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ぱち屋バイトよもやま話  作者: 山本遊佑
7/77

貰った鍵で➁

 君の心の扉・・・。

 

 閉店間際、確変(パチンコで次の大当たりが確定しいる状態)のお客さんの台をチェックし、インカムで台番をあげる。

 閉店20分前になると、確変中のお客さんに声をかける。

「お客様、間もなくお時間ですので」

 のち閉店の音楽と共に、お客さんの所に行き、バッテンを両手で作り遊戯終了を知らせる。

「確変保証させていただきます」

 私は専用の軽量皿に保証分の球をのせ、アタッカーに玉を流し込む。

 すると、大当たり一回分の球が払い出しされる。

 出玉の入った3箱ぐらいは両手に持って運ぶが、箱の数が多いときは、台車に箱を乗せ計数機(出た球を数える機械)まで運ぶ。

 各箇所で、ざーざーと玉を流す音が聞える。

 閉店名物である。

 人気店は物凄く並ぶが、うちのお店はそこそこであった。

 

他には、ハンドルのトラブルなどで、玉が打ち出せずパンクしてしまった時など、事務所と連携して保証分の払い出しを行う。

「山本君5ラウンド分ね」

「はい」

 インカムのやりとりの後、お客さんに説明をして保証を行う。


 それから閉店時には、必ず全台ガラス戸を開ける。

 これは、閉店後、店長たちが釘調整をする為である・・・ああ、また締めるのかなあ(笑)。

 



 僕の心の鍵で開けてあげる。

 なんちて。

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― 新着の感想 ―
[一言] ああ〜そうそう確変保証ありました。その後の高確率タイプだと保証外なので……うん、まぁ色々とありました……ね。
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