123杯目「過去の自分の仇」
ここは、食い倒れの街、大阪。ほんまもんと呼ばれる味の宝庫だ。
たこ焼き、お好み焼き、焼きそば、焼き鳥、何でも美味い。しかもずっと遊べる場所まであり、暇潰しにうるさい僕の心を満たしてくれていた。この商業都市そのものが1つのテーマパークなのだ。
拓也の後ろに身を隠していたが、それでもお構いなしに赤の他人が話しかけてくるから大変だ。いつも動画見ていますと道行く人から何度も言われた。しかも拓也までもがサインや握手や写真を求められていた。僕の影響なのか、真由も拓也もそこそこ有名人だ。真由と遊ぶ時は知り合いの誰かをカメラマンにして、一緒に遊びに行く動画をたまに撮っていた。拓也とは一緒にラジオを投稿しているが、いずれも顔出しである。事件による影響を心配する人もいたし、大会の優勝賞金の使い道も聞かれた。
大阪にいる時が1番よく話しかけられる。話すことに躊躇がない人が多かった。何故唯と拓也と一緒にここを歩いているのかと言えば、璃子にお土産を買っていくためである。
WSCで優勝した時も、号外の新聞が大量に出た。
号外のタイトルには、1杯のコーヒーで成功したバリスタと書かれていた。後で聞いた話だが、うちの親は僕のニュースが書かれた新聞を切り取ってアルバムを作っていた。僕がバリスタ競技会で優勝を重ねるようになってからは、今まであまり知られていなかったバリスタ競技会も注目を浴び、これから出る大会も度々ニュースで放送されるようになった。
コーヒー業界は段々とメジャー業界へと近づき始めた。バリスタ冥利に尽きる。起業して7年でここまで成長するとは思ってもみなかった。だが日本国内の一部に限った話である。まだまだこんなんじゃ物足りない。必ずや芸能界やスポーツ業界くらいの知名度にまでは上げてみせる。
もう二度と……安く買い叩かせたりはしない。
最も声をかけられていたのは唯だった。美形の顔に加えてスレンダー巨乳ということもあり、数多くいる男たちの目が釘づけだった。だが唯もまた、興味があるものとないものが極端な女であり、それ故他の人には見向きもしなかったが、僕に対する懐き度だけがカンストしていた。
翌日――。
大阪から神戸まで移動し、JCIGSC神戸予選に出場する。
参加者は東京予選と合わせて20人、今までで最も予選からの参加者が少なかったが、それにはちゃんとした理由があった。コーヒーカクテルを究めている人が日本にほとんどいなかったこと、この大会の存在自体がほとんど知られていなかったこともあり、あまり参加者を募集できなかったのだ。新しい競技会ということもあり、参加希望者は意外にも多かった。コーヒーのみを究めているバリスタ、アルコールのみを究めているバーテンダーなら数多くいる。
しかし、両方を究めている者は数えるほどしかいない。バリスタの知識に加えてバーテンダーとしての知識、そしてコーヒーとアルコールの組み合わせに対する理解が必要であるためにハードルが高い。なかなか人が集まらないことを想定されているのも無理はない。
「タイム。僕は前回のバリスタオリンピックで、アジア勢が予選で全滅したことに衝撃を受けた。参加者全員のスコアを見て分析したところ、原因はコーヒーカクテル部門でアジア勢が低いスコアを記録していたために全滅してしまったことが分かった。つまり、アジアではまだコーヒーカクテルが浸透していないという証明と言える。それを知った僕はコーヒーカクテルを究める必要があると感じた。今回考えたコーヒーカクテルは、ゲイシャとカクテルによる夢のコラボだ」
最初にエスプレッソを抽出した後、氷水で冷やし、コーヒーの粉をペーパードリップで抽出する。
この時コーヒーの粉に熱湯を入れた後、少しの間ゆっくりと混ぜることで、葡萄系のフレーバーを開かせてから安定した抽出を行うことができるのだ。
「ホットドリンクはカフェ・グロリアの調理過程を参考にして作ったものだ。通常のカフェ・グロリアはオレンジの皮を使うが、葡萄系のフレーバーを持つコロンビアゲイシャに葡萄から作られたこのブランデーを組み合わせることを考慮して、オレンジの皮の代わりに、フリーズドライにした葡萄の皮を摩り下ろしたものを最後に使う。角砂糖の代わりに少量のパームシュガーシロップを使うことで、コーヒーが持つコクを最大限に高めることができる」
温めたカップにきび砂糖とオレンジの皮を投入する。
メジャーカップで取り出したブランデーを投入してよく混ぜる。アルコールベースでなければならないため、火にかけることはせず、抽出したドリップコーヒーを注ぎ、カクテルグラスへと移していく。
最後に葡萄の皮を摩り下ろして完成である。
「このゲイシャ・グロリアのフレーバーは、レッドグローブレーズン、ロゼワイン、アフターにはカカオを感じる。プリーズエンジョイ」
マンダリンオレンジを絞って濾したオレンジジュースとシャンパンと少しずつ加えてミモザを作り、冷やしておいたエスプレッソを投入し、ステアの技法で温度を急速に下げる。
これをシャンパングラスに注いで完成だ。
「今回これを作ったのは、パナマゲイシャが持つ柑橘系のフレーバーがミモザと相性が良いと思ったからだ。このゲイシャ・ミモザが持つフレーバーは、ベルガモット、ブッシュカン、アフターにはオランジェットを感じる。プリーズエンジョイ。タイム」
英語でプレゼンをしながらも、8分間に2種類の決められたコーヒーカクテルを提供した。
いずれも数多くの試作品の中から僕と真理愛の試飲で使用を決めたものである。だが僕は安心した。この時ばかりは早くも予選通過を確信したのだ。残念なことに、タイムオーバーするバリスタが後を絶たなかった。時間内に提供できたのは僕を含めて数えるほどしかいなかった。勝負は既に見えていた。
みんなギリギリだった――無理もない話だ。
コーヒーカクテルは作業を複雑化すればするほど美味しい作品ができるが、タイムオーバーすれば減点になる……かといって簡単に仕上げれば、コーヒーカクテルに深みがなくなる。
個人的な見解だが、大会のルールには1つ欠陥があった。それは制限時間が8分しかないところだ。コーヒーカクテルだけでなく、プレゼンも評価の対象になるが、8分だけでは両立が難しく、どちらかを徹底すればもう片方が疎かになる。わざと遅延しているわけではないにもかかわらず、参加者の大多数がタイムオーバーするのは、明らかに制限時間の設定がルールに適していないのだ。
プレゼンを評価の対象とするのであれば、制限時間は10分が適正だろう。8分だと作るための作業や清掃だけで精一杯だし、作業をしながらプレゼンをするにしたって、時間厳守を徹底すると、どうしても必要最小限の説明にしかならないのだ。これではプレゼンを評価するどころの話ではない。
――これ、恐らく誰もテストプレイしてないな。もう少し参加者目線で考えてほしかった。
バリスタ競技会のルールにも課題があることを知った。
ルール自体はよくできてるけど、制限時間は何とかしてほしいと心底思った。
これはかつて参加したWLACに対しても言える話だ。
後にWLACとWCIGSCは制限時間を8分から10分に増やす形で、見事にルールを修正している。だがそうなるのはまだ先の話である。
元々の抽出スピードが速かったこともあってどうにか間に合ったが、それでも時間ギリギリだ。他の人は尚更間に合わない。しかも1分のタイムオーバーで失格である。
これはキビキビやらないとロクなスコアにならない。
「どうやった?」
「多分予選は突破したと思う。明らかにルールの方に不備があるからな。みんな当たり前のようにタイムオーバーしてたし」
「やっぱあれだけ出とったら分かるんやなー」
「時間が短い感じがしました。あず君ですら2種類目を提供し終えたところで時間来ちゃいましたし、タイムコールをするまでに、詳細な説明の時間が欲しかったです」
「――まあでも、全員条件は同じだからさ、ルールがシビアにできてるってことは、生半可な覚悟で来た人とか、プレゼンの練習をしなかった人を炙り出せる」
「あぁ~、つまりルールが難しいほど、合格できる人とそうでない人がハッキリするわけやな」
それだけじゃない。正直に言えば、ルール以上に持ち物の管理の方が難しかった。今までに参加したどの競技会よりも持っていく必要のある物が多すぎる。バリスタが使う道具だけでなく、バーテンダーが使っている道具も必要であったため、スーツケースを2つも持っていく必要があったのだ。持ち物がエプロンだけのWCTCとは対照的である。
予選が終わると、みんな会場から去っていく。
やっと終わったかと安心した笑みを浮かべながら、僕らは重いスーツケースを引き摺っていく。僕が持っているスーツケースにはバリスタ用の道具が入っており、唯が持っているスーツケースにはバーテンダー用の道具が入っているのだが、これだけ持ち物が多すぎると、それだけで倦怠感が出てくる。
必須アイテムが多すぎるのも問題だ。
右ポケットに財布、左ポケットにスマホ、余計なものは何も持たずに外出したいものだ。
あぁ~、それにしても腹が減った。さっきから早く何か食べさせろと、僕の胃袋が騒ぎ出す。こいつを落ち着かせるには美味い飯しかない。競技を終えると、唯と拓也を連れて神戸の飯を食べに行く。
神戸の飯はマジで美味い。色んな国の飯を食ってきたが、神戸の飯は数ある飲食店の中でも群を抜いていた。特に洋食洋菓子が美味いのだ。神戸で食べたクワトロフォルマッジ、カルボナーラ、キルシュトルテ、ザッハトルテの味はよく思い出すくらいだ。
コーヒー以外の好物はエドガールのおっちゃんの影響が大きい。
「またいつもみたいにカフェ巡りするん?」
「そうだな。一緒に行くか?」
「ああ。でもあんま高いとこは勘弁やで。俺今月ピンチやねん」
「じゃあ僕が奢る。お小遣いのやりくりは大変だろうし」
「マジで!? いやー、助かるわー。ありがとう~!」
「食い物は妥協するな。人間いつ死ぬか分からないんだからさ」
「……せやな」
拓也はすっかりニート生活に慣れていた。
親から貰うお小遣いは月5万円、飯は外食を除いて親が作った賄いである。一度こうなったら多分抜け出せそうにないかもな。おっと、これ以上何も食べないでいると、胃袋が暴動を起こしそうだ。僕らはカフェ巡りも兼ねて、最初に目に入ったカフェらしき建物の中に入ることに。
「いらっしゃいませ。何名様ですか?」
「3人です」
咄嗟の案内にすぐ反応したのは唯だった。
「お好きな席へどうぞ」
僕らは店内の角にあるテーブル席に座る。僕と唯は隣同士、向かい側には拓也が座る。僕は早速メニューを確認する。食べている時もそうだが、こうしてメニューを眺めるのも1つの楽しみである。美食はまず目で楽しみ、鼻で嗅ぎ、口に含んだ飯を全身で味わうのだ。
店員が人数分の水とおしぼりをプレートに乗せて運んでくる。
「メニューが決まりましたらお呼びください」
店員が去っていく。僕らは料理が来るまでの間はのんびりと雑談をする。僕はがっつり食べるために来ているが、他の人はどちらかと言えば、身内や知り合いと話すために来ているようだった。
しばらくしてメニューが決まり、唯が店員を呼んで全員分の注文を1人でしてくれた。
一方で僕は太陽の届かない席から外の景色を眺めていた。
「拓也さんは先のことは考えてるんですか?」
「いや、考えてない。あず君もゆうてたけど先のことなんて誰も分からんし、考えてもしょうがない。だからその内働かんでも食っていける時代が来ることを願ってニートしてるわ」
「私だったら……ずっと親に頼って生きるのは考えられないです」
「でも拓也の親の気持ち、なんか分かる気がするなー。だってさ、親として自分の子供が人に迷惑をかけるのは困るだろうし、月5万で回避できるならコスパ良いと思うぞ。迷惑をかけるんだったら、世に送り出した自分にかけてほしいってことだ」
「生々しいな。そりゃ申し訳ないって気持ちもあるけど」
「へぇ~、申し訳ないんだー」
「……何でそんな目で見んねん?」
「それを申し訳ないって思ってるんだったら、今すぐ職探しをするか起業した方がいいと思うぞ。脛かじるんだったら、徹底的に搾り取るくらいしないと、死ぬ時に申し訳ないっていう気持ちが出るぞ」
「……」
真剣な眼差しで拓也を見ながら冷たい声で言った。
すると、拓也は何かを考え込むように大人しくなってしまった。
「あず君の言う通り、俺も施設の連中と同様に魂の抜け殻や。あの悪魔の洗脳に生きる力を全部吸い取られてもうてるから、労働者以外の仕事をする発想がない。でもかといって労働者に向いてるわけでもない。あぁ~、10年前に戻って人生やり直したいわ~」
「逆に考えるんだ。今の拓也が10年後の絶望的な未来から戻ってきて、バッドエンドを回避するために10年前をやり直してると考えればいい。過去は変えられない。でも未来は変えられる。明るい未来を創造するには、ひたすら目の前の課題に取り組んで、歯を食い縛って、前を向いて今を生き抜くしか方法はない。労働者に適性があるように、ニートにも適性があるってこと、忘れるなよ」
何でこんな柄にもないことを言っているんだろう。説教なんて僕らしくもないのに。だが拓也を見ていると、昔の自分を思い出す。1つ気づいたことがある。ずっとコーヒーと真摯に向き合い、夢を実現するための努力を必死にやっている内に、いつの間にか不平不満は言わなくなっていった。
新しい味を創造するための実験をしていると、愚痴っている時間さえ惜しくなる。
絶望的な未来が見えているなら、今からそれを変えればいい。
「なんか昔と変わったな」
「……そうかな?」
「昔はもっと傷の舐め合いにつき合ってくれたのにさー、今じゃラジオでも現実的な解決策を述べる内容になってるし、なんかあったんか?」
「昔言ってたよな。これ以上『飯を食えない大人』を量産しないように教育改革が必要だって」
「それはそうやけど、そう簡単にはできんで」
「簡単にできないのは、あの教育に潰された人間に発言力がないからだ。僕がバリスタの頂点を究めようと思ってる理由は、何もコーヒー業界のためだけじゃない。誰もが耳を傾けてくれるような権威ある立場になって、あの忌々しい幻想をぶっ壊すためだ。二度と施設の連中のような被害者を生まないようにするためには、遠回りかもしれないけど、こうするしかないと思ってる。これからの時代を生きていく子供たちに、あんな教育を受けさせるべきじゃない」
「どうやってぶっ壊すん?」
「あの教育を真に受けた人間と真反対の生き方をする。社会不適合者の方が人生うまくいくってことを世間に分からせてやれば、あいつらの教育が間違っていることを証明できる。それをみんなが知れば、最悪不登校児を増やすくらいの貢献はできるはずだ」
こんなことを言ってしまうあたり、まだまだ僕の本質は変わらない。自ら考え行動する人間が必要とされる時代に、みんなに合わせることを押しつけ、思考力を削いで従順な社畜を作るような教育をするために飯を食えない大人が量産されるわけだし、悪いことをしているとは微塵も思わない。
特に今の時代は『主体性』がなければ何もうまくいかない。
人生がうまくいかない人の共通点、それは間違いなく主体性がない人である。主体性がなければ自ら行動できないし、行動しなければ何も進歩しないし、進歩がなければ時代の波に飲まれ、底辺か無職の二択を強いられる。無論、そんな人間は周囲からも疎まれるわけだから、人間関係もうまくいかない。
そんな連中が子供たちに同じことを教えればどうなるだろうか。
最悪の場合、無敵の人による犯罪が増える事態になる。この前の事件の加害者も、教育によって生きる力を削がれていなければ、リストラされたくらいで事件なんて起こさなかったはずだ。
「そこまで考えてるとは思わんかったわ」
「僕はな、夢を叶えるついでに、過去の自分の仇を取りたい。それに……僕が避けてきたのは日本人じゃなくて、日本の教育を真に受けてきた連中だってことに気づいた。だから教育改革をすれば、日本人恐怖症も治るんじゃないかってな」
「あず君を迫害していたのはあの教育を真に受けた人たちでしたし、そう考えると説明がつきますね」
「やっと治療の糸口が掴めてきたんやな」
「僕だって手をこまねいていたわけじゃねえぞ。これを治すために何度も自己分析を繰り返してきた」
「そういうことやったら、これからも応援させてもらうわ。俺らにとって、義務教育のシステムは共通の敵みたいやし、あいつらの鼻を明かすところを見るのが楽しみやわ」
僕らはそんな話をしてから、神戸でお土産を物色しながら買っていく。
午後8時、大阪へと戻った僕らは拓也の自宅で夕食を取ることに。
またしても移動中に色んな人から話しかけられた。ファンサービスはしないが、撮影くらいは許可することにしたが、戻ってくるまでに何度も勝手に写真を撮られていた。
――それにしても、やっぱ拓也んちの飯は美味いなー。
僕らが食べたのはオムライスだった。スーパーで買ってきたコーヒーやブランデーを使ってコーヒーカクテルを淹れ、僕と拓也の2人で何杯も飲んでいた。
唯が手を洗いに行っている間、拓也から唯のことを聞かれた。
「あの子と個人的にどんな関係なん?」
「同僚だ。うちの同僚の中で1番仲が良い」
「俺が店に行った時もおったよな?」
「うん。うちのバリスタ担当で、僕のサポーターだ」
「美人で巨乳でくびれもあって性格もええ。つき合ってみたいわー」
「拓也もその内良い相手が見つかるんじゃねえの」
「そうゆうてくれたんはあず君が初めてやでー。他は仕事せえゆうし」
恋人を見つける前に仕事を見つけろみたいな考え方は、個人的にはナンセンスだと思う。
男だって労働や競争に向いてない人もいるし、女には同じことを言わないのであれば性差別だ。働いてない人に恋人探しをするなと言うのは、一般論ではあっても正論ではない。単に無職とはつき合いたくない人が多いというだけだ。ただでさえ不景気で自分の面倒を見るので精一杯だし、ダブルインカムじゃないとやっていけないご時世だし、無職とはつき合いたくない人がいるのも、決して分からないわけじゃない。けど今はいつ誰が無職になってもおかしくない時代だ。
年収だって年によって変わる人の方が多いのだから、額面だけでつき合うかどうかを決めるのは愚の骨頂だ。性別に関係なく、より稼いでいる方が稼いでいない方を養う風潮ができれば、今よりも格段に恋人を作りやすくなるんじゃないかと思う。女の方が稼いでいるなら、女が男を養ってやればいい。
実際、稼いでいる女は昔よりも多いのだから、ダブルインカムでやっていきたいのであれば、つき合うようになってから、仕事を振ったり、職に就いたりしてもらえばいい。無職の人を自力で支援するのは金銭的に損な行為だが、そこまでしたいと思うような相手のことを恋人と呼ぶのだろう。
結婚願望のある人が多いのに未婚者が多いのは、相手に対して自分が損をしても支えたいという覚悟がないからだ。そういう人はどれだけ稼いでいようが関係なく恋人なんてできない。
依存したりされたりする必要がないなら、より自由度が高い御一人様でいい。
依存する覚悟がない時点で、誰かのパートナーになる資格などない。
そんなことを考えながら、3人で夕食を楽しむのであった。
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