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父母之年不可不知也
・原文
子曰
父母之年、不可不知也。
一則以喜、一則以懼。
・書き下し文
子曰く、父母の年は、知らざる可からざるなり。
一つは則ち以て喜び、一つは則ち以て懼る。
・解釈
両親の年齢は知っておかなければならない。
一つは長寿を喜び、もう一つは老い先の短さを心に留め、一層の孝養に勤めよ。
・私言
これはね・・・若いうちは分からんのよ、両親ともまだまだ元気だからね。
でもだんだんと『父も母も老いたなぁ』と感じ入るようになる。
後ろ姿、歩き姿をふと見た時に感じるね。
『孝行をしたい時分に親は無し』という諺もある。
何をしても悔いは残るが、一日一日を大事に過ごそうと思うね。




