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ぱち屋バイトよもやま話  作者: 山本遊佑
41/77

~ぱち屋真夏のこわーいお話➅~

 ホールに響き渡る。

 

 狂ったように出続ける「ふぅわ!」なマシーン。

 4号機ビンゴは隠れた(でもないか)爆裂であった。

 一たび「ふぅわ!」といえば、3桁のゲーム数の上乗せが確定するという。

 デッドorライフの脳汁マシーン。

 そんなスロットに午前中から奇跡が起きた。

 そしてお店にとっては悪夢。

「ふぅわ!」

 お客さんの少ないスロットコーナーにビンゴ歓喜の声が響き渡る。

 デジタルセグが回り111そして「ふぅわ!」おまけに222「ふぅわ!」よいしょ333と、どんどん数字があがっていく。

 はじめはおめでどうございます~と温かい目で見ていた私達も999を超えたあたりから、騒然としだす。

 事務所からインカムが入る。

「今、何ゲーム?」

「1500ぐらいですかね」

「OK、ちょっとお客さんの後ろ立っていて」

「了解」

 お客さんは平静を装っているのか、爆裂必死のゲーム数にも動じない。

「ふぅわ!」

 が連呼される。

(こりゃ万枚いったな)

 エンドレス「ふぅわ!」が閑古鳥なくスロットコーナーに響き渡る。



 ふぅわ!

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