─12─相棒
こんにちは!本久 禅です!
この作品を手に取っていただきありがとうございます!この話が初めてだよーって方は是非1話から読んでみてください!そっちの方がより楽しめます!
そして、1話から読んでくださっている方、読み続けて下さっている方々、本当にありがとうございます!
では本編どうぞ!!
「いらっしゃい、ソフィーちゃん!それと、そのお連れさん!今日はどんな用だい? 」
ずっと思ってたけど、ソフィーの街の中の知名度すごいな!
「こんにちは!アドガーさん!今日は俊樹の新しい武器を買いに来たの! 」
「ど、どうも! 」
アドガーさんは、「The・ドワーフ」って感じの人だ。本当にドワーフって鍛冶関係の仕事に就くんだなぁ。
「俊樹君か!よろしく!で、どんな武器をご所望だい? 」
「えっと、僕は魔法が得意なので魔法が使いやすくなるような武器がいいです! 」
得意というか、魔法しか使えない……。
「魔法か……。属性は? 」
「で、出来ればどんな属性の魔法も打てるようなやつがいいです」
「ど、どんな属性も!?これまた難しいことを言うねぇ。そうか……どんな属性もかぁ」
「無理言ってすみません」
「いやいやいいんだ!ちょっとそこで待っておいてくれ! 」
アドガーさんは、店の奥へ消えていった。
それにしても、この世界はいい人がすごく多い!こんなにも、人の温かさを感じられる環境は生まれて初めてだ。
暫くすると、アドガーさんが店の奥から出てきた。持っているのは、縦長い、およそ30cm程の箱だ。
「これなんだが……数年前に市場で買ってな。何度か、売りに出そうとしたんだが、
『この杖、本当に杖か?全く魔法が出ない! 』と突き返されてな。正直、この杖の性能がよく分かってないんだ。だから、逆に可能性だけはあると思ってな」
そう言って箱を僕に渡した。中を開けてみると、そこには真っ黒の杖が入っていた。持ち手には、金色の装飾がある。
な、なんだろう……。この異常なしっくり感は。
「気に入らないのであれ……」
「僕、これがいいです」
僕は即答していた。何故か、この杖に惹き付けられるものを感じたのだ。
「え!?俊樹、それでいいの? 」
「うん。なんだろう……不思議な感じ。僕とこの杖の呼吸がピッタリなんだ」
「そうか……。なら1度、あの草原で使ってみるといい。もし合わなかったら持っておいで。また探そう」
「いいんですか!?ありがとうございます!じゃあ早速行ってきます! 」
「ちょ、ちょっと俊樹!! 」
どうしてだろう……。魔法が打ちたい。この杖を試してみたい!
そんな気持ちが僕を突き動かしていた。
「い、行くよソフィー」
「う、うん」
草原に着くと、早速箱から杖を出して標的を付けた。狙うは、少し遠いこんもりとした丘だ。
僕は、ありったけの火属性の魔力を杖の先に集めて、爆発するイメージで放った。
着弾し、身構えたが音より先に衝撃が来た。次に来たのが、轟音。腹の底まで響く深い音だった。
魔法を打った丘は綺麗さっぱり無くなり、あとには、剥き出しになった大地が見える。
横を見ると、ソフィーは腰を抜かしている。
予想外だ……。こんなにも杖で違うなんて……。
「う、嘘でしょ?お父様の極大魔法と同じか、それ以上の魔法を、普通の魔法のためスピードで……。一体どうなってるのよ」
僕達2人は、剥き出しになった大地を見つめ、少しの間放心していた。
「僕、これにするよ。いや、これ以外ありえない! 」
「そ、そうね!凄すぎてビックリしちゃった」
僕達は、アドガーさんの元へ戻り、すごく気に入ったということを伝えた。
「それは良かった!その杖も喜んでるよ!あっ!あとその杖の代金は要らないよ! 」
「えっ!?ど、どうしてです? 」
「いやぁ、そこまで杖を買って喜んでくれたんだったら、もうそれだけで十分だよ! 」
僕は少し目頭を熱くした。な、なんて優しいんだろう。
「ありがとうございます!きっと、すごい冒険者になって、またお礼に来ます! 」
「あぁ!楽しみにして待っているよ! 」
僕のこれからの相棒と、尊敬する人がまた1人、増えた瞬間だった。
ここまで読んで下さりありがとうございます!
今回は、異世界転生もののテンプレ!武器編でした!書いててすごい楽しかったです!杖ってなんか欲しいですよねw
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次回もどうぞよろしくお願いします!
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