表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
論語を読む  作者: 三河
八佾
65/196

儀封人請見

・原文

儀封人請見。

曰、君子之至於斯也、吾未嘗不得見也。

從者見之。

出曰、二三子、何患於喪乎。

天下之無道也久矣。

天將以夫子爲木鐸。


・書き下し文

()封人(ほうじん)(まみ)えんことを()う。

(いわ)く、君子(くんし)(ここ)(いた)るや、(われ)(いま)(かつ)(まみ)ゆることを()ずんばあらざるなり。

従者(じゅうしゃ)(これ)(まみ)えしむ。

(いで)(いわ)く、二三子(にさんし)(なん)(うしな)うことを(うれ)えんや。

天下(てんか)(みち)()きや(ひさ)し。

(てん)(まさ)夫子(ふうし)(もっ)木鐸(ぼくたく)()さんとす。


・解釈

国境にある儀の町の関所守が孔子への目通りを願い出た。

言うところによれば

『私はこの国境を通りかかった名士に必ずお目にかかっております。』

そこで従者は孔子の元に案内をした。

目通りの後、出てきて言うところによれば

『諸君、先生が野に下ることを嘆く事はない。』

『すでに天下は乱れてずいぶんとたちます。』

『そこで天は先生を一国に留めおかず天下にその教えを広める、すなわち天下の木鐸と為さんとしておられるのです。』


・私言

この儀の町の関所守がどんな人か気になる。

従者に対する言葉からそれなりの年齢なのだろうが、なかなかの世渡り上手に思える。


・用語

二三子:年長者が複数の年少者に対し呼びかけで使う言葉、つまりは『諸君』

木鐸:集合の合図に使う鐘

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ