表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ぱち屋バイトよもやま話  作者: 山本遊佑
44/77

イベント来店~長州小力さん~

 知らないのは罪なのか。


 小力さんが来店する結構前から、担当に私ともう一人が割り振られました。

 そして・・・。

 踊りを覚えろというのです。

 ナイトオブファイアーですね。

 パラパラのやつ。

 ???

 なんで。

 小力さんがやってる・・・うーん、聞いた事あるような・・・でも、キレてないっすよでお馴染み・・・へっ、踊っているの?

 モノマネは知っているけど、踊りはほぼ初耳でした・・・。

 ビデオかな?渡されたんでしょうね・・・家で猛特訓ですよ(笑)。

 ・・・・・・。

 ・・・・・・。

 そして。


 

 当日がやって来ました。

 私と相方は黒Tに短パンを着て、小力さんの両翼(また、笑)を担います。

 カウンター前のステージ?に小力さんを挟んで並んで立ちます・・・。

 ニヤニヤと笑う十数名のお客様に凝視されています。晒し者ですね(汗)。

 

 ユーロビートのノリのいい曲が流れ、♪ナイトオブファイヤー・・・♪

(ええい!ままよっ!)

 とにかく、踊ります。

 まあ、即席なりには・・・よく踊れたほう・・・。

 曲が終わり、小力さんが手に持った紙テープを投げます。

 私は、何を思ったのかそれを回収してようと、両手でくるくる巻きつけます。

 その時・・・小力さんの芸能本能が疼いたんでしょうね。

 私の(もも)めがけてツッコミの優しいドロップキックをかましてきました。

 これが・・・。

 痛くないんすよ。

 全然・・・もんどりうって倒れる私に大爆笑が湧きあがりました。

 そうして、あっけにとられる私を尻目にイベントが終了します。


 店の裏で小力さんへ挨拶にいくと「さっきはごめんね」とガッチリ握手をされました。

 私は「いえ、全然痛くなかったです」と返すと、ニヤリと笑われていました。



 最近、この文を書くにあたり、YouTubeで小力さんの動画を観ました。

 曲の終わりに紙テープ投げられていました。

 私、邪魔しちゃてたんだなあ(汗)・・・でも、知らなかったし~。


 知らぬが仏ともいいますが(笑)。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ