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論語を読む  作者: 三河
為政
35/196

子張學干祿

・原文

子張學干祿。

子曰

多聞闕疑、愼言其餘、則寡尤。

多見闕殆、愼行其餘、則寡悔。

言寡尤、行寡悔、祿在其中矣。


・書き下し文

子張しちょうろくもとむることをまなぶ。

子曰しいわ

おおききうたがわしきをき、つつしみてあまりをえば、すなわとがすくなし。

おおあやうきをき、つつしみてあまりをおこなえば、すなわすくなし。

げんとがすくなく、おこないにくいすくなければ、ろくうちり。


・解釈

張さんは役人になって出世する方法を学んでいた。

先生は言われた。

多くの事を耳にして、その中から怪しげな物は除き、残りの確かな事を控え目に口にすれば、不興を買わない。

多くの事を目にして、その中から危なげな物は除き、残りの確かな事を控え目に行動に起こせば、後悔することは少ない。

失言で不興を買わず、行いに後悔が少なければ、焦らずとも役人になれるし出世もするだろう。


・私言

いい加減な事を口にせず、悔いが少なければ、いい仕事が出来るだろうさ

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