憧れるじぇマイクアナウンス
さぁ!
私がバイトをするホールでは、朝一、午後、夕方・・・夜はあったかな?呼び込みマイクというのがありました。
煽りマイクの上位互換みたいなやーつですね(笑)。
※煽りおよび呼び込みマイクは、文字通りお客さんの射幸心を煽り、店に呼び込むものです。大爆発とか大量出玉というインパクトのあるフレーズをつかい、ひたすら関心を煽ります。今はほとんどのホールが、規制に射幸性ならびに五月蠅いなどの理由から、煽りマイクは見かけられなくなりました。パチンコ→ゼロヨン。スロット四号機→五号機。射幸性の問題により宣伝規制・・・ちょうどぱち屋変化の時期まっただ中だったんでしょうね。
アナウンス開始前に、ユーロビートなどの威勢のいい曲が流れ始めます。
「さあ、いらっしゃいませ。いらっしゃいませ。ありがとうございます。いらっしゃいませ。×2。本日はパーラーアクセス×2ご指名ご来店×2いただき、まことにありがとうございます。本日も全機種全台大開放大出血サービスでございます。本日も超、甘目×2、釘師、機械設定師によりまして1番台2番台、3番台最終スロットコーナー、777番台×2に至りますまで、全機種全台オール開放大開放の大出血大サービスでございます。どちらのお客様も中へ中へお入りいただき、ジャンジャンバリバリ×3とお出しくださいませ、お取りくださいませ。なお、お客様のお時間が許されます限り、本日のご遊戯、ごゆっくり×2お楽しみくださいませ」
早口でやや鼻にかけ、流れるように一気呵成にマイク片手に喋る。
「おお」
思わず嘆息・・・のち。
ええ?これ言うのという拒否感、半面やってみてーという気持ちが交錯しました。
言われるがままにノートにメモメモ(笑)。
それから一か月後ぐらいですかね、
「やってみる?」
と主任から渡されたマイクを持つと、
「え~出来るかな・・・」
・・・・・・。
・・・・・・。
スイッチが入ります。
「!さあ~いらっしゃいませ・・・!」
思いのほか、すんなりマイクアナウンスをする私がいました(笑)。
いらっしゃいませ、いらっしゃいませ!




