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古者言之不出
・原文
子曰
古者、言之不出、恥躬之不逮也。
・書き下し文
子曰く、古者、言の出ださざるは、躬の逮ばざるを恥ずればなり。
・解釈
昔の人が軽々しくものを言わなかったのは、出来もしないことを言葉に出すのを恥じたからだ。
・私言
出来もしないことを出来ると宣う愚か者はいつの時代も居たのだろうが、昔の人だから言わないってことは無いと思うんだよね。
それはそれとして、今も昔も変わらず自らの言に責任を持つべきではある。
特に今の世はネットを介し匿名で気軽に発言出来てしまうのだから特にだろう。




