていた……。
その後、2回戦3回戦と進んだが見事全試合で勝利を収めることが出来た。くじ運がよかったというのもあるかもしれないが、やはり入学してきた時よりも遥かに成長していると思う。
自身の成長を噛み締めながら、遂にやってきた決勝戦。
相手は、短剣術の授業内ではトップレベルと名高い、1-Bの「カストロ」くんだった。
彼の持ち味はなんと言ってもそのスピード。何度か一騎打ちをしたことがあるのだが、毎回そのスピードに翻弄される。
4戦、1勝2分け1敗のまるで互角だ。
欲を言えば、始まったばかりの体育祭。早いうちからB組からリードを奪っておきたい。
「決勝戦、ソフィーさん、カストロくん、入場お願いします」
初めの集合場所で私の名前が呼ばれた。「よしっ! 」と自分を鼓舞し、6度目の試合会場へと向かった。
『うぉーー!! 』
入ると、流石の決勝戦。始まる前からすごい盛り上がりだ。
「おおーっと!ここまで、1度の危なげもなく勝ち抜いて来たまさに「女王」!ソフィー選手の入場だァー! 」
女王って……。この2つ名、定着しそうで怖い。
しかし、おかげで少しだけリラックスできた。
頭は冴えているし、1試合目から見る限り体の調子もバッチリだ。
私に続いて入場してきたカストロくんを正面に見据える。向こうも自身満々という目をしている。これは楽しみだ。
「はじめっ! 」
勢いよく言いきられた合図と同時に、離れていた私達は、ナイフ片手に間合いを詰めた。
互いにナイフが届く距離まで近づき、応戦に応戦を重ねる。間一髪で避けて、避けられてが続いた。
しかし、速さで上回られる私は徐々に押され始めていた。
「このままじゃまずい……」。そう考えていた矢先、唯一の活路!しかし、これをやるにはリスクが。やるしかない!
私は短剣の柄を刃先で引っ掛けて短剣を跳ね飛ばし、すぐさま首元に刃先を突きつけた。
「うぉーー!! 」
刹那の出来事に会場全体息を飲んだが、今目の前で起きたことに気付いた観客達は、思い思いに声を上げ、割れんばかりの拍手が会場に降り注いだ。
「負けたよ、ソフィーさん。来年、絶対にリベンジしてみせる」
そう高らかに宣言したカストロくんは、会場を去っていった。
この勝利は、半分まぐれのようなものだ。もう一度試合をすれば結果はわからない。
更に上を志した瞬間だった。
ここまで読んで下さり、ありがとうございます!
【注】ここからのお話は作者:本久 禅によるただの雑談です。
(私事ですが……)いよいよ学年末のこの学校での最後の定期テストも終えたところで、受験が迫って参りましたァ!
とはいえ成功でも、失敗でも実はそんなに変わらないっていう……。変わるのは入学時のモチベーションくらい笑
なので、モチベーションが上がった状態で勉学に励むために、今勉学に励みます!
次回もどうぞよろしくお願いします!
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