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論語を読む  作者: 三河
学而
8/196

賢賢易色

・原文

子夏曰

賢賢易色

事父母能竭其力

事君能致其身

與朋友交、言而有信

雖曰未學、吾必謂之學矣。


・書き下し文

子夏(しか)(いわ)

賢を賢として色に()

父母に(つか)えては()()の力を(つく)

(くん)(つか)えて()()の身を(いた)

朋友(ほうゆう)(まじわ)り、言いて(しん有らば

(いま)(まな)ばずと()うと(いえど)も、(われ)(かなら)(これ)(まな)びたりと()わん。


・解釈

余人が美人を求めるかのように知恵を求め

両親のために力の限りを尽くし

主君には我が身を投げ出さんばかりに仕え

友人との交際に一切の偽りなく、誠実であるならば

誰が『無学の人』と言ったとしても、私は『学がある』と断言しよう。


・私言

学問を修めることだけが、学の有無を決めるのでは無い

ということだろう

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