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論語を読む  作者: 三河
里仁
76/196

士志於道

・原文

子曰

士志於道、而恥惡衣惡食者、未足與議也。


・書き下し文

子曰(しいわ)く、

()(みち)(こころざ)して、(あく)()(あく)(しょく)()ずる(もの)は、(いま)(とも)(はか)るに()らざるなり。


・解釈

まがりなりにも真理を求めんと志す者が、食事や衣服が貧相だと恥じるようでは、まだまだ真理について論を交わせんな。


・私言

なんと言っても『真理を知ることが出来たら、死んでも良い』くらいの気構えを求められるのだから、大事なのは道・真理を求めることであって、その他は雑事なのだろう。

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