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─47─シャルさんのご好意

 こんにちは!本久禅です!

 この作品を手に取っていただきありがとうございます!この話が初めてだよーって方は是非1話から読んでみてください!そっちの方がより楽しめます!

 そして、1話から読んでくださっている方、読み続けて下さっている方々!本当にありがとうございます!



 では本編どうぞ!

 僕は、アルさんを助けるべくシャルさんが住まう場所へと、慣れない轡を握りながら全速力で駆けていた。


 しかし、それにしても馬の操縦が難しい。アルさんが自慢げに話していた、「役立つようで役立たない、ちょっとだけ役立つ簡単馬操縦テクニック入門編」をちゃんと聞いておけばよかった。


「あれかっ!? 」


 前に見えてきたのは、周りの銀世界にポツリと佇む1つの洋館であった。

 窓から明かりが漏れている。どうやら遠目で見る限り留守ではなさそうだ。



──ゴンッゴンッ


「すみません!どなたか居られませんか?すみません! 」


 佇む洋館へと何とか辿り着き、アルさんを背負いながら大きな木製の扉を叩いた。


「はーい!どなた様でしょうか? 」


 中から出てきたのは、アルさんが言っていた通り物凄く美人のお姉さんだった。


「突然すみません。染谷俊樹と言います。どうか、どうか僕の仲間を助けてはいただけませんか? 」


「どうなされたのですか? 」


「途中で敵に襲撃されまして……。その際に仲間が。今はもう瀕死で。アレスに住まうシャル様は回復魔法が使えると聞きました。どうか助けていただけませんでしょうか」


「分かりました。引き受けましょう。さぁ患者さんを早く」


「はい! 」


 家の中に入れてもらい、アルさんをソファに寝かせた。


「では始めます」


 シャルさんの手から、温かみのある光が放たれ、それがアルさんの体を包んだ。

 そして、みるみるうちにみぞおち辺りに出来たレイピアによる穴は塞がった。


「す、すごい」


「いえいえ。今は眠っていますが、翌朝には目覚めるでしょう。そう言えば、コノエちゃんとカナエちゃんはどうなさいましたか? 」


「今は馬車に……何故それを? 」


「後でご説明しますね。どうぞ2人もこちらへ連れてきてください」


「は、はい」


 僕は急いで馬車へと戻り、よく眠った2人を担ぎあげて今一度洋館へと戻った。


「お待たせしました」


「いいえ。そちらの寝室にあるベッドを使ってください。そのあとは……お茶でも飲みながら少しお話しましょうか」


 僕は言われるがまま、寝室だと案内された部屋のベッドに2人を寝かせた。


 戸惑いを隠せていないだろう。まるで狐にでも包まれた気分だ。


──パチパチ


 リビングにある暖炉の中の薪が静かで冷たい空間に温かみを与えている。


「実は待っていました、俊樹さん、あなたがいらっしゃるのを。ドールさんから昨日速達で文を頂きまして、そこにコノエちゃんとカナエちゃんのことも」


「そうでしたか」


 なるほど。納得だ。ということは……


「では僕がこの地へ参った目的もご存じですか? 」


「大方、ドールさんからの文で伺っています」


「それでその……ご教授頂けますでしょうか? 」


「ええ。そのつもりです。しかし……私の持つ回復魔法は無属性魔法。しかもかなりのレベルと魔法適性が必要です。それでも、挑戦されますか? 」


「はい。長い時間が必要でも、それでもきっと習得してみせます。どうかよろしくお願いします!シャル様」


「分かりました。では承りましょう。それとさすがに[様]という敬称は気恥しいので、呼び捨てか呼びやすいように呼んでください」


「では『シャルさん』で」


「はい!それで、聞きたかったんですけど、遭遇した[敵]というのはいったい?

 見たところ、アルさんというこのお方は半端なモンスターに倒されるほどヤワではないと思いますがてん」


「[ヴァルラスに使える幹部12階のサルドロ]と言っていました。僕も一瞬手を交えましたが、相当強かったです」


「幹部……ですか。よく生きてここまで辿り着いてくれました。目的などは口にしていましたか? 」


「それが……あの子達みたいなんです」


 僕は寝室を指さしながら言った。


「なるほど。なら納得がいきますね。彼女達が引き寄せたというのなら」


「ではシャルさんもあの2人の秘密を? 」


「えぇ。一目見た時から。それと俊樹さん、あなたのその異常な強さも私は見抜いていますよ? 」


「はえっ? 」


「あなたが隠し持っている、その考えられないほどの魔力。長年生きてきて初めてです。これは鍛えれば間違いなくこの世界のトップとなり得るでしょう」


「い、いやそんなことは……」


「明日からの修行。私は楽しみにしていますよ?その才能が少しでも大きく開花することを」


「よ、よろしくお願いします! 」


「俊樹くんも疲れたでしょう。もうおやすみなさいそこの寝室のベッド、後2つ余っているはずです。アルさんも連れて、ね? 」


「はい、おやすみなさい」


 シャルさんに挨拶をすると、僕はアルさんを担ぎあげ、寝室に入りアルさんをベッド寝かせた。


 そして直ぐに僕も隣のベッドへ横たわった。


 異常なまでの疲れがその瞬間体に溢れ、ストンと眠りへ落ちた。

 ここまで読んで下さり、ありがとうございます!

 47話ですかぁ……。早いものですねぇ!49話までを一区切りとして、50話からは新しい展開を用意したいと思っています!

 ぜひご期待ください!!


  次回もどうぞよろしくお願いします!


 ブックマーク、評価、感想、レビュー、どしどしお待ちしています!私のモチベーションになります!


 恒例となりましたが、今回もTwitterID載せさせていただきます!もし興味ございましたらお気軽にフォロー等よろしくお願いします!


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