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ぱち屋バイトよもやま話  作者: 山本遊佑
10/77

エヴァン

 了解。


私がバイトを始めて、しばらく経った頃、パチンコに新しい風が吹きました。

それはゼロヨン基準(だったかな?)と呼ばれるもので、大当たり確率と確変継続率が上昇した新しいパチンコ機の導入でありました。

大当たり確率約500分の1で確変継続率が70~80%のやーつ・・・パチンコ革命とか言われてましたが、なかなか当たんないのこやつたち・・・でも当たりだすとすんごいの。

最初が「F・大ヤマト2」で「新世紀エヴァンゲリオン」だったかな。

導入直後の客つき、お客さん野の反応は非常に良かったと記憶しています。

だけど、当たり確率がハンパね~爆発はするわで、釘が・・・次第にうちみたいなお店は閑散と・・・。

はっ、いけない。そういう話じゃありません。


エヴァは突然確変(暴走モード)という新機能をひっさげて、パチンカーたちの心を鷲掴みにしました。

でも、よく言っていたなあ、「パカパカ当たりはいいから、出玉をくれよ」「なんで、出玉でてないのに、大当たり回数があがるんだよ」なんて・・・。

まあ、でも概ね好評で稼働も良かったです。

私は、これから入ってエヴァのテレビ版や劇場版を観ました。

結構、そういう方たちも多いんじゃないでしょうか。


で、本題(笑)。

副主任がエヴァンと呼んでいたんですよね。

当時は知る人ぞ知るアニメでした。

私は庵野作品ナディアまで観ていたんですが・・・エヴァは観てなかったです。

で、呼び方ですね。

お店では「エヴァンゲリオン」「エヴァ」「エヴァン」と、インカムでのやりとりは3(だったかな)で呼び合っていました。

若い衆は当然「エヴァ」で、様子見が「エヴァンゲリオン」そして、おっさんたちは「エヴァン」・・・私も最初がエヴァン続いてエヴァンゲリオンそしてエヴァへと進化していきました。

ギリ心はおっさんじゃなかったので・・・えへっ(笑)。

副主任・・・頑なにエヴァンって言っていたなあ。

そんなお話でした。



 エヴァン。

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