106杯目「味を描く能力」
ホノルルでも名店と呼ばれるカフェに着く。
僕と唯は背もたれのないカウンター席に座っている。店内は広々としており、高めの天井でクルクルと回るシーリングファンがカフェ独特の雰囲気を演出している。
外には植物が茂っており、白を基調としている木造建築のカフェである。
僕らが居座っている『カフェ・レアヒ』という店は、旅の疲れを癒すには十分すぎる場所だった。
レアヒはハワイ語で『マグロの額』という意味らしい。
「どう? うちのコナコーヒーの味は?」
僕に話しかけてきたのは、ここのマスターであるマリリン・ディマジオだ。
ブロンドのミディアムヘアーにスラッとした体形、茶色のエプロンを着ており、とても丁寧で柔らかそうな印象で、僕のことも知っている。
「うん、美味い。この嫌味のない酸味、独自の甘味とまろやかさ。よくブレンドで使われているタイプのコーヒーだけど、個人的にはこういうシングルの方が好きかな」
「ふーん、この味がそこまで分かるってことは、やっぱりそれだけ場数を踏んでるってことなのかな」
「うちのおじいちゃんがバリスタやってたからさ、その影響で色んなコーヒーをご馳走してもらうことが多かった。親父もバリスタだ」
「へぇ~、親子3代に渡ってバリスタなんだ。あたしもおばあちゃんとお母さんがバリスタなの。おばあちゃんはもう死んじゃったけど、お母さんは今でも毎日コーヒーを自分で淹れてるの」
マリリンは自分の生い立ちから今までをサクッと語り出す。ここはマリリンの祖母が創業した歴史あるカフェであり、彼女はここの3代目のマスターであるとのこと。
マリリンの祖父母は何度も破産し、ようやくこの場所に客が集まるようになったんだとか。
その後はマリリンの母親がこの店を継ぎ、去年からは彼女自身が後を継いだ。
「何度破産してもカフェのマスターを諦めなかった理由は何?」
「うちのおばあちゃんね、人に指示されるのが嫌だったし、就職っていう発想がなかったの。アズサは確か15歳で起業したって聞いたけど、それはどうしてなの?」
「僕は昔から集団が苦手でね、些細なことを理由に何度も迫害を受けた。だから見知らぬ人たちとみんなで一緒にやるような仕事はできないって思ったから、進学も就職もしなかった」
「ふ~ん、アズサってそういうところ、結構おばあちゃんに似てるかも」
「かもな。僕も人に指示されるのは好きじゃないし」
そんな他愛もない会話をしながら、ここでハワイ料理を食べた。
お勧めのセットメニューを見た時は……何というか、日本食に近いものを感じた。僕らは魚介類、肉類などを食べると、最後にホットケーキまで出てくる。
ホットケーキの量も半端ない上に、生クリームに蜂蜜までたっぷりとかかっている。
ボリュームそのものを載せたプレートを持ちながら、マリリンが嬉しそうに持ってくる。
「えっ……頼んでないけど」
「いいのいいの。ずっと憧れていたレジェンドバリスタに出会えたんだから。これ大サービス。うちのサイドメニューの中でも特に美味しいから」
「お、おう……ありがとう」
「あず君、ここは貰っておきましょう。半分私が食べますから」
「分かった。頼むよ」
それはいいんだが……明らかにカロリーオーバーだ。唯が痩せの大食いだったのが幸いだった。流石はアメリカとも言うべきか、料理の1つ1つにボリュームがある。ここに住んだら間違いなく太るな。
唯は一口サイズに切ったホットケーキを食べながら外の景色を眺めている。外では優しい微風が吹いており、度々聞こえる漣の音が僕らの心を落ち着かせる。
ナイフとフォークを使って食べてみる。
――うん、見た目と反比例するように控えめな甘さだ。それでいてコーヒーとの相性を意識した味つけになっている。これは美味い。ただ盛っているだけじゃないのはよく分かった。
「ここ、凄く良い所ですよね。何だか落ち着きます」
「でしょー。ここはみんながのんびりできる場所なの」
突然、マリリンの後ろから彼女よりも大人びた女が代わりに返事をする。
「あっ、お母さんおかえり」
「「お母さん?」」
「ええ、あたしのお母さんのマリー・ディマジオ。さっきまで買い出しに行ってたの」
「いらっしゃい――もしかして、アズサハヅキ?」
「うん、そうだけど」
「まあ、珍しいお客さんだねぇ。ねえアズサ、あたしの友人もあなたの店に行きたがってたけど、日本人だから入れなかったって落ち込んでたの。どういうことか説明してくれる?」
「……えっとね、実は――」
店の事情を説明する。店が有名になった今、どこへ行ってもこの問題がつきまとうんだろうか。
詳細な説明がすぐに終わった。マリリンは既に事情を知っていて納得していたが、マリーは顰めっ面のまま納得しなかったのだ。無論、精神医学が普及する前の世代である。
「PTSDにしても、他人全員をシャットアウトするのはやりすぎじゃない?」
「……僕だって好きでそうしてるわけじゃない。ただ、どうしても怖いんだ。あいつらを見るたんびに、また迫害を受けるんじゃないかって思うと、体が震えてくる」
「だったらせめて、無害な人だけでも入れるようにして顔を見ないようにしたら? 同じ部類に属するというだけで入店を認めないのは、ただの差別だよ」
――そうか……僕がしていることは、傍から見れば紛れもない差別なんだ。
マリーの言うことにも一理ある。僕は普段から差別は駄目だと思っている自分が、皮肉にも差別をする側になってしまっていることを認識させられる。しかも病気という不可抗力を抱えながら。
「まあ、無理にとは言わないけど、そういうことはしない方がいいよ……」
「「「!」」」
唐突にしまったと言わんばかりの顔だ。僕の目からは無意識の内に涙が出てしまっていた。責められたから泣いているわけではない。過去に打ち克てない自らの弱さが……悔しくてたまらないのだ。
過去の自分とお別れしようと無駄毛の脱毛までしたのに……僕は本当に弱い人間だ。何故おじいちゃんから心構えが三流と言われていたのかが、また少し分かった気がする。
「ちょっと、お母さん言い過ぎだよ。アズサだって病気を治そうと必死なんだから」
「ご、ごめんなさい」
「……いいんだ。マリーの言う通りだよ。僕は嫌なものに全力で蓋をすることをやめられない差別主義者なんだよ。多分、僕の身内も同じことを考えていると思う。別にあいつらを傷つけようとか、そういう意図は全くないんだ。病気は必ず治す。だからっ……今は見守っていてくれ」
「「「……」」」
涙を流しながら彼女らに精一杯訴えかける。その涙は彼女たちに対して、これ以上触れるなというメッセージとして伝わっていたのか、これ以上は何も言わなかった。
「アズサ、あなたの言いたいことはよく分かった。あたしたちは、それであなたに失望したわけじゃないんだから、元気出して」
「……うん」
会計を済ませて店を後にする。他に客はあんまりいなかったけど、あの店大丈夫かな?
地元のファンに街を色々と案内された。夜になるとホテルの一室で眠りに就く。起きたい時に起き、寝たい時に寝るため時差ぼけがない。唯はハワイに慣れていないのか、しばらく眠れない様子だった。
――大会1日目――
3日後、ようやくここのリズムに慣れてきた僕らは、朝早くから目覚まし時計に起こされた。
朝食を済ませると、すぐに会場へと向かう。
WSBCが行われる会場には、世界中から118人の参加者が集まっていた。日本代表は僕を含めて数人いた。この大会のルールは至って簡単である。まず会場には世界中から集めたコーヒーが揃っており、その全てがインスタントコーヒーである。
シングルもブレンドも使っていいし、既製品同士を組み合わせて独自のブレンドにしてもいい。だが独自のブレンドにする場合、割合を競技中に申告しなければならない。会場まで見に来た人が自分で作れるようにするためである。全部インスタントコーヒーであるのも、見に来た人が簡単に再現できるようにするためだ。つまり、これは観客にも再現してもらうことを目的とした大会なのだ。
インスタントコーヒーとフルーツ果汁や甘味料などの食材と、多様な手段で組み合わせてシグネチャードリンクを作る。混ぜる方法はシェイクでもブレンダーでもエスプーマでもいい。会場にはこれらの設備までもが全て用意されている。2種類のシグネチャーを10分でそれぞれ4杯作り、4人いるセンサリージャッジに提供する。この2種類のドリンクのスコアを競い、上位5人が決勝進出である。予選は朝9時から始まり、昼の12時までにそれぞれのバリスタがリハーサルを行う。
競技前までは自分で作って味見などをして、シグネチャーの味を調整する。
午前12時になると、1人ずつ順番にプレゼンをしながらシグネチャーを作り提供する。
大会で使用できるコーヒーや食材は事前にホームページで公開される。僕はその全てを暗記して使う材料を決めていた。僕は味の組み合わせを知っている。すぐにシグネチャーをいくつか思いついていたのだが、実験の末、ようやく完成させた。引き出しの多さや味を描く能力が問われる大会だと思った。些細な分量の違いで味も風味も変わるのがシグネチャーの魅力であり、恐ろしいところでもある。
コーヒーと食材の比率を間違えればそれが命取りとなる。
配分だけは間違えないよう、細心の注意を払った。職人は勘で一定量入れる人もいるが、僕は計量カップや注射器を使って正確に測る。職人ではあるが、職人の勘よりも計算の方が確実だ。
会場の中にはいくつかブースがあり、一斉に数人で行われる。夜には終わりそうだ。
午前12時、何人かのバリスタが競技を終え、ようやく僕の番がやってくる。
唯は僕のサポーターとして食材を持ってきたり、機器の調整を行っていた。僕も唯も店の制服を着ていた。いつも通りの感じで競技をこなす方が僕には合っている。優勝したコーヒーはハワイのカフェで1年間限定のメニューとなる。ハワイの人が好む味にしながら地元の名物を楽しめるものにしようと考えた。製法も簡単なものにしたし、行く行くは家でも気軽に淹れられるコーヒーになればベストだ。
ハワイ名物のパイナップルから取り出した果汁と、エスプレッソマシンで抽出したコナブレンドを使ったドリンクと、同じくハワイ名物のマンゴーから取り出した果汁と、ペーパードリップで抽出した別のコナブレンドを使ったドリンクだ。僕の競技時間になる前に、これらのフルーツの食べられる部分だけを切り取り、ブレンダーでジュースにしたものを更に濾して液状化したものを、注射器で必要分抽出できるようにしてから競技に臨む。リハーサルの時にもカッピングを繰り返していた。
「それでは次のバリスタです。日本代表、アズサーハーヅーキー!」
僕の名前がコールされると共に歓声が沸く。
「タイム。今日はハワイに新たなコーヒー革命を提供しようと思う。この2つはコナブレンドを使ったコーヒーで、食材もここで採れるものだから、一般家庭でも作りやすいのが特徴だ」
コーヒー以外の食材は事前に調理してもOKだ。
最初にエスプレッソマシンから抽出したコナブレンドを冷やしておく。
その間にペーパードリップで別のコナブレンドを水出しで抽出する。それらのコーヒーに予め用意していたジュースを注射器で少しだけ混ぜる。ジュースを濾していたことにより、このコーヒーが持つクリーンな酸味と甘味を引き出すことができる。
基本的にはプレゼンをしながら混ぜるだけの作業だ。エスプーマを使ってアクセントを追加するのも面白いと思ったけど、エスプーマは一般家庭にはなかなかないものだ。これは民意にそぐわないと思い断念した。僕は時間ギリギリで2種類のドリンクを合計8杯分作り、センサリージャッジに提供する。
ここでも抽出の速さと正確さが活きた。他の人であれば10分を超えていたことを、僕は10分もかからずこなした。当然だが、制限時間を1分過ぎれば失格となる。
「このコーヒーが新たなドリンクとして普及することを願う。タイム」
大きな歓声と拍手が惜しみなく飛んでくる。中でも会場の客席に座っている唯からの拍手が1番嬉しかった。以前もそうだけど、彼女は立派にサポーターとして役立っている。
まるで最初からそれを目指していたかのようだ。
全員の競技が終わり、決勝進出者が発表される。
決勝進出者は一斉にスクリーンに表示され、それにエントリーナンバーと名前が張り出される。
「3人目のファイナリストは……エントリーナンバー88、アズサーハーヅーキー!」
「良しっ!」
「やりましたね」
「まあな」
僕と唯は自然に両手で音を立ててハイタッチをする。僕の理念が通じたのか決勝進出を果たすことができた。決勝は明日5人で行われる。他の4人も庶民派に寄り添った味で勝負した人ばかりだった。
予選の時は色んな人が同時に競技を行っていたが、僕がいるブースだけ圧倒的に人が多かった。しかも僕が終わった時だけは大喝采だった。何だか違う世界線に来たような気がする。ある日を境に、僕が一般市民扱いされている世界線から、神様扱いされる世界線に変わったような、そんな気がするのだ。
僕だって一般市民の1人だし、他の一般市民と同じように扱ってもらいたい。
WCTCに優勝してからは、全くと言っていいほど、周囲が僕をただの一般市民として扱ってくれなくなった。それがもどかしいと思うことが増えてきた。
ホテルに戻った後、ベッドの上に隣同士で座ると、このことを唯に相談してみる。
「だからさ、もしかしたら違う世界に来たのかなって思うことがある。今までずっと迫害ばっかり受けていたのに。いつの間にか、周りの見る目が変わったっていうか、僕を取り巻く世界そのものが変わったような感じがする。気のせいだろうけど」
「それは世界が勝手に変わったんじゃなく、あず君が世界を変えたんだと思いますよ」
「……えっ!?」
「あれだけ色んなバリスタ競技を制覇してたら、そりゃそうなりますよ。私、色んなバリスタの人に聞いたんですけど、バリスタ競技会って、国内予選を制するだけでも凄く大変なんですよ」
「そうなの?」
勝手に変わったんじゃなく、僕が世界を変えたというのか?
昔から変わっていないつもりだったけど、周囲からはそう見えるってことか。
唯の回答は意外ではあるが、間違いとも言い切れない。
「あず君は元々分け隔てなく相手と接していたって、この前美咲さんたちが言ってました。でも私があず君と初めて会った時も、他の人と会った時も、どこか怯えたような表情をしていました。あず君が友達も恋人も作ろうとしないのは、人間嫌いだからですよね?」
「……そうかもな」
「でもあず君ならきっと乗り越えられますよ。応援してますから」
「唯……」
唯が僕の手を取り、寄り添うように僕の肩に頭を預けた。
すると、唯はとろーんとした目を向け、自らの顔を僕の顔に近づけてくる。
不意に僕と唯の唇が重なった。僕は身を委ねるように目を瞑りながらキスをし続ける。
不思議にも嫌だとは思わなかった。目を瞑っていても柔らかい感触に良い香りがする。女と一緒にいる時の男は、みんなこういう気分なんだろうか。
これが僕の……ファーストキスだった。
唯とは度々キスを交わすようになった。まるで恋の女神にでも洗脳されたかのようだった。服越しに唯の豊満な胸を揉みしだく。唯は一瞬驚きながらも抵抗せず、あっさりと受け入れた。何も言わずとも分かる。唯は僕を男として認めてくれたのだ。
僕らは何も言わないまま明日に備え、気持ち良く眠りに就くのだった。
――大会2日目――
決勝でも同じ方法でシグネチャーを作りセンサリージャッジに提供する。この時の僕は俄然やる気が出ていた。不思議と唯から元気を貰ったような気がしたのだ。全員の競技が終わると、しばらくの休憩を挟んだ後で結果発表が行われた。順位の低い順に名前が発表されていく。
そして――。
「今年のワールドシグネチャービバレッジカップチャンピオンは、アズサーハーヅーキー!」
「よっしゃあああああぁぁぁぁぁ!」
僕は最後に名前を呼ばれて優勝した。
大会後、僕は司会者を務めていた人に話しかけられた。司会者は審査に一切関わっていないのだが、司会者が言うには、ハワイの人に寄り添った食材で、誰でも簡単に作れるようにシンプルな作り方であった上に、食材の良さを活かした優しい味だったことが決定打になったらしい。
こうして、僕はワールドシグネチャービバレッジカップチャンピオンとなった。
周囲からもたくさんの賞賛の言葉を貰った。
「あず君っ、おめでとうございますっ!」
「……ありがとう」
僕は優勝トロフィーを持ちながら唯と一緒に歩いた。
トロフィーは木製の小さな土台の上に、クリスタルのようにキラキラと輝くコーヒーカップが乗っているものだった。土台には大会名、年度、順位が英語で書かれている。
「アズサ、おめでとう」
「おめでとう」
「ありがとう。マリーにマリリンまで来てくれたんだな」
「ええ、大会があったのは知ってたから、昨日アズサが決勝に進出したって常連から聞いてね、気になって来てみれば、アズサが優勝していたんだよ。あたしはアズサが優勝するって思ってた」
「どうやったらそんなに勝てるの?」
「うまくいくまで何度も繰り返すことだ」
実際、シグネチャーの実験をする度に何度も不味い思いをすることになる。それこそ、辛酸を舐めるような思いで……その時は我慢の時期だと思うようにしている。全ては成功へのプロセスだ。
「ねえ、うちで祝勝会やらない?」
「うん、いいよ」
「じゃあ決まりだね。早速うちに帰って準備しないと」
「今日はお祭りだね。みんなで祝いましょ、チャンピオンを」
「えっ、祝勝会やるの? じゃあ俺も行くよ」
「だったら俺も行くよ。あのアズサを祝えるなんて夢みたいだ」
僕の祝勝会に参加できることに、周囲は心から喜びを感じている。
すぐにカフェ・レアヒへと向かった。ここに来るのも最後だ。
午後5時、僕の優勝を祝うための祝勝会が始まる。
色んな人と交流し、その内の数人から交際を迫られたが、全部丁寧に断った。ここの人たちはみんな陽気だ。それにしても、色んな女から声をかけられていた。子供の頃から女子にはモテていた一方で、男子からは男らしくないと、めっちゃ嫌われていた。でも成人してからは、性別に関係なく好かれるようになった気がする。友達も恋人も相変わらずいないままだが、それは僕自身の決断である。
こうして、ホノルルにも葉月梓の名前が刻まれた。これで僕の神様扱いに拍車がかかった。
人間関係がトラウマになっているせいか、身内以外の人とはなかなか踏み込んだ仲になれない。そのことを改めて思い知らされた。15歳で起業してからは、外国人を中心に色んな女と交流していたが、いずれも真剣交際には至らなかった。美羽や優子とも仮交際をしたものの、結局知り合いに戻ってしまった。故にこの頃は完全にフリーである。何でこうなってしまったんだろうか。
友達や恋人が欲しいわけじゃない。明らかに昔とは何かが変わっている。昔はノーガードで色んな人と接していたけど、今は左手で盾を持ちながら右手の長剣で相手をつつくような接し方になってしまっている。自分でも重々分かっていたことだが、体が勝手に警戒してしまう。
自分の過去を全部公開しているのは、相手を揺すってお金を毟り取ろうとする悪党と出会った時の対策として機能している。全部バレている状態なら怖くない。
つまらないことばかり考え、のんびりとコーヒーを飲むのだった。
気に入っていただければ、
ブクマや評価をお願いします。




