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パチスロコーナーの朝
すんばらしい朝がきた。
朝の準備は、レバーやボタン、台まわりを軽く布タオルで拭きあげます。
台はあけた状態ですので、汚れていたらリールを拭き、異常がなかったら扉をしめます。
手早くシマを一直線歩きながら、左右交互に、これをこなし開店準備へと入ります。
その日行われるイベントの看板やPOPを用意して、計数機まわり、首脳箱にコインはあるなど確認をしたら、ぐるり島内を見渡して、スロット台の液晶が正常に動いているかチェックします。たまにバグった画面の時がありますので、また電源を切って立ち上げると、だいたい元に戻ります。
パチンコ、スロット両コーナーの準備が済むと、担当従業員はシマの奥に立ち、お客さんをお出迎えします。
インカムから主任の「開店します」声と同時に、お店には「恋のマイアヒ」が流れます。
朝一マイク担当の私は、右手でマイクを握りしめ、左手をあげます。
きりりとええ顔(笑)。
「さあ、いらっしゃいませ、いらっしゃいませ、ありがとうございます。いらっしやいませ!」
さぁ、やるべす。




