悪役令嬢、白黒つけずにのみこむ
「ミカちゃんのばかー。きらいきらいだいきらい!」
騒ぎが起きたのはあれから一週間。
お互い居た堪れず、ミカに有給を与えてからでした。
遡りますが、ミカがいないというのはわたくしの人生ではほぼなかったことです。
ベンからカードを受け取った翌日は精気が抜けたままフェイロンとメイが遊ぶのを横目にとらえながら気づけば夕刻になっていました。
メイは頑張ってはいますが、早朝から水をこぼす、髪結でわたくしの髪を引っ張ってあわや燃やしかける、ドレスの替えが出来ず泣き出す、アクセサリーに見惚れて動かない(※懐に入れなくなっただけ進歩しております)、わたくしの書をフェイロンたちと倒して遊ぶ、食事を運ぶ中でポチの尻尾を踏んでタマにまで叱られるなどの失態を重ねていたようです。
そのわたくしも物憂いまま時を過ごし、夕刻たまたま姿見をみてはじめて己の髪が斜めに結われていることに気づいたのですから。
そういえば湯浴みを如何にしましょう。
わたくしは物心ついてから、ミカやその母であるわたくしの乳母であるノリリ以外に肌を見せたことがありません。
いえ、リュゼ様は例外ですが、まるで子猫のように扱われる屈辱を幾たびか。
特にお酒を召した勢いで彼にしなだれかかった時はかなり本気でお叱りを受けました。
「メイちゃん。こうだよ」
「フェイちんありがとう」
失態を重ねるメイについにたまりかねたらしいフェイロンが玩具を置き、諸々の所用をメイの肩の上で指導し始めます。
ちなみに彼が本気を出せばミカが危惧するほどなのですが、嬰児の身体ゆえに手足の短さは如何ともし難いようで。
さすがに召物については彼は頑としてメイに頼みましたが、メイがストマックの針をわたくしにまで刺しかけ青ざめて泣き出したり、ファスナーを指に挟んでしまうなどを目にしますと。
召替えの手伝いとはかほどに大変なものなのですね。
取り乱すメイを見ていると叱る気持ちも起きません。
わたくしが取り乱して泣き出したいのですから。
ミカとノリリはオハラの末裔。
裁縫や刺繍や編み物は慣れたものです。
曲がりなりにミカが仕込んでいるメイはまだしも、思えばはじめのころのカナエはしるすにはあまりにも憚る仕事でした。
ミカとわたくしがただしく私室として占拠していました寝室は今となっては広々として寒々しく感じます。
いえ、理屈の上ではこの部屋が城内で最も暖かい部屋なのは理解してはいるのですが。
わたくしにも執務室があり、そちらにも簡易寝台がありますが調べ物を行う時にミカを寄越して蔵書を運んでもらうのみであまり使わない部屋です。
されども一人で煩いことを済ますには適切な部屋だと評価し直すことに相成りました。
本来、着替えも湯浴みもいくさば赴く支度もできねばムラカミの女ではありません。
一人で物憂いをするには、何よりミカと顔を合わせるよりは。
「ここにいたか」
「リュゼ様」
潮風を頬に受け物憂いでおりますと彼が入ってきました。
「昨日は申し訳なかった。彼女達はいないと確認したつもりだったのだが」
「いえ、わたくしの方こそ拙速でした。カードなど後で届けさせれば露呈しなかったのです」
そうすればミカを喜ばせたまま終わることができました。
ミカが来ると知ればミーシャことマリア様は急ぎ帰ってきてもおかしくありません。
何故そのような抜本的なことに気づかなかったのでしょう。
「ベンには繰り返しミーシャに言うなと告げたのだが、私は結果的に君達を傷つけた」
「ミカにはいつか知られてしまうとわかっていながらも先延ばしをしつづけたわたくしに責任があります。彼女はわたくしの臣ゆえに。
そして家の守りなき小娘どもに何ができましょう。まして彼女達は臣たちを失っているのです。わたくしに対してはむしろ……」
彼は表情を動かさず近くに椅子を置いて座りました。
潮風を受け、小鼻が痛うございます。
「軽率なのは私の方だ。君の言う通りカードなど後で届けさせればいい。それより私は君達の方が心配だ」
わたくしの目元にハンカチが触れました。
「君が、憎まれて元気になるものはいない。
もっともこれは私の狭い了見の上でしかないがね」
わたくし、軽率を重ねていますね。
もちろんわたくしを憎むものなど両手の指では数え切れないのですが、それでも彼はいないとおっしゃってくださいます。
「世の中には憎まれてこそ有能と思い込むものもいないではないが、海賊の頭目に祭り上げられた私自身が有能かと言われると甚だ疑問だ。
私が今あるのは人々の支えによるものに過ぎん。実際のところ失敗と反省だらけだ」
「リュゼ様は完璧でございます」
「そんなわけあるか。
君にも大いに助けられている。
その上で先ほど君が遮った君の友人達の件だが」
「恥ずかしい真似をしました」
彼は続けます。『りゅうをはぐくむたいりん』が潮風に強いのかはわたくしにはわかりませんが、不器用ながらも殿方にしては手際良く彼は世話をします。
この花の香りはわたくしも好きですね。
「彼女達の境遇には察するに余りある」
わたくし自身がそうでした。
彼女達が不甲斐ないわたくしどもを憎むのはむしろ自然でしょう。
「しかし君達はいつまでも憎み合うほどの間柄でもないだろう。勝手に私の暦本を作るくらいだからな」
「その節は申し訳ございませんでした。恥ずかしい真似をしました反省しています。お許しください本当に反省しております」
ミーシャことマリア様は筋肉質な方が好きな上、他人の話をたとえ身分ある方でも遮ってしまう時と同様に筋肉の話題になると腹心の友と名乗りあったころと同じように振る舞ってくださることがございます。
ベンジャミンことかつてのフランクに心寄せるなどは想定外でしたが。
彼はどちらかといえばかつての『緑の大地』の実質初代王とされるオルティス王のような線の細い人物ですから。
「わたくし、いくらでも顔色ひとつ変えずに嘘をつきます。それなのにミカには無理なのです。
彼女の前では心揺さぶられてしまうのです。
彼女が期待するような主人でありたいと思って、必ず裏目に出てはいつも叱られるのです。
そして今後は叱ってくれないでしょうね。
彼女は流氷が溶け次第帰ってしまうでしょう」
今までの給金だけでも実家に帰るには充分な額をわたしていますから。
彼はすっかり物憂いに取り憑かれたわたくしに。
「君は少々……いやいい。ところで子爵令嬢は狐狩りの腕利きらしいな」
「何故ご存知で」
わたくしどもムラカミはひとごろしゆえ却ってこれ以上の殺生を好みませんが、貴族にとっては鹿狩りや狐狩りは戦闘訓練を兼ねた一般的な趣味です。己の犬や鷹を持ち馬を駆り銃を手に取る女性は珍しいほうですが、ピクニックを兼ねての観戦程度ならむしろ嗜みでしょう。
「いや、私も君やミカを家族のように見てしまう傾向がある。肉親などいないのにな」
「ここにいますわ。未来にはさらに賑やかになりましょう」
彼は「そうだな」と告げてから続けます。
「これは彼女たちに口止めされていたことだが」
「『彼女たち』?」
「私に君が拐かされたことを教えてくれた娘たちがいる。メイもそうだが君を助けに行くと譲らなくてね。誰だかわかるね」
「まさか、マリア様……ミーシャですか」
デンベエは猫たちに導かれてわたくしの救援に来てくれましたが。
「デンベエはうまくやったよ。確かに彼の言う通りかれは、いや彼ら彼女らは『商談中』だった。家族としてどう暮らすかという人生を賭けたものだったがね」
確かに彼はあの時ものすごく怒っていました。
それもこれも銃を手にわたくしを助けに行くという未来の孫娘とその婚約者を抑えるためならば理解できます。
「君の友人達ならば私も会っている。あちらは覚えていなかったようだが、あの席にいたからな」
わたくしは婚約者にも友人たちにも裏切られ精一杯強がっていましたが、彼は冷静だったのでしょう。
「私も君ほどではないが多少ながら他人の顔を覚えている。あの娘は君と和解したいとは思ってはいない。それは間違いない……しかし殺したいという気持ちと己が関わらないところで相手が本当に死に瀕しているとき、助けたいという気持ちは両立するものだ」
「わたくし何をすれば良いのでしょうか。彼女達に対していかにすれば良いのでしょうか。何よりミカに」
わたくしはもうミカと目を合わせることも出来ず。
「君はミカに近いからこそ見えないこともある。
例えば君の友人達は君がいうように運命に翻弄され不幸に遭い家中のものを亡くした。
それでも彼女達は君の危機に銃を取ってくれたのだ」
ありがとうマリア様。いえミーシャ。
「話し合いなさい。ミカは君の分身と言って良い間柄だろう。
それからミカに休暇をやりなさい。
彼女は良く勤めてくれているがショックが大きい。どのみち勤めは果たせないだろう。代わりになるかはわからんがメイに世話させる」
ミカはわたくしの謝罪を受け入れてくれましたが、心在らずといった様子でわたくしは胸を痛めていました。
そして、冒頭のミカとメイの喧嘩です。
すわ何事。
「わたしはカナエって子じゃない! ミカちゃん三回も間違えた!」
「申し訳ございませ……メイ。メイ。開けてください」
ミカの返事を待たずに鶏小屋にメイは閉じこもってしまいました。
思えばシロにコマにパイ。
彼らも長くわたくしたちといました。
普段から格別に仲良しなメイやミカほどではございませんがわたくしも彼らがわたくしに向ける忠義には心打たれることがあります。
大型コカトリスは清潔好きです。
そして彼らの小屋は彼らの側からかんぬきをかけることができます。もちろん彼らと仲良しのメイも。
「メイ。出てきなさい」
「やだっ。ミカちゃんなんてきらいきらいだいきらい!」
「なんの騒ぎだ」
「あん? どうしたんだいミカ」
クム夫妻が出てきました。庭師の仕事は『うたうしま』では手狭になるため、最近は水利の仕事が主だっておりますがサフラン様の出産を控えつつも、小さいながらも見事な内庭を維持してくださっています。
「メイ、でておいで」
「やだやだやだ!」
賢者のショウや医者のピグリム、紋章官バーナードのみならず直接の上司である執事頭のジャンまでもがさじを投げる頑固さです。
「ねえねえポール」
「言っとくがこうなったら餌付けでも出てこねえぞライム。チーズとか置いても無駄だからね」
「わたしはネズミじゃないもん」
「おまえのことじゃねえよ。でもまあ……」
ポールはかんぬきを手に徹底抗戦の構えをミカに見せているメイにいいます。
「頑張れ」
「煽らないでよポール!」
ライムが抗議しますが、ポールは子供の頃近所の子供たちを世話していたらしいのです。
「自分を見てほしい、自分だけを好きになっていてほしいってのに、相手は知らないやつの影を見ていたって感じたら子供はああなる」
メイは子供ではございませんが、ミカと関わり出して急に幼なげになってしまいました。
「メイ、出てきなさい」
「お嬢様の言葉でもいや!」
鶏小屋は潮風を防げる構造ですが、明かり取りもしっかりしており、メイはわたくしの顔を伺いミカに悪態をつくことができます。
ミカは必死で弁明していますが火に油を注ぐ結果になっており。
わたくしはミカに向けて「困りましたね」と思わず呟いてしまいます。
ミカも「ええ。反抗期です」と認めました。
最近家中のものに対してのメイが行う悪戯は解雇を検討して良いほどでしたが、皆に『一周遅れて反抗期が来ただけだ』と弁護された経緯があります。特にメイの悪戯の被害が多いはずのライムやショウやピグリム先生からも弁護されたのは驚きでした。
ミカもメイと同じくらい大型コカトリスたちと仲良しですが、彼ら彼女たちはメイに加担してかんぬきを強化しております。
「マリカ」
「見守りましょう。リュゼ様」
彼ら大型コカトリスにわたくしめが『お願い』することで事態の解決を図ることはもちろんできますが。
「コマ、ちょっと!? シロまで手伝ってる!?」
「ミカちゃんのばかばかばかー!」
ミカに風切羽を与えたパイですらメイに味方しているのです。親鳥二羽も思うところがあるのでしょう。
それに彼らの風切り羽根は仲を取り持つものと言います。
シュタ!
手を挙げるスライムさんですが、少し見守りましょう。ところでアラン、なぜあなたはかようにスライムまみれなのです。
ポチとタマが鶏小屋に侵入して説得し、フェイロンも手伝っていますがメイは両耳を塞いで駄々を捏ね。
結局、翌朝鶏小屋でコカトリスたちのお腹の上で眠るミカとメイをわたくしたちは目にすることになったのです。
わたくしもかつての友達と、何よりミカと向き合っていかねばなりませんね。
ところで。
皆様の中には察している方もおそらく多くいらっしゃるでしょうが、伯爵令嬢ロゼリア様は死んだことになっていますが健在なのです。
パンをめぐる流刑民同士の争いで、飢えた妹を庇ってパンを盗んだとされる『姉』に見覚えがございました。
それはロゼリア様直属のカリナです。
これは憶測ですが、ロゼリア様とカリナが旅する中でやまとの勧進帳のようなことが起きたようなのです。
つまり、通行手形である教会の証明を持たないロゼリア様を追手が問い詰め、忠義と主人の身の安全とを秤にかけて苦悩した挙句カリナがロゼリア様を打擲して切り抜けたことが。
わたくしどもが治療したとき、ロゼリア様はあちこちお怪我をしており、明らかに自身では動ける状態ではございませんでした。
それでも、わたくしには拷問史や旅の途中で暗殺者がつけたとは思えぬ傷を、そして痛み止めには過剰な薬の痕跡をロゼリア様にみとめることが出来ました。
今のロゼリア様はカリナを姉と思い込み、共依存のような状態にあります。
ロゼリア様は勘気が強く、ずいぶんカリナを含め臣下に酷いことをなさいました。
わたくしどもの目の前でカリナの頬を鞭打ったほどです。
幸いにもカリナには傷は残りませんでしたが、逃避行のすえ彼女らの関係は大きく変わってしまったのです。
ロゼリア様は優れたデザイナーのセンスを持っており、治療行動の一環としてミーシャと共にカレンダーの服飾やアクセサリーデザインを担当しております。
カリナからは遠ざけていますが、いまだ時々カリナを呼ぼうとします。
この件については経過を見守るとしても、わたくしが怪しげなお薬を忌み嫌う理由が皆様にすこしでも理解できれば良いと思います。
そして、バーナードとともに将来彼女たちの家の名誉回復ができるように証拠を残そうとなりました。
今は流刑民でも、いつか再起できるように。
彼女たちを守って儚くなった方々のためにも。
わたくしとミカは結論だけ述べれば仲直りしました。
彼女はわたくしを抱いて慰めてくれました。
大泣きするわたくしをリュゼ様は見ないふりをして席を外してくださいました。
そしてわたくしたちは、元のさやにおさまるみつるぎのごとく寝室を占拠しております。
ただ今までと違うことはわたくしが改良開発し特許権を行使しないことにした新型ストゥブの前で三人揃って餅を焼いているという状況です。
それも米や麦の餅ではございません。
ええ。あの忌まわしき機械教徒が作りし餅蕎麦から作りしものです。
ストゥブの上でふんわりふっくら蕎麦の香りと共に膨れ上がる香ばしさ、そしてほのかに残る甘い後味はやはり素晴らしいと認めざるを得ません。
ええ。わたくしどもは結局この餅蕎麦の普及をとどめることを諦め、当地にある固有種と嘘をつくことになったのです。
ぷっくり膨らむ餅のように頬は膨らませませんが、リュゼ様はご機嫌斜めです。
「納得がいかない。私は確かに流刑民にも給与を認めた。流刑民に篤志家が与えた財産を認めた。
ショーヤは専売を全てなくし、流刑民に給料を払う羽目になり、流刑船の改善をせねばならない」
「はふ、はふ。らんまひゃま餅が膨らみました」
ミカ、はしたないですよ。
「なのに、流刑民の意欲が上がり飛躍的に労働生産性が増し、機械教徒が作った餅蕎麦の実は土地に実り、ミソから出た漏れ汁からショーユという新しい調味料が牡蠣の煮汁ともども主婦に支持されている。
我々は彼にいいように扱われたのではないか」
そうかもしれません。いえそうなのでしょう。
それでもわたくしたちは己の悪事や人々の罪と向き合っていかねばなりません。
わたくしもおぼえのなき断罪をされた身。
ひとを裁きひとを縛りそして人の前にたち正義を名乗るには傲慢にすぎる身の上ですから。
わたくしもミカに習い、あえて可能な限りはしたないように餅に手を伸ばします。
ショーユに砂糖。そしてきのこや海藻だしと茶で割ったスープ。
その白い湯気は喉を通り抜け、香気まことに素晴らしく、味まさに山海の珍味。
「白かろうと黒かろうと、ネズミを取る猫がいい猫です。そうでしょう。ポチ。タマ」
「にゃ」「くわせろ」
「ダメだよポチ。餅なんか食べたら喉を詰まらせたらどうするの」
フェイロンが呆れる中、機械教徒が品種改良したもちになるそばからできたそばがきを醤油と海草そしてきのこからできたお出汁を使ってわたくしたちは召しました。
餅蕎麦は移民株式会社の人々が窮余の策として『どこぞの商人』から受け取り嫌々育てたもの。
「すごく美味しいです。これならばミソが嫌いなわたくしでもくちにできます」
「おじょうはま、はふはふ。おいひいれす」
ミカ。落ち着いて食べなさい。でもこれはまこと珍味。わたくしこれほど美味しいそばがきは初めてです。機械教徒が作りし『邪悪な生物』侮りがたしですわ。
「これは君たちのいう”そばがき”だが、街ではこのモチモチした歯触りを用いた切り麺が深夜の屋台であってな。安価で手軽に身体を温められて美味しく、しかも手早く食べることができ腹持ちまでも良いと労働者や冒険者の熱い支持を受けている」
ひとは不思議なものです。
ロゼリア様とカリナのようにお互いに求め合っていても他者には理解し難き関係もございます。
ミーシャことマリア様がわたくしに向けるように憎しみだけでは説明できないこころもございます。
『正義の反対は別の正義である』
どなたかがおっしゃったことですがこれはあまりに皮肉が効きすぎています。
わたくしたちは愚かで善人とはとても呼べません。
でしたら正義とはどこにございましょう。
わたくし、愚かで悪党ですので、正義の反対にいる存在としては慈悲の心を提唱しますわ。
ですから、リュゼ様、御慈悲と思って、蕎麦湯を少し……。
「……」
「ひょっとしてお嬢様」
す、少しつらいですね。
「吐き出せ何をしている! ミカ! マリカの足を上げろ! 思いっきり足の裏を叩け私も喝を入れる!」
リュゼ様。ミカ。
わたくしもあなたたちとともに餅のように長くしっかり繋がっていたく思います。




