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論語を読む  作者: 三河
公治長
99/196

道不行

・原文

子曰

道不行、乘桴浮于海。

從我者其由與。

子路聞之喜。

子曰

由也好勇過我。

無所取材。


・書き下し文

子曰(しいわ)

(みち)(おこな)われず、(いかだ)()りて(うみ)に浮うかばん。

(われ)(したが)(もの)()(ゆう)なるか。

子路(しろ)(これ)()きて(よろこ)ぶ。

子曰(しいわ)

(ゆう)(ゆう)(この)むこと(われ)()ぎたり。

(ざい)()(ところ)()し。


・解釈

先生は言われた。

『正道が行われないのならば、小筏で海に繰り出そうか』

『随行者は由かな』

子路はこれを聞いて大いに喜んだ。

先生は言われた。

『由はやる気はあるんだが、どうにも空回るな』


・私言

孔子さん、弱気になってるね。

理想が高くとも、思い通りにはなかなかならんものである。


(ゆう)(ゆう)(この)むこと(われ)()ぎたり。』

→由の勇ましさ好きは、自分以上だ

やる気はいっぱいあるわけだ。


しかし

(ざい)()(ところ)()し。』

→材を取る所が無い

材とは何か?

何かを成すための根本的(材料)なものかなと思う。


つまり

(孔子)『仁徳による治世を広めたいのに、思い通りに行かん!』

(孔子)『もう国を見限って、遠く旅に出ようかな・・・』

(孔子)『誰連れて行こうかな?ここは由かな』

(由)『先生が「旅のお供にはお前だな」だってさ!やった~』

(孔子)『先行きの見えん旅を喜ぶのは大したもんだが、仁徳の道が行われないのを問題にしたいんだけどな・・・由はなんかズレてるな』

こんな感じかと思う。


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