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射不主皮
・原文
子曰
射不主皮。
爲力不同科。
古之道也。
・書き下し文
子曰く
射は皮を主とせず。
力を為に科を同じくせず。
古の道なり。
・解釈
礼射は的に矢を突き立てるが重要なのではない。
人の力量は同じでは無いからだ。
これが古式ゆかしい射の作法である。
・私言
ここで言う射は礼射を言うらしい。
儀式において、決まった作法に基づき矢を射るのが礼射・・・らしい
立ち振る舞いの美しさが大事なのかな?
一方、的を射抜くのを第一とするのが武射・・・というらしい
でも折角射るなら的に突き刺さった方がカッコイイよね。
それに当たらなかったら、なんか不吉な感じがするよ。
吉兆占いを伴うなら特にね。




