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ぱち屋バイトよもやま話  作者: 山本遊佑
23/77

パチスロコーナーの朝

 すんばらしい朝がきた。


 朝の準備は、レバーやボタン、台まわりを軽く布タオルで拭きあげます。

 台はあけた状態ですので、汚れていたらリールを拭き、異常がなかったら扉をしめます。

 手早くシマを一直線歩きながら、左右交互に、これをこなし開店準備へと入ります。

 その日行われるイベントの看板やPOPを用意して、計数機まわり、首脳箱にコインはあるなど確認をしたら、ぐるり島内を見渡して、スロット台の液晶が正常に動いているかチェックします。たまにバグった画面の時がありますので、また電源を切って立ち上げると、だいたい元に戻ります。

 パチンコ、スロット両コーナーの準備が済むと、担当従業員はシマの奥に立ち、お客さんをお出迎えします。

 インカムから主任の「開店します」声と同時に、お店には「恋のマイアヒ」が流れます。

 朝一マイク担当の私は、右手でマイクを握りしめ、左手をあげます。

 きりりとええ顔(笑)。

「さあ、いらっしゃいませ、いらっしゃいませ、ありがとうございます。いらっしやいませ!」


 さぁ、やるべす。

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