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扉の少女  作者: K・t
番外編
124/124

登場人物紹介2&用語集&後書き+α

第三部についてまとめました。

話の核心や裏設定に触れていますのでお気を付けください。

■登場人物紹介


ミモル:12歳

エルネアと森の奥の家に住んでいたが、ネディエと再会したことで状況が一変。

アレイズの思いに触れ、世界の在り方について悩んだ末に天へ行くことを決意。

このままでは未来がないことを知り、「正解を探す」ために自らが柱となる道を選んだ。

第三部の最後では天で数年を過ごして成長している。


エルネア:?歳

日夜、ミモルのサポートに勤しみながら、生みの親であるディアルの傍で仕事をしていた頃もこんな風だったなと思い出す瞬間も。

森の家にも時々帰っていて、朽ちてしまわないように管理している。


フェロル:?歳

一歩引いた性格のせいで損をしてきた青年。

物怖じしないオーブとは昔から仲が良く、いつも一緒だった。

実はナドレスとも親しく、兄弟のように接しつつも、オーブが「可愛がり」過ぎないように見張るストッパー役でもあった。

エルネアと共にミモルのサポートに忙しい日々を送る。


スフレイ:20代

ミモルの紹介でハエルアの領主家に雇われた。

ルシアではなく、領主教育の一環としてネディエが行動を管理している。

雇い主の頑固さに疲れ切ってはミモルに愚痴を言いに行っていたが、歯に衣着せぬ物言いが嫌いではなく結構楽しんでいる様子。


ネディエ:12歳

転がり込んできたスフレイに頭を痛める日々。

でも今回の旅で互いを深く知ることになり、気持ちにも変化があった。

ハエルアに戻ってからは、ミモルの帰還を待ちつつ領主となるべく勉強に励む。

一方で、いつかは力を完全なものにするために精霊との契約の旅に出たいとも思っている。


ヴィーラ:?歳

アレイズに関する記憶がよみがえった今も、ネディエを一番に思う気持ちは変わらない。

彼女を支えて町を見守り続けている。


ジェイレイ:?歳

悪魔と人間のハーフ。赤くて長いポニーテールが特徴。

元は18歳程度の外見だったが、天の光に焼かれ、子どもとして蘇生そせいした。

自分を助けたミモルを母親、リーセンを(何故か)父親だと思い込んでいる。


カナン:15歳&オーブ:?歳

カナンはシュウォールドの町に住む女の子。花屋の娘。

オーブはフェロルの幼馴染み。

二人の家にはカナンの弟とそのパートナーがいる。


アレイズ:?歳

ヴィーラの前の主。

悪魔と戦う間に天への疑いを持ち、事実を知って「仕組み」を変えようと決意する。

自分の魂を半分に分けて、片方はネディエとして転生、もう片方はアレイズとして生き続けた。

天に企みを知られていたと悟った段階で己の限界を認め、仲間を守るために自ら死を選ぶ。



□神々


エレメート:?歳

元素を司る。精霊達を束ねる王。

明るく温厚な性格で、オーブの生みの親でもある。


ディアル:?歳

知識を司る。エルネアの生みの親。側近はアルト。

無表情とメガネがトレードマーク。


シェンテ:?歳

戦いを司る。サレアルナとは恋人同士の間柄だった。

フェロルとナドレスを生み出した。熱しやすいところがある。


クロノ:?歳

時を司る。大人と子どもの二つの姿を持つ。側近はムイ。

ヴィーラを生み出した。少々ものぐさな性格。



■用語集


「契約者」

女神の血を受け継ぐ人間の中でも、天の扉を開いて天使と契約を交わした者のこと。「選ばれし者」とも呼ばれる。

精霊と契約することで様々な力を使えるようになる。


「天使」

神々が生み出した、翼を持つ者達。

天には大勢住んでいて、人間にばれると地上に降りて守護する役目を担う。

彼らが守る土地は肥え、町や村は繁栄・発展する。

※正確には契約者の力を天使が周囲に広げることで起きる現象。

 世界の崩壊を遅らせる効果もある。


「神々」

無から生まれ、世界や生き物を生み出した存在。

争いを起こして数を減らし、また寿命を迎えつつあったために世界を支えられなくなっていた。

存続させるために人間の中から新しい神候補を探し出し、パートナーとして相応しい天使を遣わしてきたが、実は700年前にも試みて失敗している。

今回が最後のチャンスであり、ミモルが選ばれた。



思い付くものを上げてみましたが、今後も何かあれば追記していきます。

入れて欲しい内容がありましたらお知らせ頂けると嬉しいです。




ここで先にお礼を伝えさせて下さい。

皆様、「扉の少女に」お付き合い下さって、ありがとうございました。

ミモルの日常はまだまだ続いていきますが、ひとまずここで幕引きをさせて頂きます。


いつか「Ⅱ」と題して続きを投稿するかもしれません。

その時は、またお読み頂けたら嬉しいです。

本当にありがとうございました!!



さて、以下はこの物語と私が書いている他作品との関わりについて書いていきます。

ご興味のない方は閉じて下さって構いません。

また、他作品のネタバレを多分に含みますのでお気を付け下さい。











さて、それでは蛇足に入らせて頂いてよろしいでしょうか?


◆「扉の少女」と他作品の関係

 この物語は他の中編・長編作品の土台となっています。

 簡単に言ってしまうと、みんな同じ世界の住人というわけです。

 このことを前提に話を進めていきます。



◆「扉の少女」と「家出物語(仮)」

 主人公のセクティア姫は、親の決めた結婚相手について「中央大国の王子の側室にするなんて」というような発言をしています。

 この相手国が、ミモルのいるオキシア王国の周辺にある国の一つです。

 そしてこの物語は「騎士になった魔法使い」に続いていきます。



◆「扉の少女」と「騎士になった魔法使い」

 コラボ話で触れていますが、ミモルと主人公のヤルン達魔導師は同じ女神の血を引く存在です。ただ、本来の使い方ではないので色々と制約が生まれています。


 ヤルンが魔力の制御にずっと手こずっているのも、抑えてくれるパートナーがいないためで、素養だけなら二人は同程度です。


 ちなみに二人が力比べをすると、確実にミモルが勝ちます。

 自然や精霊の力を魔導書と呪文によって間接的に借りる「魔導師」と、直接使役する「契約者」の差です。


 なお、オルティリトは物語の中で「天使には何度か会ったことがある」と語っている通り、ある程度のことを知っていて、強さのタネにもなっています。



◆「扉の少女」と「吸血鬼な幼女様と下僕な俺」

 「騎士になった魔法使い」で吸血鬼のルーシュが説明していますが、彼らは魔導師の血を飲むと体を壊してしまいます。

 魔導師は契約者と同じ存在なので、要するに「神の血は口に出来ない」のです。


 吸血鬼は魔導師と「魔術を提供して貰い、対価を払う」という契約をすることで共存しています。彼らは天とも契約を交わしていて、そちらは「契約者のかわりにパートナーの血を与える」というものになります。


 少しこぼれ話をしておくと、吸血鬼の女王・キミトは元素の神・エレメートと親しい仲、などという設定があったりします。

――と、色々と(好き勝手に)語らせて頂きましたが、少しでもお楽しみ頂けたでしょうか?

気になることなどがありましたら、そちらもお寄せ下さると有難いです。


またいずれ、今度は外伝を投稿しようと考えています。よろしければお付き合い下さい。

それでは今度こそ閉じさせて頂きます。改めまして、ありがとうございました!

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