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誨汝知之乎
・原文
子曰
由、誨汝知之乎。
知之爲知之、不知爲不知。
是知也。
・書き下し文
子曰く
由、汝に之を知るを誨えんか。
之を知るを之を知ると為し、知らざるを知らずと為す。
是知るなり。
・解釈
由よ、『知る』とは如何なることかを教えよう。
知っていることは『知っている。』、知らないことは『知らない。』
そう言えることこそが『知る』ということなのである。
・私言
【聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥】という言葉があるが、それと同じようなものだろう。
己の無知を恥と思わず、素直に人に聞けることが『知る』といったところか。




