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ぱち屋バイトよもやま話  作者: 山本遊佑
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新台入れ替え

 新台入れ替え。


 新台初日の朝は、ちょっぴり緊張感がある。

 幹部たちやメーカ営業?の方々などが、ホール内で新台の様子をじっと観察している。

 当店のオープニング曲「恋のマイアヒ」が流れはじめる。

 ♪マイアヒーマイアホー・・・♪

 私はマイクを片手に持つ。

「さぁ、いらっしゃいませ。いらっしゃいませ。ありがとうございます。いらっしゃいませ。本日は新台入れ替え初日・・・初日でございます。パチンココーナー○○、スロットコーナ○○を導入いたしましての当店、堂々のオープンでございます!どうぞ、お客様、まだ新台に若干、若干の空台がございますので、おまわりくださいっ!」

 オープンと同時に新台に殺到するお客さん、遊戯開始時刻に一斉に打ち出しをはじめる。

 すぐに玉詰まりなどのトラブルが発生する。

 お金を入れて払い出しされないなんてのはザラ、というかトラブルは新台入れ替えの風物詩なのだ(笑)。

 


 ちょっぴり緊張。

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