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ぱち屋バイトよもやま話  作者: 山本遊佑
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羽根物コーナー、ハンドルにバネ

 古い台。


 羽根物コーナーにおける当店の二大巨頭、「玉ちゃんファイト」と「ファインプレー」ですが、かなりの年期モノで、結構、傷んでいました。

 朝一は必ず、発射台と上皿清掃を行います。

 で、シマ担当になると、必ずトラブルが起こるんですね。

 主に、

 ・玉が飛ばない

・玉の調整ができない

 があります。

 これがまた微妙なタイミングで起こるんですよね。

 羽根が開いたタイミングや大当たり途中で玉が飛ばなかったりします。

 そりゃあ、当たりが一番の脳汁ポイントですから、お客さん、激おこぷんぷん丸ですよね。

 後は、巡回中、見てなかったことをいいことに、「お前、玉飛ばんやったけん、パンクしたぞ」とかね・・・ま、虚偽報告は、インカムで事務所に連絡くして確認すればすぐ分かりますけどね。

 そんなんばかりで、羽根物はパチンココーナーの中で、従業員が一番嫌なコーナーでした。

 台トラブルも多いし、みんな(お客さん)濃いんだもん(笑)。


 で、玉飛びの異常は、まず発射台を清掃し飛びを確認します。

 これで玉飛びが戻って誤魔化(笑)せるときはいいのですが、無理な時はハンドルを外し~とりあえず、配線不良などないかとせせくります。それでもの場合は奥の手です(これは内緒だお)「お客様、 しばらくお待ちください」とハンドルを持って、二階の倉庫(物置)へ走り、ストックハンドルを持って、さも修理してきたかのように取りつけます。

 ・・・今はダメですよね。ああ、よき時代ですなあ。


 大事に使っていたようです。

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