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ぱち屋バイトよもやま話  作者: 山本遊佑
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7を求めて

 当たりがくれば。


当時のパチ屋には各台計数機(台ごとに出玉を集計する機械)がなかった。

基本、大当たりした出玉はお客さんの座る椅子の後ろに、箱を並べていく。

なので、店員はお客さんの大当たりを確認したら、単発か確変かを目視で判断して、箱の上げ下げをしていた。

これがパチンコを知らないと、どのタイミングで箱対応に動いていいのか分からず、かなり戸惑うとこである。

初見バイト殺し・・・今、名付けてみた(笑)。

まあ、お客さんが呼び出しランプを押してから動けばいいのだけど・・・でも、それって野暮じゃん(笑)。

しかし、私遊佑は経験者で一日の長がある。

タイミングはバッチリ熟知している。

知っている感・・・これは安堵と自信を生む。


シマの両端にあるランプが点灯する。

シマ内を歩き、台上に点灯しているランプを探す。

空箱を持ち、お客さんに渡す。獲得した出玉の入った箱を両手で床におろし、機種のキャラクターの描かれたポップをさして、一礼をする。

または出玉箱をおろして、空箱は自分で置くというパターンもある。

これはお客さんの遊戯スタイルにもよる。


慣れてくると、シマ巡回中に当たり台を見つける。

当たり図柄を確認する。

一度、シマを抜け、Uターンと同時に空箱を手に持ち、大当たりラウンド終了と同時に箱交換をする。

痒い所に手が届くように・・・。

あれれ、お客さん舌打ちした・・・ああ、ランプ押したかったのかな~。

こんなこともまあある(汗)。


栄光の7を求めてお客さんの遊戯は続く。



 心がオドル。

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