475杯目「園内の歌劇団」
7月上旬、与党が解散総選挙を行うことが決定し、予定通り鍛冶議員が出馬する。
田辺さんたちは普段の清掃業務から外れてもらい、立ち入り禁止区域を探させた。
人間不信で人一倍警戒心が強い田辺さんたちであれば、誰かに後をつけられるへまはしない。人と関わることには敏感だ。話し込んでいる内に鍛冶親子に対して不信感を持っていることが分かった。不満を語る時の彼らは顔が生き生きしていた。葉月グループがバリスタランドを乗っ取った時は歓喜したという。雁来木染としての僕は、名ばかり支配人として、立ち入り禁止区域を探ることに。
璃子は槍崎さんの死体が洪水で下流に埋まっていると考えているが、これは鍛冶議員の狡賢さを軽視した分析結果でもある。璃子は人の心を読めるが、それはあくまでも会ったことのある人に限る。机上の空論が現場の行動に勝てない理由の1つと言える。死体はどこかに隠されている。バリスタランドの外にあるのだとすれば、別の手段で当選を阻止する必要がある。だがそんな方法は思い浮かばない。
支配人でいられる期間は短い。夜中は田辺さんたちに任せ、僕は夕方から捜索を開始する。
アトラクション施設の中でも一際大きい劇場へと赴いた。ここではコーヒーがテーマのミュージカルが行われる施設であり、劇場の客席は立食パーティー会場を兼任しており、客たちがコーヒーチョコレートファウンテンに果物やケーキを浴びせ、あっという間に茶色へと染まっていく。コーヒー関連のキャラクターたちを演じる役者は、芸能界の頂点を目指す新人俳優たちだ。ここには様々な夢を持つ人々がいる。そんな彼らを繋ぎ、接点をもたらしているのがコーヒーだ。
他の立ち入り禁止区域は既に調べた。
残るはこの『バリスターズ・ミュージカル劇場』のみである。
いくつもの部屋が設けられているのが特徴だ。監督、俳優、メイクアップアーティストたちが準備を行う楽屋もある。ここはうちの清掃員が入れない場所となっている。皮肉にも自分の持ち場は自分で掃除するという方針が仇となり、入り込める範囲が縮小してしまったのだ。しかしながら、支配人という立場であれば、自由に入り込める。人目につく場所に死体なんてあるわけないと思われがちだが、そこが盲点かもしれないのだ。僕はあらゆる常識を疑う。誰かに教わったわけじゃない。
支配人としての雁来木染は、ただの子供にしか見えない。加えて話しかけにくいオーラを纏っている。廊下でさえ人目につくが、周囲は僕のことなど全く気にしない。一度溶け込んでしまえば、他人などただの背景にすぎないことは群集心理が証明している。部屋の1つ1つを開けて確認する。人がいない場所は全てチェックポイントとなる。狡猾な性格の人ほど意外な場所に隠したりするものだ。人の心理を巧みに操り、まんまと民衆の支持を得てきた相手だ。他人がまず触らない場所は、やはり物置きだ。
隙を見て物置き部屋を観察する。死体を隠す場所とは言ってもそこまで広くはない。
すると、閉めたはずの扉が突然開く。
入ってきたのは劇場スタッフの1人、花月雪星だった。
派手なショートの金髪、白銀に輝くピアス、紫を基調としたニットの服、藍色のチェックスカートの制服を着用した女性だ。劇場では主演を務め、男役として名を馳せている女優である。
花月さんは『シスターライト歌劇団』の団長を務めている。星のように光輝く姉妹が名前の由来だ。
兵庫県にある某歌劇団の出身だが、10年ほど前から独立し、自らの歌劇団を持つに至った。新潟県の生まれであり、以前から葉月珈琲にも度々訪れている古参勢だ。あまり売れない歌劇団だったが、以前からこの劇場専属の歌劇団として活動し、拠点も東京から福井に移した。
キョロキョロと見渡しながら部屋に入ると、すぐに別の女性が心配そうに入ってくる。
僕より3歳年下だが、子供の頃から貫禄があることに違和感を持っていたらしい。
「あれっ、おかしいなー」
「どうかしたの?」
「さっきここに子供が入っていった気がするんだけど」
「気のせいじゃない」
「あんたは見てないの?」
「ここには大人しかいないよ。子役の人が来る予定なんてないし、勘違いじゃないの?」
「――だといいけど……」
心配そうに澄んだ声で呟くと、疑いの目を部屋の壁に向けながらも去っていく。
僕は咄嗟に部屋の端に隠れた。物置きには死角が多く、気づかれにくいことが幸いした。
まさか花月さんがいるとは思わなかった。芸名なんだろうけど、僕のようにありのままでないのはまるで本当の自分を覆い隠しているかのようだ。芸能人の考えることはよく分からない。仕事中くらいは凡人としての自分を忘れ、夢の世界にいる自分を演じているように見えてならない。
午後6時を過ぎた。シスターライト歌劇団は最後の公演だ。
これで終演となるが、着替えて帰宅するまでにはまだ時間がかかる。存在を悟られぬよう音もなく慎重に部屋から部屋へと移る。誰からも認識されないようにするって、水の中でずっと息を殺しているみたいで大変だ。以前の璃子はこんな思いを20代半ばまでずっと続けていたのだから驚きだ。周囲の雑音よりも心臓の鼓動の方が大きく感じる。誰かに話しかけられでもしたら、取り乱しそうで両腕が震える。サングラスの上に帽子をかぶり、視野を狭めてまで正体を覆い隠した。
カジモール計画の稟議書及び資料は全て消去されていた。
葉月グループが乗っ取る際に慌てて消したようだ。分かっているのは5階までの大規模なショッピングモールとしてオープンする予定だったことだが、途中で計画が大きく変更されてしまい、バリスタランドに至ったが、経緯についても知る者はかなり限られている。槍崎さんの死体なんて、本当にどこかに埋まっているのだろうか。槍崎さんが行方不明となったことはニュースにすらなっていないばかりか、鍛冶議員の会社でも忘れられているかの如く、話題にすら上がらないという。
死者を語るべからず。都合の悪い情報を積極的に隠したがるのは、どうも怪しい匂いがする。
「ねえ、ちょっといいかな?」
後ろから声をかけられる。恐る恐る振り返ってみれば、花月さんが歩み寄ってくる。
――えっ、公演の時間じゃなかったのかよっ! それとも休憩時間なのかっ!?
焦りを押し殺しながら冷静に振り返ってみる。
「どうかしたの?」
「さっき物置き部屋に入らなかった?」
「あー、私はバリスタランドの支配人、雁来木染。どんな部屋があるのかを把握しておきたくてね」
「雁来木染? ――あっ、失礼しました。支配人とは知りませんでした。私はシスターライト歌劇団の団長を務めている花月雪星と申します」
「気にしないで。いつものことだから」
「もしかして清掃員たちの間で評判になっている雁来さんですか? でも彼らの話によれば、雁来さんも清掃員だったと思いますけど」
「あれはただの潜入捜査。清掃員のふりをした方が、ありのままを観察できるでしょ。スタッフがどんな勤務態度でいるかを見るのも仕事だから」
「そうでしたか。お勤めご苦労様です」
深々と頭を下げると、花月さんは僕の後ろを通り過ぎた。
ようやく解放してくれたが、疑いの目はまだ向けられている気がする。
今日の公演予定表を確認しに行くと、花月さんは午後6時から最後の主演として劇場に出演する予定であった。だが急遽、自身とは別に主演として練習させていた代役を出演させていたのだ。
間違いない。確実に僕を監視している。ここはシスターライト歌劇団が帰宅するまでは待つしかない。目の奥に疑心が見えた。隠し事をして帰ってきた時の唯と同じ顔色だ。何かを言ったわけでもなく、ほんの些細な表情、声質、仕草だけで、唯は僕がどんな時間を過ごしたのかを推測できてしまうのだ。唯を前に隠し事は通用しない。不思議と見透かされているようなこの感覚、凜と結ばれた時と同じものだ。結局唯にばれちまったし、あの洞察力には驚かされる。
背後を気にしながら各部屋を観察する。集中できないまま見過ごしてしまわないか心配だ。
嫌な汗をかき、たまらず自販機で緑茶を購入する。観光地価格なのは分かっているが、自販機で200円もかかるのは、客の足元を見ているとしか思えない。どうりで外からの飲料持ち込みが多いわけだ。
午後8時、バリスタランドが閉園する。
歌劇団の人たちもぞろぞろと外へ飛び出し、スタッフホテルへと入った。今ではすっかりと彼女たちの御用達となっているが、この状況は非常にまずい。花月さんが実質家に帰らないということだ。ここに拠点を置いている以上、いつでも僕を監視できる。思った以上に動き辛いぞこりゃ。背後の気配にばかり気を取られてしまうせいか、花月さんばかりを意識してしまう。僕以外の足音は全く聞こえないとはいえ、どこにいるのかさえ分からない。一方で一筋の安心もある。彼女は団長故に公演中は忙しいはずだ。日を跨げば流石に寝るだろう。その間に探したいが、スタッフホテルに泊まることになる。
唯に泊まりのメールを送ると、すぐに返事が返ってくる。
苦戦していることがバレた。情報屋でもないのに何で分かるんだ?
『細かいことは分かりませんけど、あず君が何かを捜していることは分かります。何かを見つけたいのでしたら、焦らずじっくり捜してみてください。案外単純な場所にあったりするかもしれません』
単純な場所って言われてもなー、劇場用駐車場くらいしか――!
そういや駐車場はまだ調べていない。アトラクションスタッフが特別ゲストとして訪問する際、客用駐車場とは別に作った場所だ。言わば特別ゲスト専用の駐車場と言っていい。遠征に人目につく場所だからまずないと思ってたけど、人を隠すなら人混みの中だが、死体を隠すなら車内だ。駐車場はみんな自分の車にしか興味がないし、園内ではあるが、清掃員が掃除をしに訪れることもないし、休園した場合にも清掃が行われない唯一の場所でもある。面積が広すぎるために作る余裕があったんだ。
早速駆け足で劇場用駐車場へと向かう。カラーリングされた派手な車やバスが停まっている。
客用の駐車場とは異なり、スペースは広いが、車両の数は限られている。多くは期間限定でスタッフホテルに泊まりながらアトラクションを盛り上げる特別ゲストとして訪問するため、私用の車やバリスタランド行きのバスが停まっている。多くのバスが停まっている中、真っ白なキャンピングカーがポツンと置かれている。ワゴン車よりも長いくらいだが、持ち主は恐らく富裕層だ。
「何してるんですか?」
不意に後ろから声をかけられ、反射的に声が聞こえる方向に首を向けた。
「! ――あれっ、花月さん」
「ここは特別ゲストが訪問するための劇場用ですよ。いくら支配人とはいえ、あなたが用のある場所ではないはずです。一体どういうつもりでここにいるんですか?」
「……私はただ視察に訪れただけ。あらゆる現場を知っておくのも仕事の内だから」
「雁来さんのことを調べさせていただきました。しかし、どこのデータベースにもあなたの名前は載っていません。ここの支配人であることは本当のようですけど、あくまでも次の支配人が決まるまでの中継ぎ支配人というなら、園内を隈なく調べ尽くす必要はないと思いますが、まさか車上荒らしですか?」
「あのねー、私がそんなことするわけないでしょ」
「でしたらせめて、本当の目的を教えてください。先ほど物置き部屋にいた件といい、怪しいと思って後をつけてみれば、明らかに業務とは無関係なことばかりをしていますよね? あなたが潜入捜査を行っていたのは、葉月グループが乗っ取る前ですし」
「……」
何て鋭い女だ。まるでこっちが悪いことをしているものと錯覚するくらいに目力が強い。
見られているだけで拘束されている気分だ。この人、やはり只者じゃない。
不正を許さない姿勢、並外れた誠実さ、女性なら誰もが憧れる勇者のような性格だ。歌劇団の団長を務めているだけのことはある。背丈も高くてスラッとしているし、そして何より……でかい。この暗さでも絶妙な丸みを帯びているのが分かるし、腰のコルセットがより落差を強調している。
「まさかとは思いますが、杉山グループの関係者ですか?」
「私は葉月グループ側の人間だけど」
「だとすれば話が噛み合いません。杉山グループの手駒になっている鍛冶茂雄さんの息子、鍛冶一茂さんが社長だった頃に清掃員として在籍していたことになります。もし何も説明できないなら、私はあなたを通報する義務があります」
「……分かった。じゃあ全部話すから、通報は勘弁して……実は私、人を捜しているの」
「人捜しですか?」
「うん、株式会社鍛冶の先代社長」
突然、花月さんの顔色が真っ青に変色していく。
口は空いたまま、何か良からぬことでも思い出したかのように顔が震え、瞬きさえ忘れている彼女は呆然としたまま立ち尽くしている。地雷にでも触れたか?
かと思えば、今度は口を強く閉じると、目に浮かぶ想いを堪え、背後のバスに体を預け、夜風に吹かれる金髪が靡き、ゆっくりと移動を続ける雲に目をやる。花月さんは誰かを思っているようだ。僕と一緒にいることなどすっかり忘れたかのように見えたが、すぐにまた僕と視線が一致する。
どこまで話していいかは分からないが、通報なんてされたら二度とこの場所に来れなくなる。清掃員である田辺さんたちを向かわせるのもハードルが高い。ましてや車の中を調べろだなんて言えないし、名目上は鍛冶の指輪だ。車の中に落とすとは考えにくいし、こっちの狙いを悟られずに目的を遂行するって本当に難しいことなんだな。ばれてしまえば全ての計画が台無しだ。
花月さんは杉山グループを酷く憎んでいる様子だ。
「どうかしたの?」
「……いえ、何でもありません」
「私で良かったら聞くよ。どうやら私たち、共通の敵がいるみたいだし」
「あなたも杉山グループと敵対しているのですか?」
「さっきも言ったけど、私は葉月グループ側の人間だよ。もし葉月グループが杉山グループとの覇権争いに敗れたりなんてしたら、葉月グループと手を組んでいる私もただでは済まないからね」
「分かりました。では話を戻しましょう。まずは雁来さんからお話ししていただきたいです。どうして株式会社鍛冶の先代社長を捜しているのですか?」
「――ちょっと長くなるよ」
花月さんには話せるところまで事情を話した。鍛冶議員がプロ契約制度を廃止しようとしていることは既に知っていたようだが、法改正を阻止するために葉月グループが動いていることまでは知らなかったようで、花月さんは感銘を受けたように頬が緩んだ。
先代社長、槍崎さんは突如行方不明となったが、恐らくは鍛冶議員によって殺され、どこかに埋められているという仮説の下、槍崎さんの死体を発見して鍛冶議員を弾劾する計画を立てていることをらしいと言いながら他人目線で話した。無論、本人が死んでいるかどうかさえ分かっていないが、ここまで世に出てこないことを考えれば、死んでいても不思議ではないこと、バリスタランド周辺の土地を持っていた所有者たちが次々に亡くなっていることを告げた。意外にも花月さんは理解を示した。
時刻は10時を過ぎた。清掃員たちの仕事が活発する頃だが、ここには一向にやってこない。劇場用駐車場が守備範囲外だったのは盲点だった。花月さんが杉山グループにただならぬ関心を持っていることは顔色を見れば分かる。花月さんが鍛冶議員の味方でないことを確認し、同盟相手と出会ったような安心を覚えた。さっきまで見せていた敵意はどこへやら。気持ち距離も縮まっている。動物の世界で言うなら、懐き始めている状態だ。彼女なら大丈夫だと本能が教えてる。駄目なら責任を取ってもいい。
メールで話すだけでは分からない真実がここにはある。
「雁来さんの言い分は分かりました。でも不思議ですね。まさか同じ目標を持つ人が他にもいたなんて、考えもしませんでした」
「花月さんも先代社長を捜していたの?」
「……いえ、詳しい事情までは――」
花月さんが口を開くと、急に僕の腹が栄養補給を訴えるように音を出した。
「あっ、そういや何も食べてなかった」
「ふふっ、スタッフホテルに行きませんか? 実はあそこ、夜も美味しい料理出してるんですよ」
「そ、そう。じゃあ行ってみようかな」
そりゃそうだ。スタッフホテルの食堂に改革案を出したのは僕だもの。
スタッフホテルの食堂まで赴くと、花月さんはいつものでと注文すると、スタッフの1人が快く返事をする。どうやら常連らしい。考えてみれば当たり前のことだ。
花月さんたちは去年からバリスタランド専属の歌劇団だし、1年以上も居座り続けている。今年から食堂に採用された満員防止法のシステムを大層気に入っているようで、満員時には客席にタイマーが置かれる光景には感動さえ覚えたらしく、歌劇団の団員が多い関係上、食堂にはどの時間帯にも誰かしら団員がいる。住み込みで働く他の部署の人たちとの交流の場にもなっているのだ。
話を聞きそびれてしまった。話す気はなさそうだが、彼女も鍛冶議員の当選には反対のようだ。
花月さんは鯖の味噌煮定食が載ったトレイを受け取り、似合わない据え置きのテーブルに置き、席に着くや否や、手を合わせて頂きますと意気込みを吐き、おまけのようについているサラダから音もなく手をつけ始めた。僕はハンバーグ定食を注文し、花月さんの隣に陣取る。腹を黙らせるように平らげていく。ダブルで注文したハンバーグが二重に重ねられ、デミグラスソースが十分にかかっている。
普通に食うのは愚の骨頂。定食ならばオンザライスだ。
夜にこんなものを食べるのは罪深い。だがこれがいい。背徳感に苛まれながら食う飯は美味い。というか美味いからこそ悩んでしまうのかもしれん。癖になるが習慣化してはいけない。うちの場合は食が偏ってもすぐ唯に修正され、結局いつもの定食に落ち着く。葉月家のハンバーグ定食はいつも豆腐ハンバーグが主役だ。ソーセージも魚肉を使ったもので、米も玄米という徹底ぶりだ。
忖度は嫌いだが、普段からさりげなくサポートをしてくれる姿勢は好きだ。
目の前の問題さえ忘れたかのように食べることに没頭し、女を演じていることさえ忘れ、花月さんよりも先に平らげてしまった。一瞬男とばれたかと冷や汗をかいたが、僕の勘違いらしい。女性にもよく食べる人はごまんといることが認知されてきたのだろうか。詳しい理由までは分からない。
「――結構食べるんですね」
「う、うん……なんか変?」
「そんなことありません。元気があることは何よりの宝ですから」
窓越しに夜空を眺める花月さん。
元気がない時期でもあったのだろうかと勘繰ってしまう。僕の悪い癖だ。
不思議と打ち解けた気がした。
だがそれも勘違いかもしれない。僕は人との距離感を掴むのが苦手だ。人と関わる時だけは自分の直感を信じ切れない。それが僕の大きな弱点だ。踏み込んでくるのはいつも相手からだし、自分から何かを仕掛けたことはない。常に受け身でやってきたが、さりげなく事情を聞き出すくらいにはなりたい。
花月さんは何か知っている。直感に従うならば、僕がやるべきことは決まっている。
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花月雪星(CV:田中美里)




