パチンコシマ担当遊佑のお仕事
ざっくりと。
朝一は台やガラス盤を拭いたり、発射台(玉が飛ぶところ)の清掃を行なう。
各電源が立ちあがったら、異常がないかチェック(バグや前日の確変や時短残しがあったら、クリアする。データーランプは正常かなど)。
本体ガラス盤を閉める。
営業開始。
遊戯されるお客さんの応対(主にクレーム)や、大当たり時の箱のあげさげ、札さしや玉交換を行う。
当たり台のラッキースタートマイク「○○番台、ご遊戯中のお客様、確変ラッキースタート真におめでとうございます」をする。
台トラブル対応、玉詰まり、盤面玉づまり、パンク台保証など。
お客さんへの対応、遊技台説明(聞かれたら)、トラブル、台叩き、かけもち遊戯、長時間不在、ゴトなど。
シマを巡回し、遊戯後の台清掃、落ちた球を拾う。
では、実践編(笑)。
シマの外でにでて、私は両手を丹田あたりで組み、じっとお客さんたちの遊戯様子を見ている。
台ランプが光りファンファーレが鳴る。
大当たりを確認した私は、大当たりの台を横目で見つつ、台番と大当たりの種類を確認する。
奥のシマ端まで行き、備えつけのマイクを片手に取る。
「ラッキースタート×2、真におめでとうございます。111番台「新海物語」でご遊戯中のお客様、確変ラッキースタート真におめでとうございます!」
ホールに響き渡るマイクアナウンス、私はそっとマイクを置くと、空箱を持ち、確変大当たり中のお客さんの後ろへ。
大当たりの15ラウンド消化と同時に、空箱を渡して、出玉の箱を足下にさげる。
大量出玉のお客さんがあらわれた(笑)。
私はそのお客様のそばで耳打ちをする。
「お客様、足元の出玉が増えましたので、よろしかったら、カウンター前に飾らせてもらってよろしいでしょうか?」
こくりと頷いてくれたら、足元に3箱残し、台車には10箱近くの持ち球をカウンター前
の一番人目につくところで、ピラミッド積みで出玉アピールをする。
「さあ!111番台のお客様、大爆発中!どちらのお客様もジャンジャンバリバリお楽しみくださいませー!」
※今は煽り系のマイクやアピールは禁止されているホールがほとんど。
魚群がはしった(大当たりに直結しやすい演出「海物語」系)。お客さんがはずした(笑)。
バンっ!
台叩きを発見する。
実は2、3回、見逃している(笑)。
私は、お客さんに近づき一言、
「台叩きは禁止です」
「わかっとる!ばってんが、こげんやって叩くと魚が動くと(再始動で当たる)」
「あー、分かります(本当は分かっていない)。でも・・・」
「わかっとる!」
お客さんが呼び出しランプを押した。
台を指さしており、台枠が赤く点滅して、玉が払いだされていない。
(玉詰まりか・・・)
私は、自慢の鍵で台を少しあけ、次に勢いをつけてしめる。
これで、簡単に解消するときは玉が払いだされる。
そうでないときは、台の玉詰まりが、上にあるセーフティレールからの玉が供給されていない可能性がほとんどで、そこを叩いたり押したりしてトラブルを解消する。
これ、次第に経験と勘が活きてくるのである。
お客さんが呼びたしランプを押し、指もしくは腕でバッテンを作られる。
これは遊戯終了の合図、速やかに計数機まで出玉を運び、箱に入った玉を計数機へと流し込む。
デジタルの数字がドンドン上がり、止まったら、レシートボタンを押し、お客さんに「おめでとうございます」の言葉とお渡しする。
そっから先は三店方式のグレーゾーンだ(笑)。
ご紹介。




