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ぱち屋バイトよもやま話  作者: 山本遊佑
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大晦日にやっちまう(汗)

 いや~なんともいえませんでした(笑)。

 

 大晦日や正月はどこの店もだいたい営業時間が短縮となる。

 うちのお店はかなりの早じまいをした。

「よいお年を~」

 同僚たちと互いに挨拶を交わし別れる。

 車に乗り込むと、まだかなり時間があるのに気づいた。

「・・・ちょっと寄っていくか」

 辿り着いたのは、近隣のパチ屋デルバンである。

 基本、バイトが近場のパチンコに行くのはNGだが、みんな行っていたし、打ち納めということで、私は軽い気持ちでスロット台に座った。


 機種は「アラジン・エボリューション」爆裂機アラジンの後継機である。

 前身のアラジンは、友人がかなりいい思いをした機種だった記憶がある。

 早々にボーナスを引くと状態(ボーナスが当たりやすい)に入っていたのか、次々と連チャンを重ねる。

(おい、おい)

 2000枚を越えても、連チャンは終わりそうにない。

 お店の閉店時間は20時である。

(あー何か言われるかな。身バレしてないだろうな・・・でも、しっかり打たないと)

 私はブン回しにかかる。

 3000枚4000枚と終わる気配がない。

 閉店前の音楽が流れる。

 店員からストップがかかる。

 5000枚弱くらい獲得したか、罪悪感としてやった感を覚える。

コインを流し換金をすると、足早にその場を立ち去った。

(大晦日にやっちまって、ごめん)

 のち、しばらくバレてないだろうか、ドキドキ


 大晦日の珍事。

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