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新台入れ替え~夜の搬入~
新台入れ替え。
よい子が寝静まるパチ屋の閉店は23時。
と、同時に入り口駐車場に停まる大型トラック。
それから、我々ぺーぺー達がトラックの前へと集合させられる。
観音扉の荷台が開くと、パチンコ、スロットの台が所狭しと並んでいる。
業者の方々がスロープ型のタラップを使い、手際よくおろしていく。
ビニールに覆われた液晶画面は真っ黒、まだ命を吹き込まれる前の新台。
ずしりと重みを感じながら、一人一台、店内へと運ぶ。
パチンコ台はいい、スロットはめちゃ重い。
中では、別の業者や幹部たちが、旧台の撤去作業をしており、その空いたスペースに
新台が入ることになる。
それまであったパチンコ・スロット台が抜かれると、シマには、ぽっかりと空間ができ、むき出しの配線と、ベニヤの囲み、絶え間なく聞こえるインパクトドライバーの音。
我々はせっせと新台を運ぶ。
じんわり汗をかきながら慎重に、
「これ(新台)いくらぐらいかな」
「ウン十万」
「ひえっ」(笑)
大変だが、ワクワクもある。




