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論語を読む  作者: 三河
為政
34/196

誨汝知之乎

・原文

子曰

由、誨汝知之乎。

知之爲知之、不知爲不知。

是知也。


・書き下し文

子曰しいわ

ゆうなんじこれるをおしえんか。

これるをこれるとし、らざるをらずとす。

これるなり。


・解釈

由よ、『知る』とは如何なることかを教えよう。

知っていることは『知っている。』、知らないことは『知らない。』

そう言えることこそが『知る』ということなのである。


・私言

【聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥】という言葉があるが、それと同じようなものだろう。

己の無知を恥と思わず、素直に人に聞けることが『知る』といったところか。

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