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ぱち屋バイトよもやま話  作者: 山本遊佑
38/77

~ぱち屋真夏のこわーいお話➂~

 怖いねえ~。


 その日、私はパチンココーナーの担当でした。

 でも、その時の私は、あんなことになるなんて、微塵も思ってなかったんですね・・・怖かったなぁ・・・怖いなあ・・・怖いよぉ・・・。

 海コーナーで信じられないことに爆出ししていたお客さんがいたんですよ。

 足下には10箱以上・・・パンパンに積んでいたかなあ・・・怖いね・・・怖いよぉ。

 私は、箱をお店のカウンター前へ飾らせてもらおうと、

「お客様、足元が悪くなってきますので、出玉の方を飾らせていただけないでしょうか」

「・・・いや、いいよ。連チャンが止まるから駄目」

「はあ」

 思えば、この時からフラグが立っていたんだろうなぁ・・・あの頃の私に言ってやりたいよ・・・にげろーってね。

 やがて、20箱近く積みあげたお客さんの連チャンも終了し、即ヤメ。

 ほくほく顔のお客さんを横目に、私は一箱・・・二箱・・・三箱・・・と台車の上に箱を重ねましたよ・・・。

 ・・・だけどね、このお客さん、箱を山盛りに積んでるの・・・これってね、重ねると危ないの・・・本当に、ずるっとね・・・ずるっと滑っちゃうの・・・って、あ!

 それはスローモーション。

 箱の積みが壊れ大量の玉が大洪水。

 オーマイガー。

 磁石棒カモンヌ!

 天を仰ぎ、しばし惨状を忘れます。

 ・・・怖いね~怖いよ~パチ屋は・・・だから怖いんだ(笑)。

 


 怖いよぉ~(笑)。

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