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非其鬼而祭之
・原文
子曰
非其鬼而祭之、諂也。
見義不爲、無勇也。
・書き下し文
子曰く
其の鬼に非ずして之を祭るは、諂うなり。
義を見て為さざるは、勇無きなり。
・解釈
自分の祖霊以外を祀るのは、人に媚びているのと同じことである。
正義を目前にしてそれを行わないのは、勇気が無いのだ。
・私言
著名な『義を見てせざるは勇無きなり』の一節である。
しかしながら、前後の繋がりがよくわからんな。
祖霊を祀るのは道理であり、人として当然為すべきことであるという認識なのだろうか?
そうするとこの一節は
『お前は祖霊を祀らず、何祀っておるんだ』と祀り事を改めさせるのは当たり前で、それをやらないのは勇気が無い
という、今の価値観だとなかなかとんでもない振る舞いになるわけなんだが、それでいいのか?




