あのっ!確変中なのにアタッカーが開かないんですけどお
パチンコ屋の・・・。
新台入れ替えのパチンココーナー。
シマ巡回中の私は、若いお客さんに呼び止められました。
「あのっ!確変中なのに電チュー(羽根、電動チューリップ)が開かないんですけどお」
※確変、および時短中などは、玉減りを無くす為に、中央のチューリップが開き、玉を拾ってくれる。
「はあ」
私はそう言うと、とりあえず台を開け、異常がないかチェックをします。
「大丈夫だと思います」
「ありがとうございます」
ほどなくして、そのお客さんの台から呼び出しランプが光ります。
「はい」
「やっぱり開かないんですよ」
「おかしいですね・・・ちょっと確認します」
私はインカムで、
「すいません!お客様が確変中なのに電チューが開かないそうです」
「・・・・・」
「もしもし~」
副店長が重い口を開きます。
「・・・あのね、山本君。電チューが開く仕組み知っているよね」
「はい。スルーを通してから・・・あ」
「分かった?」
「はい」
(激渋釘・・・)
私は、玉を数個持ってスルーに流します。
パカパカと電チューが開きます。
「お客様、大丈夫ですよ」
私は作り笑いを見せます。
スルー周りの釘が閉められていたんですね。
う~ん、恐ろしや(笑)。
まだあったよ怖い話(笑)。




