表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/14

蘇生と妖刀

いや~、今回は難産でしたね!

でも、書けてよかったです。

 野咲ちゃんはおそらく脳死。

 たぶん目を覚まさない。

 どうしよっかな?


 とりあえず、私が取れる選択肢は大きく分けて3つ。


 一つ目は、私が魂を食べる。

 脳死なら、もう起きてこないだろうし、それなら、私が魂を食べて通り魔の情報を得た方がいい。けれど、もし脳死じゃなかったら、私は野咲ちゃんの未来を奪うことになる。


 二つ目は、放置。

 脳死かどうか確認できるまで待って、それから動いても良い。脳死なら私が食べて、違ったなら、野咲ちゃんが事情を話すでしょ。後、関わらないという手もある。別に通り魔に執着があるわけでもないし、野咲ちゃんが本当に通り魔に刺されたのか、たとえそうだとしても、私を刺した通り魔と別人かもしれない。


 三つ目は、蘇生。

 これはそもそもできるかどうかわからない。なんとなく靄を使えばできそうな気はする。けど、どう見てもこの靄が、生物に良い影響を与えるとは思えない。なんか逆に呪いそう。でも、やってみる価値はある。


 さてと、時間は…ホームルームまでまだ時間はある。

 よし。適当な生物殺して、蘇生を試してみようか。



 結果、できた。

 いや、うん。できちゃったのよ。

 ただ、魂を食べた生物は生き返らせれなかったから、誰でも生き返らせれるわけじゃないみたい。

 後、怪我させた犬を治してあげてたら、めっちゃ痛がってた。

 まあ、それは仕方ない。どうやら私の靄のこの修復能力。これは治癒というより、一度分解して再構築する感じらしい。つまり、痛くて当たり前!

 でもまあ、今回はきっと大丈夫でしょ。脳死だから、寝ててわかんないよ。


 それじゃあさっそく、といきたいけど、ちょっと実験に時間使い過ぎちゃったみたいで、そろそろホームルームが始まる。

 やるのは、放課後でいいかな?




 +-=~



 というわけで放課後…は野咲ちゃんのところに行くのはやめにした。だってなんか野咲ちゃんのクラスメートとか、同じ部活の子とかがお見舞いに行くって言ってたからね。そんなたくさん人がいるなかで蘇生するのは、なんとなく嫌だったからね。


 それじゃあ、今から何をするかと言うと、昨日拾ったとあるブツ。

 これを先生達に見せて、自慢しようと思います。

 くだらないって?別にいいじゃない。


「というわけで先生、これいいでしょ。かっこいいと思いません?」

「何がというわけか知らないけど、そんなもの学校に持って来ちゃだめでしょ。危ないわよ。」

「大丈夫ですって!」

「何を根拠に…諏藤君も言ってあげて?……諏藤君?」

「……」


 諏藤先生は、私が持ってるブツを凝視して、黙りこんでいた。

 なんとなく、険しい顔をしている気がする。

 凛導先生が、肩を揺すると、ハッとした顔をした後、深呼吸。

 そして、真剣な顔で、私に問いかけてくる。


「美霊院、お前、これどこで手に入れた?」


「これ?北の山に、祠みたいな小さな神社があってね、その中にあったよ。」


「ちょっと美霊院さん。神社から勝手に持ち出して来ちゃダメじゃない。」


「先生、細かいことは気にしない気にしない。」


「…それで、お前はそれを持ってて平気か?何か異常は無いか?」


「へ?うん。なんともないけど。これ、そんなにヤバイものなの?」


「…ああ。とんでもなくな。」


 そして諏藤先生は、私が手に持っているもの。刀を見て言った。


「それは妖刀、それも死の呪いを宿した、危険な呪物だ。」



シリーズつけましたけど、とくに意味は無いです。

なんとなく、これまで僕が書いた、他の作品も読んでくれたらいいなぁと思ってつけました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ