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ぱち屋バイトよもやま話  作者: 山本遊佑
20/77

スロットコーナーへようこそ

 でびゅう。


ついにスロットコーナーへのデビューを果たす遊介だった。

ただし目押しはまだ不十分である(汗)。

心の中で密かに、もしお客さんから目押しを頼まれたら、同僚にまかせるor忙しく仕事をやってるそぶりをを見せ、愛想笑いを浮かべつつ、その場を立ち去るを決め込んだ。

特にジャグラーコーナー、あそこは魔物たちの住処だ(笑)。

※ジャグラーはAタイプと呼ばれる。盤面左下のGoGoランプが光ったら大当たりというシンプルな仕様で、老若男女、初心者から玄人まで幅広い人気を誇っている。だけど、当時は圧倒的に人生のベテラン勢が多かったような(笑)・・・ジャグの話は、このくらいにして。

はじめは、おそるおそるだった。

私としてはパチンコよりひとつ敷居の高く感じるスロットコーナーを緊張し巡回する。

スロコーナーは従業員3人くらいで巡回し、スロット全台をフォローする感じだった。ので、よりアドリブ力を試されるのだ。

じゃらり、腰にはさらに増えた鍵。

少し誇らしい。

気持ちを落ち着かせよう。

私はマイクを力強く持つ、

「さあ、いらっしゃいませ、いらっしゃいませ。本日超人気「北斗の拳」コーナーにおきまして、北斗真剣祭開催でございます!」

そっとマイクを置き、緊張した面持ちで再びスロットシマを歩いた。



 どきどき。

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