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論語を読む  作者: 三河
里仁
69/196

不仁者不可以久處約

・原文

子曰、不仁者不可以久處約。

不可以長處樂。

仁者安仁、知者利仁。


・書き下し文

子曰(しいわ)

不仁者(ふじんしゃ)(もっ)(ひさ)しく(やく)()()からず。

(もっ)(なが)(らく)()()からず。

仁者(じんしゃ)(じん)(やす)んじ、知者(ちしゃ)(じん)()す。


・解釈

俗物な人は、貧乏生活に耐えられず善からぬ方向に進む。

また、裕福な生活をしていても驕慢奢侈に過ぎて長続きしない。

仁徳有る人はどのような状況でも仁の境地に心安らぎ、智恵有る人は仁の価値を認め仁たらんとする。


・私言

貧して鈍せず、富して奢らず

そうありたいものである。

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