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論語を読む  作者: 三河
為政
36/196

哀公問曰

・原文

哀公問曰

何爲則民服。

孔子對曰、舉直錯諸枉、則民服。

舉枉錯諸直、則民不服。


・書き下し文

哀公あいこううていわ

なにさばすなわたみふくせん。

こうこたえていわ

なおきをあげこれまがれるに)けば、(すなわ)(たみ)(ふく)せん。

(まが)れるを(あげ)(これ)(なお)きに()けば、(すなわ)(たみ)(ふく)せず。


・解釈

哀公が尋ねられた。

『何をすれば、民は言う事を聞いてくれるだろうか?』

孔子は答えられた。

『真っ直ぐな人を起用し、曲がった人の上に据えれば、民は言う事を聞くでしょう』

『曲がった人を起用し、真っ直ぐな人の上に据えれば、民は言う事を聞かなくなります』


・私言

上が真っ当でないと下が曲がるという事は、君主は一番真っ当でないといけないということで、哀公に対しても釘を刺しているわけだね

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