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~ぱち屋真夏のこわーいお話➅~
ホールに響き渡る。
狂ったように出続ける「ふぅわ!」なマシーン。
4号機ビンゴは隠れた(でもないか)爆裂であった。
一たび「ふぅわ!」といえば、3桁のゲーム数の上乗せが確定するという。
デッドorライフの脳汁マシーン。
そんなスロットに午前中から奇跡が起きた。
そしてお店にとっては悪夢。
「ふぅわ!」
お客さんの少ないスロットコーナーにビンゴ歓喜の声が響き渡る。
デジタルセグが回り111そして「ふぅわ!」おまけに222「ふぅわ!」よいしょ333と、どんどん数字があがっていく。
はじめはおめでどうございます~と温かい目で見ていた私達も999を超えたあたりから、騒然としだす。
事務所からインカムが入る。
「今、何ゲーム?」
「1500ぐらいですかね」
「OK、ちょっとお客さんの後ろ立っていて」
「了解」
お客さんは平静を装っているのか、爆裂必死のゲーム数にも動じない。
「ふぅわ!」
が連呼される。
(こりゃ万枚いったな)
エンドレス「ふぅわ!」が閑古鳥なくスロットコーナーに響き渡る。
ふぅわ!




