─53─パトラと妹
こんにちは!本久禅です!
この作品を手に取っていただきありがとうございます!この話が初めてだよーって方は是非1話から読んでみてください!そっちの方がより楽しめます!
そして、1話から読んでくださっている方、読み続けて下さっている方々!本当にありがとうございます!
では本編どうぞ!
「パトラ先輩!この廊下に出てる箱はなんなんですか? 」
相部屋に向かう道中の廊下には、各部屋の扉の前に箱が積み上げられていた。
「これはね!新入生達の荷物さ!この寮は基本的に2年と1年が相部屋になる仕組みなんだ!ソフィーちゃん達の荷物もこんな感じで外に出てるはずだよ! 」
「へ~!なるほど! 」
「おっとー!着いたみたいだね!マーシィちゃん!今日からここが君の家だよ!おーい!ペトラー?いるかーい? 」
「はーい!今出まーす!ってなんだ姉さんか。そこの2人は?新入生? 」
中から出てきたのは、見るからに知的そうな綺麗なお姉さんだった。
「は、はい!私が今日から相部屋になります、1-Aのマーシィと言います!よろしくお願いします! 」
「マーシィちゃんか。覚えたわ!よろしくね!ってことはそっちの子は……」
「はい!パトラさんと相部屋になりました同じく1-Aのソフィーと言います!よろしくお願いします! 」
「ソフィーちゃんね!姉さん、おっちょこちょいだけどうんと優しいから、色んなこと聞いて頼ってあげてね! 」
「はい! 」
「なんだよぉー!いいこと言ってくれんじゃん?我が妹よ!ではでは2人はそれぞれ親交を深めてくれたまえ!次は夕食時に! 」
「ペトラ先輩、失礼します!マーシィもまた後でね! 」
「うん!パトラ先輩もまた後で! 」
「ではさらばだよー!君達! 」
マーシィと別れ、パトラ先輩に着いていくこと数分、気づいたことが1つある。
ここの寮、馬鹿みたいに広い。
最上階は10階で、地下に2階あり、計12階もあるらしく、部屋数も800近くあるらしい(パトラ先輩情報)。
「着いたよー!ここが私たちの楽園さ! 」
着いたのは、『00001』号室だった。
「覚えやすくていいでしょ?00001号室は別名寮長の部屋って言われててね、1年の頃にここに入った生徒は7割近く次期寮長になるんだ! 」
「なんでなんですか? 」
「なんでなんだろうねぇ……」
いや分かんないんかいっ!それにしても寮長か……。とりあえず私がなるのは今のところ想像出来ないな。
「さーて、どうする?ソフィーちゃん。まだ寮内探検するかい?それとも荷解きする? 」
「荷解き……ですかね」
「それもそうだね!じゃあ早速やっていこうかー! 」
「えっ? 」
荷解きを始めた私だったが、なんとパトラ先輩が手伝ってくれた。「しきたりだから~」とは言ったものの、やっぱりこの人はいい人だ。
「ざっとこんなもんかな? 」
「そう……ですね!それにしても、本当に手伝ってくれてありがとうございました! 」
「いいってことよー!これからもバンバン頼っちゃってー!それにしても、なんでこの学校に入ろうと思ったの? 」
「両親の影響ですね。父も母も、この学校の卒業生で、良い環境で思う存分学べると聞いたもので」
「ここの学校の卒業生って!すごいじゃん!なんて言う人? 」
「父がドールで、母がカエラです」
「ドールさんに、カエラさんって……超有名人じゃん!Sランク冒険者に、水の女神。冒険者を志す者として知らない人はいないよ! 」
「いえいえ、そんな」
「でも、あんまりこの話は人に喋らない方がいいかもね……」
「どうしてですか? 」
「ドールさんっていったら今やアルカディウスギルドのギルド長でしょ?何とか関係を持って、卒業してから出世しようとする人もいるんじゃないかな」
「た、確かに……。それもそうですね。ご忠告ありがとうございます!逆にパトラ先輩はどうしてこの学校に? 」
「ああ、私?私はね……」
──カラーン、カラーン
寮内に、鐘の音が響き渡った。
「うおっと!危ない!私の話は後で!とりあえず食堂へレッツゴーだよ! 」
「この鐘は? 」
「ご飯を告げるチャイムなんだ。一応寮長だから、遅れちゃダメでしょ? 」
そう言うと、パトラ先輩は私の手を取って走り出した。
忙しないという印象は前にも増して染み付いたが、それ以上にパトラ先輩への好感度はうなぎ登りだ。
ここまで読んで下さり、ありがとうございます!
パトラと、ペトラの設定で同じ学年の姉妹で、双子じゃない子ってたまーにいますよね!残念ながら知り合いの中にはいませんが……。
1度お話を伺いたいなぁとは思いつつも、レアケース過ぎて見つけられないのです笑
どんな苦労があるーとかそういうお話聞きたいなぁ!そしたら作品に活かせます!
なので将来修正が入って心情描写が細かくなってたら察してください!!
次回もどうぞよろしくお願いします!
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