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論語を読む  作者: 三河
里仁
81/196

不患無位

・原文

子曰

不患無位、患所以立。

不患莫己知、求爲可知也。


・書き下し文

子曰(しいわ)

(くらい)()きを(うれ)えず、()所以(ゆえん)(うれ)う。

(おのれ)()()きを(うれ)えず、()らる(べき)()すを(もと)むるなり。


・解釈

地位が低いことを思い悩まず、自分がなぜ今の地位にいるのかをよくよく考えよ。

自分が世間では無名な事を思い悩まず、人に認められ世に名が知られるよう努力せよ。


・私言

出世を望んだり、知名度を上げたい人は今も昔もあまり変わらないのかな?

勇み足せず、少し考えてみよというわけかな

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